エミネム (Eminem) をfeat.したコーデーのアルバム収録楽曲「Parables (Remix)」

今週はコーデー(Cordae)のオンパレード(on parade)やで。
新盤アルバム『From A Bird’s Eye View』より,エミネムをfeat.した収録楽曲「Parables (Remix)」やで。

(文責:Jun Nishihara)

ついにコーデー (Cordae)が米NPR局Tiny Desk (Home) Concertへ登場!!

デビュー当時にはハードコアのラップをやっていましたが,ここへ来てここまでジャジーな音楽を作るようになるとは,誰が想像したでしょうか。しかしコーデーにとって,以前から全く変わっていないのは,ラップスタイル。むしろ上達しているというか,時間が経てば経つほど味が良くなるワインのように,深みを増しているように感じます。今般(2022年1月14日)リリースしたアルバム『From A Bird’s Eye View』をひっさげて,Tiny Deskにやって参りました。

後半,「Sinister」のように伝統的なフローをかまして,その次に地元ゲットーにおけるギャング抗争で亡くなった仲間に捧げる生まれ故郷のフッド「Momma’s Hood」,そしてデスチャの「Say my name」ラインを起用する楽曲「Chronicles」,ちょっとここらへんで哀愁が感じられる程まで成長を感じられます。涙をそそります。

完成度は非常に高いです。

(文責:Jun Nishihara)

メアリー・J.ブライジの新曲「Amazing」

90年代から今なお引き続き「Queen of Hip-Hop & R&B」として進化し続けるメアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)。DJキャレド(DJ Khaled)を迎えて新曲「Amazing」を発表。以下に掲載いたします。


(左から、ファッションデザイナーのミサ・ヒルトン(Misa Hylton)、Mary J. Blige、メアリーの姉のラトーニャ・ブライジ・ダコスタ(Latonya Blige-DaCosta)、People’s VOICE!で我らがアンジー・マルティネス(Angie Martinez)、そしてウチのサイトでも常連のトリーナ(Trina)。)

(文責:Jun Nishihara)

ファレル(Pharrell)からのメッセージ「クリエイティビティをどうやって生かすか・形にするか・アウトプットするか」

標題のとおりですが、これはつまり、ジェイZ(Jay-Z)と同じことを言っているんですよね。ジェイZは「只管(ひたすら)ラップせよ。意味は後回しでよい」と言いました。ファレルの場合は、ラッパーというよりもプロデューサー/ミュージシャンですので、音楽制作業務について、こう言います。

(文責:Jun Nishihara)

第1位:カニエ・ウェスト (YE) のアトランタ及びシカゴでの計3回のリスニング・パーティー,日曜日のサンデー・サービス,ドレイクとのLIVEコンサート,Revolt TV番組「Drink Champs」への出演,Rolling Loud 2021でのフューチャーとの共演,そして,アルバム『DONDA』のリリース(2021年最高のHIP-HOPモーメントBEST 10)

表題のとおりです。
ひとつずつ,挙げていきます。

カニエ・ウェスト(Kanye West)のリスニング・コンサート第1回目 @ アトランタ(7月22日)

カニエ・ウェストのリスニング・コンサート第2回目 @ アトランタ(8月9日)

カニエ・ウェストのリスニング・パーティー第3回目 @ シカゴ(8月26日)

カニエ・ウェスト率いるサンデー・サービス(Sunday Service)(下記の映像は12月26日のもの)

カニエ・ウェスト(Kanye West)及びドレイク(Drake)との共演LIVEコンサート(12月9日)

カニエ・ウェストのREVOLT TV番組「Drink Champs」への出演(第1回目:11月5日)

カニエ・ウェストのREVOLT TV番組「Drink Champs」への出演(第2回目:11月11日)

Rolling Loud 2021でのフューチャー(Future)のステージにカニエ・ウェスト(Kanye West)登場(12月12日)

そしてアルバム『DONDA』リリース(8月29日)

2021年の第1位は,ようやくカニエ・ウェスト(Kanye West)に決まりです。このサイトを始めて,毎年,年末年始にランキングをやってきましたが,2018年:ミーク・ミル(Meek Mill),2019年:メーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion),2020年:2年連続でメーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)でしたが,ようやくカニエが第1位を飾る年がやってきました。

