HIP-HOP歌詞引用その2:Kanye West「Father Stretch My Hands, Pt.2」

カニエ・ウェストの2016年2月リリースのアルバム『The Life of Pablo』収録楽曲「Father Stretch My Hands, Pt.2」より,以下の歌詞を取り上げます。

Up in the mornin’, miss you bad
Sorry I ain’t call you back, same problem my father had
All this time, all he had, all he had
And what he dreamed, all his cash
Market crashed, hurt him bad
People get divorced for that
Dropped some stacks, pops is good
Mama passed in Hollywood
If you ask, lost my soul
Drivin’ fast, lost control
Off the road, jaw was broke
‘Member we all was broke
‘Member I’m comin’ back
I’ll be takin’ all the stacks, oh

(対訳)
朝起きて,めちゃ恋しい
ごめん,電話返さず,親父に似た性格
老舗,それが親父の全て,全て
親父の夢,でも市場が暴落し,水の泡
親父は無一文,泣いていた
それが理由で離婚するヤツもいた
実家にカネを入れた,親父は立ち直った
ハリウッドで,おふくろはあの世へ
その時の気持ち,魂を奪われた気分
アクセル踏んで,コントロール失って
クルマをぶつけて,アゴの骨粉砕
覚えてっか,一文無しだった頃
覚えてって,成り上がってやるって言っただろ
ありたっけのカネ儲けてさ,オゥ

コンマごとにリズムを切って,テンポ良くラップしていくこの歌詞は,音読するに値するヴァースです。密かにそういった意味で名曲です。以下音源を聴きつつ,リズム感のある詞を音読してみてください。

(対訳及び文責:Jun Nishihara)

HIP-HOP歌詞引用その1:No Maliceの「Use This Gospel」より

カニエ・ウェストが2019年10月25日にリリースしたアルバム『Jesus Is King」に収録されている楽曲「Use This Gospel」より,ラッパーNo Maliceのヴァースを以下に引用いたします。

From the concrete grew a rose
They give you Wraith talk, I give you faith talk
Blindfolded on this road, watch me faith walk
Just hold on to your brother when his faith lost

(対訳)
コンクリから咲いた薔薇
他のヤツらが高級車を語る時,俺は信仰心を語る
両眼が見えずとも,俺にはある信じる心が正しい方角に導いてくれる
何も信じられなくなりそうになった時は,おまえのブラザーがついている

ここで伝えたかったのは最後の1文です。「おまえのブラザー」とはつまり自身(=No Malice)のことです。双子の兄弟であるプッシャT(Pusha T)に語りかけている歌詞にも解釈が可能です。

本ヴァースをスピットしているNo Maliceはもともと,双子の兄弟であるPusha TとともにClipseというラップユニットを組んでおりました。そんな中,No Maliceは2011年AIDSに感染した疑いへの恐れから,Clipseを脱退し,信条心の強いクリスチャン教徒に改心します。

そのNo MaliceがブラザーのPusha Tに語りかける一文です。

音源を以下に掲載しておきます。

(対訳及び文責:Jun Nishihara)

今週末のHIP-HOP楽曲2曲:Future x Lil Uzi Vert – “Patek” & “Over Your Head”

Future x Lil Uzi Vert – “Patek”

You know we stay vibed out and that is a fact
None of these girls got strings attached
I’ma get my blue cheese and I be dressing
I gotta teach these bitches a lesson
She fell in love, she saw a million racks
I made it out, I ain’t going back (Oh, yeah)

どこまでもヴァイブス,アゲてくぜ,それ事実
ここの女の子たちとは,肉体だけのカンケー
カネ,ドッサリ,ファッション,キメて
コイツら輩どもに一発見せたるよ
俺に惚れた女,100万ドルの札束に魅せられた
俺は成り上がり,もう戻れねぇ(オゥ,イヤー)

______________________________________________

Future x Lil Uzi Vert – “Over Your Head”

Everything I said went right over your head
Your head, went right over your head
She keep tryna text me, leave her messages on read
On read, leave ’em on read
Fuck it off and end up with your best friend instead
Instead, your best friend instead
I just spent three million dollars, they fell in her bed
In her bed, they fell in her bed

