Nasのフローがこれまで以上にキレッキレです,このアルバムに収録されている楽曲の数々において。(倒置法。)
1994年にデビューして,27年目ですよ,もう。27年間このフローを維持してきたのか!?と思うと,とんでもない寿命の長さでしょう。気が遠くなりそうです。
第8位で置いておくなんてもったいない,というか,とんでもなくディスリスペクトフルなと思ってもよいほど,もっと上位にもってくるべきだったのですが,他もありますので,2021年の Nasのマジックは8位になりました。
取り敢えず楽曲1〜楽曲3までとおしで聴いてみてください。もうこれに決まりでしょう。
それでは,キレッキレのNasのフローをまずは聴いてください。
1曲目「Speechless」です。
2曲目「Meet Joe Black」です。
少し飛んで,6曲目「Wu for the Children」です。これは名曲です。
この“Wu”って,スタテンのWu-Tang Clanのことだと思います?もしくはブルックリン出ポップ・スモーク(Pop Smoke)の“Woo”のことだと思います?このセンテンスは,オール・ダーティ・バスタード(Ol’ Dirty Bastard)が1998年のグラミー賞のステージで自身が所属するWu-Tang Clanのグループについて言った言葉なのです。しかも,別のアーティストが受賞した瞬間にステージに飛びのぼって。
その映像がこれです。
当時から23年経ちましたが,そのラインがNasの曲として甦りました。
(文責:Jun Nishihara)