なお,ドレイク(Drake)については,ランキングを開始してから毎年トップ10入りを果たしていましたが,今年ニューアルバム『Certified Lover Boy』をリリースしたにもかかわらず,初めてランクインから外れてしまいました。

2021年も当サイトに来てくださり,ありがとうございました。
本年2022年もどうぞよろしくお願いいたします。

(文責:Jun Nishihara)

第2位:久しぶりに本場NYのHIP-HOPを聴かせてくれた“The LOX vs. Dipset”のVerzuz対決(2021年最高のHIP-HOPモーメントBEST 10)

2021年最高のHIP-HOPモーメントとして,BEST10を第10位からカウントダウンして参りましたが,いよいよ第2位の発表となりました。

2021年最高のHIP-HOPモーメントはマチガイ無く,“The LOX vs. DipSet”のVerzuz対決でした。

いずれも甲乙をつけ難い対決なのですが,NYラップを好むあなた(かどうかは私は知りませんが)NYラップを好きな人であれば,The LOX(=Jadakiss, Styles P, Sheek Louch)もDipset(=Cam’ron, Juelz Santana, Jim Jones, Freekey Zekey)もいずれも聴き込んだことでしょう。

その2つのグループ対決なのですから,おもしろくならないわけがない。

その対決の模様は以下に掲載いたしますが,まずは,full setlistを以下のとおり記載します。

The Diplomats, “I’m Ready”
The LOX, “F-ck You”
The Diplomats, “Crunk Muzik”
N.O.R.E. feat. The LOX, “Banned From TV”
Cam’ron feat. Lil Wayne, “Suck It Or Not”
DMX feat. The LOX, “N-ggaz Done Started Something”
Juelz Santana feat. Cam’ron, “Dipset (Santana’s Town)”
Sheek Louch feat. Jadakiss, J-Hood, & Styles P, “Mighty D-Block (2 Guns Up)”
Cam’ron, “Get Em Girls”
Cam’ron feat. Daz Dillinger, “Live My Life”
Jadakiss, “Who Shot Ya (Freestyle)”
Cam’ron, “357”
Cam’ron feat. Memphis Bleek & Beanie Sigel, “The ROC”
JAY-Z feat. The LOX, Beanie Sigel, & Sauce Money, “Reservoir Dogs”
Jadakiss, “Blood Pressure”
Ma$e feat. The LOX, Black Rob, & DMX, “24 Hours to Live”
Jim Jones, “G’s Up”
Jim Jones, “Harlem”
Jim Jones, “Byrd Gang Money”
Purple City, “Purple City Byrd Gang”
The LOX, “Chest 2 Chest”
The Diplomats, “Bout It Bout It… Pt. 3”
The LOX, “Dope Money”
Cam’ron feat. JAY-Z & Juelz Santana, “Welcome to New York City”
Akon feat. Styles P, “Locked Up (Remix)”
Jim Jones feat. Cam’ron, Bezel, & The Game, “Certified Gangstas”
Jim Jones, “We Fly High”
Diddy feat. The LOX, “It’s All About the Benjamins”
The Diplomats, “Dipset Anthem”
The LOX, “Wild Out”
Cam’ron, “Killa Cam”
Sheek Louch, “Kiss Your Ass Goodbye (Remix)”
The Diplomats, “Salute”
Jim Jones feat. Juelz Santana & Waka Flocka Flame, “848”
Styles P, “Felony N-ggaz”
Cam’ron feat. Juelz Santana, “Oh Boy”
Cam’ron feat. Freeky Zekey, Toya, & Juelz Santana, “Hey Ma”
Ruff Ryders feat. The LOX, “Ryde or Die”
Mariah Carey feat. The LOX & Ma$e, “Honey (Bad Boy Remix)”
Jennifer Lopez feat. The LOX, “Jenny From the Block (Remix)”
Sheek Louch, “Good Love”
Jadakiss, “Knock Yourself Out”
Jim Jones, “Summer Wit’ Mami”
Styles P, “Good Times”
The Diplomats, “S.A.N.T.A.N.A.”
Juelz Santana feat. Cam’ron, “Murda Murda”
Jadakiss, “All For the Love”
DJ Clue feat. Styles P, Jadakiss, Eve, DMX, & Drag-On, “Ruff Ryders Anthem (Remix)”
DMX feat. Sheek Louch, “Get At Me Dog”
The Notorious B.I.G. feat. The LOX, “Last Day”
Cam’ron feat. Kanye West & Syleena Johnson, “Down & Out”
The LOX feat DMX & Lil’ Kim, “Money, Power, Respect”
Jadakiss, “By Your Side”
N.O.R.E. feat. Styles P, “Come Thru”
Jadakiss, “Put Ya Hands Up”
DMX feat. The LOX & JAY-Z, “Blackout”
Jadakiss feat. Styles P, “We Gonna Make It”
The Diplomats, “I Really Mean It”

