先週出た楽曲とビデオ:ビヨンセ「BREAK MY SOUL」及びドレイク「Falling Back」

先週はビヨンセ(Beyonce)がニューシングル「BREAK MY SOUL」をリリースし,ドレイク(Drake)は公式ミュージックビデオ「Falling Back」をリリースし,クリス・ブラウン(Chris Brown)はアルバム『Breezy』をリリースし,エミネム(Eminem)はスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)とタッグを組んでシングル曲をリリースしました。Ahhhhhh, what a time to be alive!

こちらに掲載しておきます。

Beyonce – “BREAK MY SOUL”

Drake – “Falling Back”

Chris Brown feat. Fivio Foreign – “C.A.B. (Catch A Body)”

Chris Brown – “WE (Warm Embrace)”

Eminem & Snoop Dogg – “From The D 2 The LBC”

(文責:Jun Nishihara)

ドレイクのアルバム『Honestly, Nevermind』ビルボード第1位獲得。

6月17日(金)にリリースされたドレイク(Drake)の新盤『Honestly, Nevermind』が7月2日付米ビルボードチャート第1位を獲得しました。

ビルボード(Billboard)チャートで第1位を飾るのは,ドレイクがリリースしたアルバム通算11枚目。

アルバムのタイトルである「Honestly, Nevermind」を邦題にすると「マジなハナシ,わすれて」と訳せるけれど,この「わすれて」には「もう」を付けて,「(もう)わすれて」と言えば,なんとなく「通じ」が良くなるかもしれない。

もしくは「気にしないで」という解釈もありうるかもしれない。とすれば,ドレイクよ,あんたは僕らに何を気にしないでと言っているのか。

ハウス,テクノ,EDMの雰囲気をアルバム終始ちりばめたことについて「気にしないで」と言っているのか。

取り敢えず,ドレイクが“寄り道”したとされる(だから「マジで気にしないで」)新境地の音楽を3曲聴いてみよう。これまでのドレイクファンにとって,好き嫌いが分かれるかもしれない。こういうことをたまにアーティストはやってのける。カニエ・ウェストが『Yeezus』アルバムでやってのけたように。それでもファンは離れなかった。アーティストの音楽性に関して,さらに深みを感じることとなった。蟹江さんの場合は。ドレイクはどうであろうか。

Drake – “Massive”

Drake – “Currents”

とくに上記の楽曲「Currents」は,実験的に世に出してみて,世の中の人々がこれを聴いてどう感じるのか,まさに水の流れ(currents)じゃないけれど,人がどう思うかを確認するための(testing the waters)曲なのかもしれない。取り敢えず仮説を立てて,実験の結果を見てみる,という。

Drake – “Calling My Name”

この曲「Calling My Name」は,イントロを過ぎると,もうクラブ感がたまらんですね。マジで気にしないで,っつうか,マジでヴァイブス感じるわー。普通の感想になってしもうたわ。

でもこのグルーヴ感って,ドレイクはEP『More Life』の楽曲「Gyalchester」で既にやっていたものなんですよね。でもその時は,ラップでしたけれど。それをハウスの境地まで昇華させたという。

Drake – “Gyalchester”

最後におまけで,同アルバム『Honestly, Nevermind』から,唯一のラップ曲である21 Savageをfeat.した「Jimmy Cooks」を掲載しておきます。

Drake feat. 21 Savage – “Jimmy Cooks”

(文責:Jun Nishihara)

今年のRolling Loud2022出演者の一人=Lakeyahのミュージックビデオを5曲。


(上記の黄色ハイライトで囲んだ人です。)

まずはラットー(Latto)をfeat.した激アツのストリート・シングル曲=「Mind Yo Business」から。

① Lakeyah feat. Latto – “Mind Yo Business”

② Lakeyah – “Record Straight”

③ 2021年米誌XXL開催のFreshman Cypher

④ Lakeyah Freestyle “Fire in the Booth”

⑤ Lakeyah feat. City Girls – “Female Goat”

なかなかヤルやん,このギャル姐やん。

(文責:Jun Nishihara)

