1.「ファミリー・アフェア(Family Affair)」はヒップホップ・プロデューサーの神と呼ばれるドクター・ドレー(Dr. Dre)制作の楽曲。2001年にリリースされ、収録されたアルバム『No More Drama」は全米ビルボード第2位、Hip-Hop/R&B枠では第1位を記録。全米で200万枚のセールス、日本国内だけでも10万枚セールスという記録を打ち出しました。
2.「リアル・ラヴ(Real Love)」は1992年8月25日にリリースされたメアリー・J.ブライジの代表作の一つ。90年代をまさに生き続けたシングル曲です。日本では中山美穂&WANDSが「世界中の誰よりもきっと」というシングル曲をリリースした年です。その同じ年に、米国側では、メアリー・J.ブライジは「Real Love」をリリースし、この「Real Love」は全米ビルボードシングル曲ランキングで第7位、US Hot R&B Singles部門で第1位を飾りました。
4.「ビー・ウィズアウト・ユー(Be Without You)」ぐっと現在に近づいて2005年。YouTube上で再生回数2億回を超す楽曲です。
5.「エヴリシング(Everything)」1997年リリースのシングル曲です。
最後にメアリーに対するリアーナからの祝辞を送ります。
おまけとして、全米BET局での、Mary J. Bligeのパフォーマンスです。Diddy(パフ・ダディ)がイントロを務めます。
ヒップホップの歴史にとって極めて重要な存在であるMary J. Bligeをここで紹介しておく使命を感じたため、ここに書かせていただきました。これがどれだけ後世に伝えられるかはわかりませんが、ここに掲載している楽曲はヒップホップ史上非常に重要な遺産であると感じておりますので、ここに残しておきたいと感じました。メアリーが涙で歌に詰まっても、観客全員が合唱できるアーティストってそうそういないですね。
デビュー当時にはハードコアのラップをやっていましたが,ここへ来てここまでジャジーな音楽を作るようになるとは,誰が想像したでしょうか。しかしコーデーにとって,以前から全く変わっていないのは,ラップスタイル。むしろ上達しているというか,時間が経てば経つほど味が良くなるワインのように,深みを増しているように感じます。今般(2022年1月14日)リリースしたアルバム『From A Bird’s Eye View』をひっさげて,Tiny Deskにやって参りました。
後半,「Sinister」のように伝統的なフローをかまして,その次に地元ゲットーにおけるギャング抗争で亡くなった仲間に捧げる生まれ故郷のフッド「Momma’s Hood」,そしてデスチャの「Say my name」ラインを起用する楽曲「Chronicles」,ちょっとここらへんで哀愁が感じられる程まで成長を感じられます。涙をそそります。
個人的に高校生の頃初めて聴いて度肝を抜かれたDMXというラッパーがいました。初めて聴いたアルバムは『…And Then There Was X』でした。まず囁き声で「Ruff Rydersss」と聞こえ始め,その後,本物の猛犬が鳴いているのか,DMXの鳴き声なのか判別し難いほど,あらゆる犬の鳴き声が聞こえてくるという冒頭で開始するアルバムです。そして,吃(ども)り声のお経がはじまったのかと思わせるようなDMXのラップ及びフロー。こんなアルバムは聴いたことがないと,当時Limp Bizkitにのめり込んでいた私は思ったわけです。その頃から,地元の高校の近くにあったTower Recordsに通っては,お金があんまり無かったので,CDの視聴コーナーでDMXとジェイ・Zがどちらが強いか(当時,私はどっちが“強いか
”という打撃力でラッパーたちを比較していました)と聴き分けながら,遊んでいました。その頃から,ラップを「聴き分ける」というスキルを身につけたんだと思います。当時から英語は得意・好きでしたから,英語のラップもなんとなく解りました。当時はインターネットなんて無い時代でしたから,リリックは歌詞カード(をWAYというレンタル屋さんで借りては家に唯一あったFAX機で大量にコピーして,歌い込んで覚え込んでいました)が頼りでした。