俺が言ったこと,君には聞こえていない
君には,聞こえていない
彼女からのショートメッセージ,既読にしたまま
既読に,既読にしたまま
台無しにして,彼女の親友の女の子とくっついちまった
彼女の親友の女の子とくっついちまった
彼女に300万ドル費やして,ベッドに行き着いた
彼女のベッドに,行き着いた

(キュレーティング及び対訳:Jun Nishihara)

ブラック洋楽New Music: ジョルジャ・スミス「By Any Means」

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I’ve spent too many days in my head now
Did you think we would forget, how?
Too many destinies, too many sentences
Read now, read now
See all this pain in the headlines
But I have cried for the last time
But know what happens, see
You would be blind if it was just an eye for an eye

(対訳)
頭の中で考えてばかりの日々だった
忘れるとでも思ったわけ,どうして
あらゆる運命,そしてありったけの文章
既読,既読
ヘッドラインに滲む痛み
でもあの涙がもう最後
よく見ていて,これから何が起こるか
目には目をだなんて,あなたには見えていないのね

(対訳:Jun Nishihara)

ブラック洋楽New Music: エイサップ・ファーグ feat. ニッキー・ミナージュ「Move Ya Hips」

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(verse by エイサップ・ファーグ)
Diamonds all on my gums
Talk all my sh-t, I got runs
Hole in my jeans like I’m grunge
F-ckin’ that bi-ch in the buns
She suck on my d-ck ‘til it’s numb
Pockets is fat like the clumps

(対訳)
ハグキにハメるダイヤのグリル
偉そうなことヌカして,何周も走る
穴だらけのジーンズ,グランジ・スタイル
あの女のケツの穴にぶち込んで
アソコが麻痺するまで舐め回してくれる
カネは豊満,おデブのクランプスの如く

(verse by ニッキー・ミナージュ)
Straight from out of Queens headed to Harlem now
I got the panda mink on and it’s growlin’ now
Already bodied ‘Plain Jane’ and we mobbin’ now
That’s ‘cause all these fake n-ggas try to rob my style
Yo, these b-tches really be slow, tell ’em I’m Billy the G.O.A.T
I’m getting that dough, my neck and my wrist really glow

(対訳)
クイーンズの出で,向かうはハーレム
パンダ柄のミンクをまとって,唸り声を出す
「プレーン・ジェーン」でリミックスかまし,モブってやった
真似したがりの連中が,あたいのスタイルをパクってる
ヨゥ,あの女たち,大したことないわ,だってアタシは最も偉大なるビリー
カネ儲けて,首元と手首がギラギラに輝いてる

(対訳:Jun Nishihara)

黒人若手女子アーティスト2名(米公共ラジオ局(NPR)主宰“Tiny Desk Concert”で取り上げられた黒人女子シンガー抜粋(その②))

本日ご紹介する2名のシンガー/ラッパーは,現代音楽界に於ける,とても特別なお二人です。

ひとりめは,当サイトでも以前取り上げました。
公式デビューアルバムを本年3月にリリースしたチカ(CHIKA)です。
(「第4位:大ブレイク寸前,漆黒の女子ラッパー=オラニカ又の名をCHIKA「トランプ大統領への手紙」(2019年Hip-Hop名曲名場面ベスト50)」)

ついに,チカも米公共ラジオ局(NPR)の「Tiny Desk Concert」に登場するようになりました。
以下の演奏と彼女の饒舌ぶり(間奏中の,おしゃべり達者!)をご堪能下さい。

前回,当サイトで彼女を取り上げた際には彼女が公式デビューアルバム『Industry Games』をリリースする前でしたので,彼女のフリースタイル映像をメインにご紹介いたしました。

最近はもう有名になってきておりますので,米国現代の若者文化(スローガンは“The Culture of Now”)を代表するウェブサイトUPROXXに於いて,“Rising Hip-Hop Star”(人気上昇中のヒップホップスター)として取り上げられたこともあり,その洗練されたミニセッション映像をお送りいたします。

チカのシングル曲「No Squares」も掲載しておきます。

ちなみにヒップホップを聴いている方なら誰でも知っている(べき)元Queen of Hip-Hopといえばローリン・ヒル(Lauryn Hill)ですが,彼女のメジャーヒットシングル曲「Doo Wop (That Thing)」のビートに乗っけたチカ(CHIKA)のフリースタイルがありますので,掲載しておきます。これは2017年の映像です。もう3年前!