このタイトルの並びを見るだけでも「なんとも贅沢な」と思われてしまうかもしれませんが,これが実際,あったのです。

その一部始終はこちらです。
NYラップが好きなあなたや私にとって,この動画は2022年を1年間生き続けるための生きる糧となります。

The LOXが登場する冒頭でDMXの犬の呻き声を響かせたのは,少しじーんときました。

(文責:Jun Nishihara)

第3位:L.A.のHIP-HOPラジオ局“L.A. Leakers”でのJ. Coleのフリースタイル(2021年最高のHIP-HOPモーメントBEST 10)

このJ. Coleのフリースタイル,全てにおいて,完璧であり,2021年最も素晴らしいフリースタイルとして私は認定いたします。途中からフローを変化(へんか)させるという変化(へんげ)についても注目。

(文責:Jun Nishihara)

第4位:2021年,あの世にいっちまったDMXへ捧げる俺からの個人的な哀悼。

個人的に高校生の頃初めて聴いて度肝を抜かれたDMXというラッパーがいました。初めて聴いたアルバムは『…And Then There Was X』でした。まず囁き声で「Ruff Rydersss」と聞こえ始め,その後,本物の猛犬が鳴いているのか,DMXの鳴き声なのか判別し難いほど,あらゆる犬の鳴き声が聞こえてくるという冒頭で開始するアルバムです。そして,吃(ども)り声のお経がはじまったのかと思わせるようなDMXのラップ及びフロー。こんなアルバムは聴いたことがないと,当時Limp Bizkitにのめり込んでいた私は思ったわけです。その頃から,地元の高校の近くにあったTower Recordsに通っては,お金があんまり無かったので,CDの視聴コーナーでDMXとジェイ・Zがどちらが強いか(当時,私はどっちが“強いか
”という打撃力でラッパーたちを比較していました)と聴き分けながら,遊んでいました。その頃から,ラップを「聴き分ける」というスキルを身につけたんだと思います。当時から英語は得意・好きでしたから,英語のラップもなんとなく解りました。当時はインターネットなんて無い時代でしたから,リリックは歌詞カード(をWAYというレンタル屋さんで借りては家に唯一あったFAX機で大量にコピーして,歌い込んで覚え込んでいました)が頼りでした。

ラッパーを打撃力で聴き分けるというのは,当時,DEF JAMレコーズの日本支部が独自に出していたラップ・カード(当時は1998年頃ですよ!)で「HPとMP(これは攻撃力と魔力に分けたドラクエの影響ですね)」に分けて,パワーを表示していたものに起因します。それに影響を受けて,いろんなラッパーを私なりに「HPとMP」に分けて聴いていた,というわけです。

ですから,DMX愛が始まったのは,かれこれ,もう23年前のことです。

その後,私はオハイオ州の高校に高校4年生(いわゆるアメリカでいうsenior class)として留学し,白人のクラスメートの家に行って,DMXやジェイ・Zやスヌープ・ドッグの音楽を聴いたのです。別のクラスメートに,ベトナム系のアメリカ人がいて(親はベトナムからの移民で,そのクラスメートはアメリカ生まれアメリカ育ちのベトナム人ですね),そいつの部屋にはシャワーもあり(自分の部屋にシャワーがあるアメリカ人の高校生の家にあこがれた!),ベッドルームにはロッカフェラ(Roc-a-fella)レコーズのロゴやアーティストのポスターだらけだったことに感動し,その瞬間私はDMXは負けた,これからはジェイ・Zの時代だ,と悟ったのです。