今年のRolling Loud 2022出演者発表。

今年のローリング・ラウド(Hip-Hopミュージック・フェス)2022は,NYはクイーンズのCitiFieldで開催されます。

先週末,タイムズ・スクエアを歩いていたら,こんなビルボードに出くわしました。

Rolling Loud 2022のビルボードです。
もうちょっとアップで・・・

今年はFutureもPusha T(Futureというデカ文字の下に小さくPusha Tと書かれています)もニューアルバムをリリースしましたので,期待大ですね。

https://www.rollingloud.com/miami2022

ちなみに,このビルボードは数秒で次から次へと映し出されるスクリーンが変わるモニターなのですが,こういう人も出てきました。

パプース(Papoose)といえば,アルファベット・フリースタイルっていうのが当時流行ったのですが,「A」から「Z」までアルファベットに沿ってライムを飛ばしていくという当時衝撃を受けたフリースタイルをやってのけたラップスキルに関しては超絶凄いヤツがいましたので,ここに掲載しておきます。

Papoose – “Alphabetical Slaughter”

(文責:Jun Nishihara)

元ネタの曲を知る(16) ファイヴィオ・フォーリン⇔ザ・チェインスモーカーズ

久しぶりにこのコーナーです。
ファイヴィオ・フォーリン(Fivio Foreign)がカニエ・ウェスト(Kanye West)とアリシア・キーズ(Alicia Keys)とともに名曲「City of Gods」でコラボレートを果たしたのは記憶に新しいですが、この曲には元ネタがあり、ザ・チェインスモーカーズ(The Chainsmokers)というEDMの救世主、グラミー賞ダンスミュージック部門でも受賞した3人組ユニットが出した「New York City」という楽曲が、そもそも大元の元ネタなのでした。それを新しい「City of Gods」とあわせて、以下に掲載しておきます。

まずはFivio Foreign feat. Kanye West & Alicia Keysバージョンから。

この曲には、アリシア・キーズ(Alicia Keys)のソロ楽曲もあります。そちらのバージョンはこちら。

Alicia Keys – “City of Gods (Part II)”

そして、いよいよ元ネタの発表ですが。
こちらです。

The Chainsmokers – “New York City”

こちらはAudio Onlyバージョンです。

この曲「公式」ミュージックビデオは発表されておりませんので、以上です。

(文責及びキュレーティング:Jun Nishihara)

6月リリースされたストリートシングル曲。

ひとまずは6月9日にリリースされたケヴィン・ゲイツ(Kevin Gates)の「Super General (Freestyle)」です。これはコダック・ブラック(Kodak Black)の「Super Gremlin」をフリップしたものですね。

① Kevin Gates – “Super General (Freestyle)”

② Jack Harlow feat. Drake – “Churchill Downs”

③ Lakeyah feat. Latto – “Mind Yo Business”

④ Pharrell Williams feat. 21 Savage & Tyler, The Creator – “Cash In Cash Out”

⑤ Doja Cat – “VEGAS” (From the Original Motion Picture Soundtrack ELVIS)

⑥ Rae Sremmurd(久しぶり!) – “Denial”

⑦ Nia Sultana feat. Rick Ross – “Proven”

⑧ Chris Brown – “Wheels Fall Off” (From The Batcave Performance)

⑨ Post Malone feat. Doja Cat – “I Like You (A Happier Song)”

⑩ Polo G – “Distraction

おまけ:Kehlani – “melt”
(これは5月にリリースされたものですが、ケラーニ(Kehlani)は特別なので、おまけとして、ここへ掲載しておきます。

まだ6月15日ですが、6月リリースの楽曲/ミュージックビデオだけでこのようなバラエティに豊富な楽曲が溢れているというのは嬉しいことです。

久しぶりにRae Sremmurdの「Black Beatles」を聴きたくなった人もいるのではないでしょうか。ちなみにこのブラジルの「階段」はスヌープとファレルのミュージックビデオ「Beautiful」で起用されたロケーションと同じ場所ですね。ビデオがYouTubeにアップされたのは2009年と記載されていますが、この曲がリリースされたのは2009年なんて“最近”のものではなく、もっともっと前の2003年です。この曲をかけると、2003年に住んでいたNYを思い出しますが、その頃のNYと現在住んでいるNYの受けるイメージというのが全く違うのが衝撃的です。この19年間で様々なことが変わってしまった。たま~に、このNYの匂い変わらないな~とか地面のグリルの下からふわっと湧いてくる地下鉄の匂いを感じて想うのですが、それくらいで、当時といろいろなこと/イメージが変わったなぁと思います。

これは私が変わったからですね。マルクスは「自然を変えようとすると、一番変わるのはこちら側(じぶん)のほうである」と言ったそうですが、まさにそれを教えてくれた吉本隆明的な思想のとおりで、NYが変わったのではなく、こちら側(わたし)が変わったため、楽曲「Beautiful」を聴いて想起するイメージと、実際住むNYの雰囲気が異なるのは、そういうことでしょう。