もうひとつ,チカのフリースタイルを。これも3年前の映像です。キレッキレのフリースタイルです。韻を全くハズさない!脚韻だけでも注意して聴いてみてください。脚韻というのは各ラインの終わりのフレーズで踏む韻です。

続きまして,ふたりめはNoname(ノーネーム)です。本名ファティマ・ワーナー。当サイトでも以前,こちらで取り上げました

彼女の以下“Tiny Desk Concert”での模様は,大好きな動画の一つで,これを観て朝元気になって仕事に行くということもありました。

Nonameはシカゴ出身。シカゴはカニエ・ウェストやコモン,ルーペ・フィアスコなど,ソウルフルなラッパーを数々輩出してきた大都市です。そこにこの特別な星(スター)をわれわれファンに授けてくれるなんて,なんてありがたいことか。

Nonameのように,ラップが詩的な人,って最近はめずらしくなってきています。とくに20代のアーティストではそうです。とっても貴重なアーティストなのですよ,ノーネームは。

そんな特別な存在であるNonameのライヴが51分間堪能できる映像がありますので(YouTube, thank you!)掲載しておきます。

あまりにも有名なシングル曲「Diddy Bop」のサビでNonameは歌います。

Watching my happy block my whole neighborhood hit the diddy bop
(ハッピーな近所の隣人たちが,みんなでディディ・ボップのダンスを踊る)

この1行を聴いた時,聴いた人の頭の中では,「幸せそうな隣人たち」のイメージが浮かんだかと思いきや,その後瞬間的に,イメージは「ディディ・ボップを踊る黒人」に切り替わります。

「幸せそうな隣人たち」といういかにもゆったりした時間かと思いきや,次に飛び込んでくる映像は「ディディ・ボップ」ですからね。もう,たまんないです。

同曲から,もう少し歌詞を引用してみます。

Stop overreacting, it’s past my curfew I’m out after 6
Happily making my accident
Mama gon’ whoop on my ass again
Pray that I’m making my way before 8 and I might have to sneak in the back again

(対訳)
過剰に反応しないで,門限はとっくに過ぎてる,夕方6時を回ってる
嬉しさあまりにアクシデント起こす
ママにまたお尻ぺんぺんされるわよ
祈ってる,午後8時前までには帰宅できること,また家の裏口からこっそり入ろうかしら

なんて素朴な歌詞!
Rauryというノーネーム仲間のヴァースです。

まぁ,これがノーネーム(Noname)なのです。まったく飾らない,素朴な歌詞を曲にするのです。

そして冒頭のチカ(CHIKA)とは対照的で,ノーネームには脚韻はあまり関係ないのです。その分,ラップにキレ感は無いのですが,しかしながら,脚韻なんて踏まなくても,すでに詩的になっている。

もう一丁,歌詞,行ってみましょう。

B2K in the stereo, we juke in the back seat
Or juke in the basement, in love with my KSWISS’s
This feel like jumping in a pool and I’m knowing I can’t swim
Ooh, you about to get your ass beat
For stealing that twenty dollars like “baby, just ask me”

(対訳)
ステレオで流れるB2Kの歌,後部座席でバカ暴れするアタシたち
お気に入りのKSWISSのスニーカー履いて,家の地下でバカ暴れ
まるで気分は,プールに飛び込んで,アタシ,泳げないんだけどね
ウゥゥ,あんた,ママにお尻蹴飛ばされるわよ
20ドル札ドロボーしたでしょ「ベイビー,いつでも言って」って

良いですねえ。

歌詞中の「B2K」っていうのは2000年代前半に流行った黒人のボーイバンドです。↓これです。

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2行目の「KSWISS」っていうのは,これも2000年代前半に流行ったスニーカーです。懐かしいですね。今でも売れていますよ。

