DMXがカニエ・ウェスト率いるSunday Serviceに登場してくれた映像。

2019年4月に開催されたコーチェラ(Coachella)のカニエ・ウェスト率いるSunday Serviceに,DMXが来てくれました。

二木崇先生がライナーノーツに書いていたとおり,DMXの生の声ほど俺らを熱くしてくれるものはない,というのは,当時それを読んだ時,物凄く共感したのを思い出します。

こちらにもDMXは来てくれました。

ありがとう,DMX!

(文責:Jun Nishihara)

DMXの追悼式及び告別式

4月24日(土),ブルックリンのBarclays CenterでDMXの追悼式(memorial service)が近親者のみで行われました。

翌日25日(日),ブルックリンの教会で告別式(funeral service)がこれも近親者のみで行われました。

24日の追悼式では,カニエ・ウェストのSunday Service Choirも聖歌をDMXに捧げ,最後にRuff Ryders及びThe Lox仲間たちがDMXへ別れの言葉を捧げました。

Eve,Drag-On,Jadakiss,Styles P,そしてスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)が順番に追悼の言葉を捧げるのですが,個人的にDrag-Onの言葉が一番心に沁みました。掠れた声で,「コイツがいなけりゃ,今の俺はなかった。ブロンクスのドブで俺みたいな野郎を見っけてくれた。」と言います。作られた文章ではない,Drag-Onの生の声で,本心から湧き上がった言葉というのが聞いていて感じ取れます。

Sunday Service Choir です。

Nasも追悼の言葉を捧げます。

DMXの娘もフリースタイルを捧げます。

最後にカニエ・ウェスト率いるSunday Service Choirの「How Excellence」です。

そして翌日の告別式の一部を以下に掲載いたしますが,これはDMXの元妻(Tashera Simmons)がDMXとの11年間の結婚生活と,それ以上のDMXと歩んだ人生を語ります。これで1冊の本ができるくらい。結婚する前,そして結婚した後もTasheraはDMXと歩みました。

Tasheraがいなければ,DMXは無かったな,というのを直感的に思いました。Tasheraが話すように,彼女とDMXは子供の頃に出会い,39年間,共に過ごしました。離婚後も含め。話を聞いていて,DMXの分身のような存在だな,と分かります。そして最後に,DMXの現・フィアンセにバトンを渡します。そして一言「I love you.」とフィアンセに伝えます。

このTasheraの話は,どんな本よりも,どんなドキュメンタリーよりも,DMX,否,Earl Simmonsが「DMXでない時間」の彼について,最もうまく語っている永久保存版であると私は言いたいです。彼女の29分間の話を聞いて,私は個人的にDMXを高校生の頃から20年間大聴いてきましたが,それ以上にこの29分間で,その20年間を超えるほど,DMXのことが身近に感じられたように思いました。

(文責:Jun Nishihara)

第10位:隔離(Quarantine)期間中でのカニエ・ウェスト率いる“Sunday Service Choir” (2020年Hip-Hop名曲名場面ベスト30)

2020年には新型コロナウイルス感染拡大中にもカニエ・ウェスト率いる“Sunday Service”(サンデー・サービス)セッションは数回行われました。社会的距離(social distancing)を保ちながらのセッション,及び,ロックダウン中にヴァーチャルを介してのセッション等です。

その模様に関しては,こちらをご参照ください。

また,こちらにも掲載いたしました。

コロナ禍「以前」の“Sunday Service”コンサート(もはやセッションどころではない)の模様も掲載しておきます。

(文責:Jun Nishihara)

2020年8月及び9月に実施された,ウィズ・コロナ禍でのカニエ・ウェスト率いる“Sunday Service Choir”。

2020年,新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け,ロックダウン発令中,カニエ・ウェスト率いる“Sunday Service Choir”は,自宅からオンラインで行われました。その映像はこちらに掲載いたしました

