ブラック・スター(black star)再結成!ヤシーン・ベイとタリブ・クウェリ。

1998年に当時モス・デフ(Mos Def)という名で活動していたブルックリン出身の天才MCが同じくブルックリン出身の同輩であるタリブ・クウェリ(Talib Kweli)とユニットを組み、ブラック・スター(Black Star)という名で1枚の名盤アルバムをリリースしました。

それが・・・

『Mos Def & Talib Kweli are Black Star』というアルバムでした。

あれから24年の年月を経て、ふたりは再結成。もっともモス・デフ(Mos Def)は改名していまやヤシーン・ベイ(Yashiin Bey)という名であまり公には顔を出さずに活動をしています。タリブ・クウェリ(Talib Kweli)はヤシーンとは対照的で、引き続きアルバムをリリースしており、直近では昨年(2021年)4月に『Gotham』(ゴッサムシティ=ニューヨークシティ)を出したばかりでした。

その盟友ふたりが再結成したブラック・スター(black star)として新たにリリースしたのが、こちら。

タイトルは『no fear of time』。
「時間を怖がらない」(時間が経つのを怖がらない)という意味ですが、まさにこのふたりは今やHIP-HOP界で長年生き残ってきた言わば大ベテラン・アーティストです。もう「ラッパー」と呼ぶには年を取りすぎている(ヤシーンは49歳、クウェリは47歳)。「若者」とは言えない。ラップ(Rap)じゃなくて、ヒップホップ(Hip-Hop)と呼ぶのがしっくりくる年代。ラッパーではなく、MCと呼ぶのがしっくりくるふたり。

そのふたりがどのような音楽を作るのか。
ここで聴けます(↓)(注:Luminaryという米ポッドキャストをサブスク必要ありますのでご留意を。)

Luminary Podcasts

ご参考までに、楽曲1「o.G.」を掲載しておきます。

このカッコ良さは、昔からMos Def及びTalib Kweliを聴いてきている人にはすぐわかります。このケイダンス(cadence)と間の取り方、スワガー(swagger)、その他諸々、この辺の奥行き、奥深さは、最近の若手ラッパーが出す作品ではあまり楽しめないので、ベテランのMCならではの楽しみ方のひとつではあると思います。

(文責:Jun Nishihara)