リック・ロスが米NPR局「Tiny Desk (Home) Concert」で感動のライヴを披露してくれた。

当サイトでも何度か書きましたが,リック・ロス(Rick Ross)ほどハードコアなラップをやっているヤツに限って,真逆のバラードをやらせると,これが感動的な音楽を作ってくれる,という方程式のようなものがあります。

タイムライン@10:50でハードコアなラップをやっている反面,@14:38から始まる楽曲「Tears Of Joy」をラップしながら,リック・ロスがグラサンの奥で涙を流しなが,こう言います。「おまえに涙は見せねえけどな!おまえに涙は見せねえけどな!」”You just can’t see it! You just can’t see it!”

後半でリック・ロスが自分の先祖はピーカンナッツを摘む奴隷として生きた話をするライン,父親の親族はフロリダ生まれで,母方はミシシッピ,もうどちらもアメリカの深南部(deep South)ですけれど,ここら辺を感情的に話す(というか吐露する)ロスの肉声を聴くと,こちらも感情的にならざるをえなくなってきます。これはもはやラップというより,ブルース,否,バラードですよ。ロスのゴツい声に合わせて高音テノールのヴォーカルが,泣き声のように響きます。

(文責:Jun Nishihara)

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