先日、スタテンアイランド(Staten Island)のSt. Georgeエリアを歩いていて、Staten Island Yankeesの野球場が閉鎖し、周辺が閑散としていたのは、寂しく感じました。しかし隣にEmpire Outletsはできて、子どもたちが遊べる「広場」が少しできているのは、嬉しかったです。

(文責:Jun Nishihara)

【おさらい②】2022年前半にリリースされたHIP-HOPアルバム

本年2022年も折り返し地点に差し掛かろうとしております。
前回につづいて、今回も、現時点でリリースされているHIP-HOPアルバムについておさらいしておきたいと思います。

⑥バディー(Buddy) - 『Superghetto』

サンプル曲:Buddy – 「Hoochie Mama」

⑦リル・ダーク(Lil Durk)-「7220」

サンプル曲:Lil Durk feat. Gunna – 「What Happened to Virgil」

⑧サバ(Saba)-『Few Good Things』

サンプル曲:Saba feat. Krayzie Bone – 「Come My Way」

⑨アースギャング(EarthGang)-『Ghetto Gods』

サンプル曲:EarthGang feat. JID, J. Cole – 「Waterboyz」

⑩ガンナ(Gunna)-『DS4EVER』

サンプル曲:Gunna x FUTURE feat. Young Thug – 「pushin P」

(↑一番の注目は、タイムライン1:41のヤング・サグ(Young Thug)のラインですね。)

(キュレーティング:Jun Nishihara)

【おさらい①】2022年前半にリリースされたHIP-HOPアルバム

本年2022年も折り返し地点に差し掛かろうとしております。
この時点でリリースされているHIP-HOPアルバムについてここでおさらいしておきたいと思います。

①ファイヴィオ・フォーリン(Fivio Foreign)-『B.I.B.L.E.』

サンプル曲:Fivio Foreign – 「What’s My Name」

②ジャック・ハーロウ(Jack Harlow)-『Come Home the Kids Miss You』

サンプル曲:Jack HarlowWhat – 「First Class」

③ドリームヴィル(Dreamville)-『D-Day:A Gangsta Grillz Mixtape』

サンプル曲:Dreamville (JID feat. Kenny Mason, Sheck Wes & J. Cole) – 「Stick」

④ニゴ(NIGO)-『I Know NIGO!』

サンプル曲:Pusha T, NIGO – 「Hear Me Clearly」

⑤ラトー(Latto)-『777』

サンプル曲:Latto & Mariah Carey – 「Big Energy」

(キュレーティング:Jun Nishihara)

ビギー生誕50周年記念を祝い幾つか懐メロを。

ビギーの生誕50周年記念を祝い、ここにビギー(The Notorious B.I.G.)の代表作5件を掲載しておきます。

① The Notorious B.I.G. – “Juicy” (1994)

② The Notorious B.I.G. – “Hypnotize” (1997)

③ The Notorious B.I.G. – “Who Shot Ya?” (1995)

④ The Notorious B.I.G. feat. Ma$e & Puff Daddy – “Mo Money, Mo Problems” (1997)

⑤ The Notorious B.I.G. feat. Bone Thugs-n-Harmony – “Notorious Thugs” (1997)

(キュレーティング:Jun Nishihara)

最近のファボラス(Fabolous)の動向を。

最近、ファボラス(Fabolous)が動き始めています。

約1年半前にここでも書きましたが、ファボラス(Fabolous)っていうのは、ファボラス(Fabolous)全盛期にNYで生活した我々世代にとって、特別な存在なのです。若干贔屓な目で見てしまうアーティストなのです。

そのファボラス(Fabolous)がフリースタイルをいくつか出していますので、掲載しておきます。

まずは「No Bobby V」by Fabolous
「No Bobby V」のミュージックビデオはこちら

次に「Cheerio Freestyle」

続いてジム・ジョーンズ(Jim Jones)とのコラボ曲「COKE ZERO」

最後にレッド・カフェ(RedCafe)、フレンチ・モンタナ(French Montana)とのコラボ曲「Spirit of Ecstasy (Whole-Lotta)」

少し話は逸れますが、ファボラス(Fabolous)とジェイダキッス(Jadakiss)がコラボレーションアルバムをリリースした際に出したシングル曲「SOUL FOOD」のミュージックビデオで、ファボラスとジェイダキッスの子どもの頃の映像を映し出すシーンがあるのですが、その役としてファボラス自身とジェイダキッス自身の子ども(息子)を起用している、って知ってました?これ、本物の実子なのです。ふたりとも、お父さん似ですね。

(文責:Jun Nishihara)