その時から,攻撃力(HP)だけではダメだ,魔力(MP)が必要だ,と思うようになったのです。攻撃力だけでは確実にDMXが優っていましたが,それ以上に,ジェイ・Zには魔力がありました。マジック・パワー(MP)ですね。ジェイ・Zの攻撃力以外のパワー(ヒップホップ界への影響力だとか,フローのかっこよさだとか,金儲けの巧さだとか,そういった魔力的なもの)がすげぇ,と素直に思ったのです。

そういう高校時代を過ごしたものですから,Ruff RydersやRoc-a-fellaまわりを中心にして,私のヒップホップ愛は増幅していったのでした。

そんな私も,オトナになり,仕事を始めるようになってからも,DMXはストレス発散をしてくれる音楽として,当時ほどでもないにせよ,時々聴いていました。正直なこというと,ジェイ・Zばかり聴くようになり,大学を卒業した後,まだMySpaceやミクシーが流行っていた頃(ブログという言葉が生まれた初期の頃=2005年頃ですね),ジェイ・Z愛についてはその時代に語り尽くしましたが,それくらいジェイ・Zに傾倒していたのでした。

オトナになってから,16年経った今,時代もだいぶ変わり,CDはもはや買わない時代となった今,ストリーミング・サービス等で,月額を支払って音楽を聴くような時代になり(サブスクなんていう言葉が当たり前に使われるようになった時代になり),DMXを今,ジェイ・ZのTIDALで聴いている(どっちが勝った?やっぱり魔力の勝ちか?)という人生を送っているのです。

そんな私の人生と重なるようにいたDMXがですよ,あの世にいっちまったんです,2021年。そりゃあ,家を飛び出したくなります。でも哀しいかな,私もオトナになってしまったのかな。スピーカーをbluetoothで繋いで,DMXの曲を爆音で流したくらいです。今この瞬間はNYにいますが,DMXの故郷であるヨンカーズ(Yonkers)に行くこともなく,なんて醒めた人間になったんだ私は,と思いましたよ。

あの時代に骨の髄まで感じていたDMX愛はどこにいっちまったんだ?!と。

いま,TIDALでDMXを爆音で流しながら,これを書いています。

ついついなつかしくなっちまって,DMXについて書いてしまいました。

それが,こちらこちらこちらです。

DMXよ,あんたが俺の心の奥底に残してくれた遺産は,最近は表現することがなかったけどよ,心の奥底にそのまんまあったことは確かだ。1998年以来,23年間,消えることなく。23年間消えなかったから,このまんまおそらくずっと消えることはないだろうな。新しいラッパーが生まれてきても,ケンドリック・ラマーや21 Savageなんていうラップがそこそこ上手いヤツらが出てきても,DMX,おまえは俺の心の奥底に生きたままだ。昔も今も。

(文責:Jun Nishihara)

第5位:映画『Judas and the Black Messiah』から,ジェイ・Zのヴァース「What It Feels Like」より(2021年最高のHIP-HOPモーメントBEST 10)

ニプシー・ハッスル(Nipsey Hussle)が生前にレコーディングしていたヴァースを起用して,ジェイ・Z(JAY-Z)が本年リリースされた映画『Judas and the Black Messiah(邦題:ユダ&ブラック・メシア(裏切りの代償))』のインスパイアード・アルバム収録の楽曲に,ヴァースを提供しました。

2021年イチの“featured verse”として,ジェイ・Zのこのヴァースを第5位に認定いたします。

[Verse 2: JAY-Z]
Scorpion bricks, way before Aubrey’s double disc
.40 on my lap, clap, sound like 40 did the mix
Filtered bass, sift coke like a Michelin star chef
Chef kiss to my wrist, I go dummy with my left
IRS on my dick try to audit all my checks, too late
You know they hate when you become more than they expect
You let them crackers storm your Capitol, put they feet up on your desk
And yet you talkin’ tough to me, I lost all my little respect
I’m sellin’ weed in the open, bringin’ folks home from the feds
I know that payback’s gon’ be mean, I’m savin’ all my little bread
Pray for me, y’all, one day I’ma have to pay for these thoughts
Real niggas is extinct, it ain’t safe for me, my dawg
They killin’ niggas in they own hoods, that make sense to you at all?
You burnt your bridge to the other side, you know you can’t swim across
Y’all know niggas can’t swim, they fried Mike after he died
Y’all know niggas can’t win, you never land, all jokes aside
I arrived on the day Fred Hampton got mur—, hol’ up
Assassinated, just to clarify further
What y’all gave birth is the chairman mixed with Jeff Fort
Big stepper on that jet with my legs crossed (Uh, uh)
Black stones on my neck, y’all can’t kill Christ (Uh)
Black Messiah is what I feel like (Woo)
Shit ain’t gonna stop ’cause y’all spilled blood
We gon’ turn up even more since y’all kill cuz’