さて,そのロックダウン時期を経て,2020年8月及び9月にいよいよ,オンラインではなく直接会っての“Sunday Service”が実施されました。8月にはワイオミング州の山の中(カニエ・ウェスト・ファミリーが購入した山中の牧場(West Ranch))にて行われ,9月にはジョージア州アトランタ市ダウンタウンから南に35km場所に位置するフェイエットビルの湖上で行われました。

① まずは2020年8月16日(日)に実施された“Sunday Service”の模様です。

② 続きまして,2020年9月6日(日)に実施された“Sunday Service”の模様です。

(キュレーティング:Jun Nishihara)

2020年3月に実施された,コロナ禍直前でのカニエ・ウェスト率いる“Sunday Service Choir”。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で,カニエ・ウェストの“Sunday Service”に関するレポートもここしばらく掲載しておりませんでした。(最後に“Sunday Service”のレポートを載せたのは,2020年4月29日でした。)

そして昨年2019年12月16日には,このような記事をアップしました

本年2020年に入り,米国では3月,4月頃から新型コロナウイルス感染症拡大により,全世界であらゆる活動が休止されてきましたが,カニエ・ウェスト率いる聖歌隊“Sunday Service Choir”(サンデー・サービス・クワイヤ)も例に漏れず,活動を休止してきました。

活動を休止する直前,2020年3月1日に行われた“Sunday Service”アクトは,フランスはパリ市のブッフ・デュ・ノール劇場(Théâtre des Bouffes du Nord, Paris, France)で実施されました。

その映像をご紹介いたします。

① Kanye West & Sunday Service Choir – “Lord You’re Holy / Ballin'”

② Kanye West & Sunday Service Choir – “Father Stretch My Hands”

③ フル映像(2020年3月1日の“Sunday Service Choir”)

(キュレーティング:Jun Nishihara)

カニエ・ウェスト率いる,自己隔離中の『Sunday Service Choir 』模様

カニエ・ウェスト率いる,自己隔離中の『Sunday Service Choir』模様は,こちらです。
楽曲名は「Revelation 19:1」(アルバム『Jesus Is Born』より)です。

以下も同じくカニエ・ウェストとともに働く聖歌隊(Sunday Service Choir)の皆さんです。
楽曲名は「Satan, We’re Gonna Tear Your Kingdom Down」(アルバム同上『Jesus Is Bornより)です。

ちなみに,以下は「おうちバージョンのカニエ」です。

以下は,カニエの妻であるキム・カーダシアン(Kim Kardashian)がカリフォルニア州の皆さんに「STAY HOME」の重要性についてメッセージを伝えている動画です。この動画は,カリフォルニア州知事=ギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)が #StayHome のPSA(お手本)としても流しました。「Stay home and save lives.(おうちにいて,命を守りましょう。)」

(キュレーション:Jun Nishihara)

久しぶりに今週のカニエ・ウェスト“Sunday Service”模様をお届けします。おまけにカニエ論を。

カニエ・ウェストが10月25日(私の誕生日)に名作『Jesus Is King』をリリースしてから,しばらく“Sunday Service”の模様をアップしておりませんでした。以下のとおり,今年に入ってから,今年初旬から毎週日曜日にはぶっ続けで,休むことなくカニエ・ウェストはソウルフルなジャムセッション=“Sunday Service”を開催してきました。こんなことはラッパー,否,ヒップホップアーティストでは(ここでは何回も書いてきましたが)前代未聞なのであります。

これまでの“Sunday Service”の模様は,ここら辺(↓)でご覧ください。

カニエ・ウェストの“Sunday Service”まとめ(10月6日&10月12日開催分)

カニエ・ウェスト“Sunday Service”を金曜日に開催 (9月27日分) & アルバム『Jesus Is King』のリスニングパーティー

カニエ・ウェストの“Sunday Service” (前回,前々回,前々々回・・・からのつづき)

そして本日,先週末12月8日(日)に実施されたばかりの“Sunday Service”をお届けいたします。
(於:フロリダ州のVOUS Church)

