アメリカの自由さを想起させる,上半身裸でクルマを乗り回すTrey Songz,勿論MVの中で。

本年8月にリリースされたトレイ・ソングス(Trey Songz)の新曲「Circles」のミュージックビデオを観て,思うわけです。アメリカの夏には良く上半身裸でオープンカーを乗り回していた連中がいたなぁ,と。

これは晴れた真夏の日なんかに,アメリカの郊外ではよく上半身裸でクルマを乗り回しているヤツがいたのを憶えております。そんなことしていいんだ,と,こちらまで自由さが伝わってきて,すがすがしい解放感を感じたことがあったというのを,このミュージックビデオを観て,思い出しました。

それが1点。

しかしながら他方,同ミュージックビデオの後半で,白人警察に黒人が運転している車が停車の指示を受ける,という一瞬恐怖を感じさせる場面もあります。最近はスマホで写真をすぐに撮れるので,それを撮られた警官もいい気はしないでしょう。スマホで写真を撮ることによって,余計に警官の気分を逆撫ですることもあると思います。

当時私がアメリカで感じた解放感とは真逆の生きづらさ。

解放感と生きづらさという正反対の要素が混在しているヴィジュアルであります。

Trey Songz – “Circles”

(文責:Jun Nishihara)

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