(対訳)
蠍(さそり)の煉瓦,ドレイクのダブルディスクよりも遥か前
腰に.40銃,まるで40制作のミックスの如く
フィルターを通したベース音,コカインを捌く腕はミシュラン・シェフ
手首にシェフのキス,サウスポーの腕が鳴る
稼いだカネを検査しようとする監査院,俺にはついてこれねぇ
想定以上のことを成し遂げると,必ず嫉妬するヤツがいる
白人群衆が国会議事堂を襲撃しても,あんたは机に足を乗っけてのけぞったまま
それでも偉そうな口きいてる,あんたにはリスペクトを失っちまった
公然とハッパを売り捌く,ムショから仲間を連れて帰る
半端ない稼ぎ,いざという時のため貯蓄もある
祈っていてくれ,こういうことを考えてばかりいると,いつかは仇となるだろう
リアルな連中は絶滅しかけてる,安心できねぇ世の中になっちまってる
生まれ育ったフッドで,仲間内で殺し合いをしてる,それ,おかしいだろう
向こう岸へ渡る橋を燃やしてる,泳げもしないのに
わかってるだろ,水泳できないって,あの世にいった後もマイケルは咎められ
「勝てもしないのに」,ネヴァーランドで,笑えもしない
俺が生まれた日は,フレッド・ハンプトンが殺され・・・否!
暗殺された日だ,正確を期したかった
そして生まれたのはジェフ・フォート(ギャングリーダー)の性分を兼ね備える優等生
足を組んで飛び乗るプライベートジェット(Uh, uh)
黒人の血がついた「黒いダイア」を首に飾る,他方,おまえらにイエスは殺せないだろう
俺の気分は「黒いメシア」
これからも終わらねぇんだろ,黒い血が流れる世の中
だからもっと騒いでやるよ,どうせおまえらに殺されんだから,’cuz

註釈:
・蠍(さそり)の煉瓦:ギャングによって,ロゴは異なるが,有名なのは蠍のロゴを煉瓦の形をしたコカインで売り捌いていたころから,コカインの塊を意味する。
・40とはドレイクの親友でもあるカナダ出身のビート・プロデューサー。ミックスを「ヒップホップ」と「コカイン捌き」の二重の意味に掛けている。
・最後の’cuzとはニプシー・ハッスルの“ブルー”の色でもわかるが,crips仲間を呼び合う際の語句であり,ニプシーへの追悼の意味を込めているといえる。

註釈では省いた箇所が他にもありますが,ジェイ・Zが得意とする「ダブル・アンタンドレ(double-entendre=二重の韻を踏んだ二重の意味の掛け)」が散りばめられているヴァースでした。

音源はこちらで視聴可能です。

(文責及び対訳:Jun Nishihara)

第6位:今年もランキングに入りましたコーデー(Cordae)が単体で発表した数曲のクオリティの高さ(2021年最高のHIP-HOPモーメントBEST10)

2021年はコーデー(Cordae)にとって,多作(prolific)な年でした。

彼が2021年にリリースした作品の数々を掲載しておきます。

1. Cordae x Lil Wayne – “Sinister”

2. Cordae x Nas x Freddie Gibbs – “Life Is Like A Dice Game”

3. Cordae – “Super”

4. Cordae – “Taxes”(Netflixシリーズ“We The People”より)

5. Cordae x Common – “What’s Life”

6. Eminem feat. Jack Harlow & Cordae – “Killer (Remix)”

これら全て,シングル曲として,コーデー(Cordae)は2021年内にリリースしたわけです。さらに,加えて,『Just Until…』というEP盤もリリースしました。まさに大坂なおみ(Naomi Osaka)のボーイフレンドとして,アスリートのメンタリティを兼ね備えるアーティストであるといえるでしょう。

(文責:Jun Nishihara)