そしてもうひとつ,11月10日(日)にヒューストン市の刑務所に於いて,囚人相手に開催した“Sunday Service”も以下のとおり掲載しておきます。

今年の冒頭でこのサイトで,カニエ・ウェストの与えるエナジーで2019年を一気に乗り越える,と書きましたが,そのエナジーはやむことなく,ここまで火はともされ続けてきました。もう12月も半分を超えたばかりですが,カニエ・ウェストのエナジーは,ほぼ1年経ったいまも,消える気配がしません・・・と,そんなことを今こうして書いておりますが,思い返せば2003年にカニエ・ウェストのmixtapeをニューヨーク市かクリーブランド市がどちらか忘れましたが買った時にも,同じようなエナジーを感じたことは確かです。2003年のあの頃から現在2019年の終盤を迎えようとしている今も,まだまだ健在です。

ニューヨークの大学に通っていた際,クラスメートが当時,「50セントはもう終わりね,ラッパーってのはだいたい10年が寿命よ」と言い放ちましたが,カニエ・ウェストは10年どころか,プロデューサー時代にジェイZにビートを提供していた時代から考えると20年経た今も,まさにこんな新しいことをやっているっていうのは,イカレているというか,まさにこれを人は「天才的」と呼んでいるのでしょうが,カニエ・ウェストほど「天才」という言葉が似合わないアーティストはいないでしょう。カニエは天才ではなく,芸術家なのです。

何が芸術家なのか,というと,それを象徴しているのは,カニエが2004年にデビューシングルを出したとき,当時,それまでのヒップホップのサグやゲットーやハスラーのイメージの「逆」からスタートした。それはカニエの意図的なものなのであったか否かは別として,それまでのヒップホップのイメージに逆らうように,対抗していった。みずから師(=big brother)と仰ぐジェイZの「真逆」を行った。

そこに彼の「芸術」は端を発するのではないかとずっとモヤモヤと感じてきたのですが,誰かがカニエは天才などということをどこかで書いていたので,それは違うだろう〜と違和感を感じ,初めて文字にしたまでなのです。カニエ論なんていうことばがあるのならば,そこを地点にスタートするのもおもしろいかもしれない,というひとつのアイデアです。

ひとまずは,ここで終わりにしますが,カニエのことを天才だと思ったことは,20年以上カニエの音楽を聴いてきて,感じたことはなかった。(Jay-Z feat. Scarface & Beanie Sigel “This Can’t Be Life”はジェイZの『The Dynasty』アルバムに収録。カニエ・ウェストがプロデュース。リリースは1999年。)ひとまずはそれをクリアーにしておきたいです。

カニエ論は,気が向いた時に,ひょっこりと,また続けます。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェスト,遂にオペラ開催予告!

まずはこちらをご覧ください。

このアートワークのテーマは,ネブカドネザル2世(Nebuchadnezzar II),紀元前634年〜紀元前562年に生きたと云われる新バビロニア王国の第2の王のことです。

ネブカドネザル2世は,聖書の中でも頻繁に言及されておりますが,以前のカニエ・ウェストと同じく,人間的な弱みもかかえていました。それがbipolar disorder(双極性障害),つまり,まさにカニエ・ウェストが自身の前作アルバム『ye』にて語った神経病でした。

カニエはゼイン・ロウのインタヴュー中,こう言います。

Nebuchadnezzar was diagnosed with bipolar disorder, and he was still king.
(ネブカドネザルは双極性障害と診断され,それでも王(キング)として生きた。)

オペラは11月24日,ロサンゼルスのハリウッド・ボウル(L.A.の野外音楽フェスドーム)で開催される予定です。現代パフォーマンス・アーティストである名高いヴァネッサ・ビークロフトや,サンデー・サーヴィスでお馴染みのSunday Service Choir(クワイヤ・チーム)等が音楽やパフォーマンスにおいて貢献する予定とのことです。

なお,今年のクリスマス(12月25日)には,アルバム『Jesus Is Born』(こんどはKingじゃなくて,Born!)がリリースされる予定です。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェスト新アルバム『Jesus Is King』10月25日リリース確定。

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ついにやって来ました。
数回のアルバムリリース日を遅らせた後の確定日ということで,今週金曜日10月25日に『Jesus Is King』はリリースされます。

10月21日,カニエ・ウェストは9ヶ月ぶりにtwitterをして,そのツイート上で,アルバムリリース日を発表いたしました。

10月25日はカニエ・ウェストのミュージックドキュメンタリー映画同名『Jesus Is King』の上映公開日でもあります。映画とアルバムを世界同時リリースとなる予定です。映画のジャケは以前当サイトでも紹介いたしましたが,こちらです。

Jesus is King Final NK Poster 9.25

『Jesus Is King』なるお題目で,いかにもクリスチャン的で,タイトルだけ見ればなにか近寄りがたい雰囲気がありますが,なんのことあれ,キリスト教を信じていない人がどれだけ多くこのアルバムを楽しみにしていることか。お題目はジーザスなんて言っちゃっていますが,これはゴスペル,つまり,音楽そのものを思う存分に楽しむためのアルバムであります。ひとまずキリスト教のことは一切考えず,先入観はこの際取り払って聴いてみていただければと思います。

とか言いながら,先週末(10月18日(金))の夜にジャマイカのキングストン市で開催されたSunday Service中に,カニエはいきなりスマホを取り出して,ケータイを見ます。何をやっているのかと思うと,その5秒後くらいに,バイブル(聖書)の一節を声に出して読み始めます。カニエはこう詠みます。

Kanye:
Mark 1:15, this is my favorite!
Jesus Begins His Ministry.
Mark 1:15, these are the first read letters in the bible.

“The time is fulfilled, and the kingdom of God is at hand;
Repent and believe in the gospel.”

That’s my favorite right there.
The first words of Jesus in the bible.
Repent and believe in the gospel.

この“Repent, and believe in the gospel”という文は「悔い改め,福音を信じなさい」と聖書では訳されますが,これを口語で英語で言うとき,以下のニュアンスが入ります。つまり,聖書さえも読めないような罪深いとされる一般人(つまり普通の人,われわれのこと)にはこう聞こえます。

「しっかり反省して,ゴスペル(天の歌)を信じなさい」

それだけしていれば,大丈夫だと。つまり,たとえ頭が悪くて,いままで悪いことやって生きてきたとしても,無知ながらにちゃんと考えて,天のうたを歌えばいい,それさえすれば,なんとかやっていけるんだと。

こういう生きる根っこにあるものは,カニエの場合,歌(gospel)なのだということが感じ取れます。

非常に基本的なことですが,非常に重要なことを教えてくれる気がしました。

その動画を載せておきます。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェストの“Sunday Service”まとめ(10月6日&10月12日開催分)

引き続きカニエ・ウェストの“Sunday Service”を掲載しておきます。

10月6日(日) 於:ユタ州ソルト・レイク・シティ
“Sunday Service”ファンにはお馴染みの曲を,タイムライン9:07秒からどうぞ。

 

10月12日(土) 於:ハワード大学(名門黒人大学)
アメリカには「歴史的黒人大学(HBCU=Historically Black Colleges and Universities)」という言葉があります。ハワード大学(Howard University)はその中でも名門と呼ばれる大学です。土曜日の“Sunday Service”ですが,そのハワード大学にカニエが登場しました。
以下は,そのハワード大学のツイッターより抜粋します。

以下はTMZからです。冒頭の曲は,なかなかアツいですね。Mad fireですね。

そしてなんと,カニエ・ウェストは2003年にも同大学でライヴを開催していました。2003年といえば,16年前,まだデビューアルバムさえもリリースしていなかった頃です。まだアルバムを1枚も出していなかった頃!(カニエにもそんな時代があったのです。)その貴重な映像が以下です。なにせ16年前の映像ですので,映像クオリティの悪さには悪しからず。(カニエ・ウェスト,2003年ハワード大学にて。)

(文責:Jun Nishihara)