で,そのKSWISSを履いて,家の地下で踊りまくるっていうイメージです。まず,KSWISSで1ポイント。それに加えて,アメリカの家はよく地下に部屋がありますよね。郊外の中流階級の家庭では地下の部屋にpool table(ビリヤード台)を置いて,ちょっとした遊びの場所にするっていう。で,もちろんアメリカの家は靴を履いたまま家の中に入りますから,KSWISSを履いて踊るという映像。そういったアメリカの素敵なイメージを思い浮かばせといて,その後に「you ’bout to get your ass beat」というフレーズを繰り出す。まったりした白人の日常かと思いきや,リスナーが安心した瞬間に上記のようなフレーズを繰り出して「アタシは黒人よ!」というアイデンティティの表出を成功させます。

その素敵なシングル曲「Diddy Bop」を掲載して,本日終わりにします。

(対訳,文責及びキュレーション:Jun Nishihara)

「ガタ・カタ・ラタ・アダ・ヤ・ビッチ・オナ・ガナ・ワナ・・・」と続く最新のラップ曲。

2020年5月22日にリリースされたニューアルバム『Wunna(ワナ)』は米国ジョージア州出身の若手ラッパー=Gunna(ガナ)の仕業によるものです。

リードシングルであるアルバムタイトルと同名の楽曲「Wunna」は,フック(サビ)が「ワナ」に韻を踏む語の羅列を用いてリスナーの耳に心地良い錯覚を与えるデキとなっています。

ビジュアルはこんなヤツです。

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Still a Kid I Love Barney 🥵🧡

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以下のミュージックビデオでも聴けますが,そのサビの部分は英文で表記するとこうなります。

Money puddles (puddles) got a cutter (cutter)
Lotta orders (Orders), dollars, quarters (Ayy)
Wrist water (Ayy), Rich Porter (Ayy)
Your bitch on now (On now), Gunna Wunna (Wunna)
Commas, commas (Racks), hundreds, hey (Hey)
I’m a stunna (sauna) summer (Hey)
Benihana (‘Hana), cook up, hey (Hey)
My crew paid (Paid), surf a wave (Wave)

音声をカタカナで表記するとすれば,こうなります。
「マネー」が「マニ」,「ウォーター」が「ワラ」,「コンマ」が「カマ」になります。

マニ・パド・(パド)・ガタ・カタ・(カタ)
ラタ・アダ・(アダ)・ダラ・クォタ・(エィ )
リス・ワラ・(エィ)・リチ・ポタ・(エィ )
ヤ・ビッチ・オナ・(オナ)・ガナ・ワナ(ワナ)
カマ・カマ・(ラク)・ハニッ・ヘイ(ヘイ)
アイマ・スタナ・(ソナ)・サマ(ヘイ)
ベニ・ハナ・(ハナ)・クカッ・ヘイ(ヘイ)
マクル・ペイ・(ペイ)・サファ・ウェィ(ウェィ)

さて,日本語意味に対訳するとなると,こうなります。

カネ・たんまり・(たんまり)・忍ばす・銃・(銃)
どっさり・注文・現ナマ・硬貨(エィ )
手首・ギラギラ・(エィ )・リッチ・野郎(エィ )
おまえの・女・抱く・俺が・ヤる(ヤる)
1万・10万・(札束)・100万・ヘイ(ヘイ)
俺は・スタナ・(サウナ)の如く・夏のよに・アツい・野郎
高級・レストラン・コックの・料理・ヘイ(ヘイ)
仲間も・カネも・(儲け)・波に・ノッてる(ノッてる)

真夏の・夜の・眠れなき・暑さの・中で・こんな・曲は・どで・っか?

1993年生まれのラッパー=ガナ(Gunna)は,同郷であるアトランタ出身の大人気ラッパー野郎ヤング・サグ(Young Thug)に見出されて,ヤング・サグ自身が創設したレコード・レーベル=YSN Recordsに迎えられた。まさに現代の若者ラップをリードするヤング・サグ(Young Thug)に認められたラッパーであり,昨年2019年にはデビューアルバム『Drip Or Drown 2』を発売し,米ビルボードチャート第2位を獲得した。そして先日リリースされた本アルバム『Wunna』では,現在最も勢いあるウェッサイはコンプトン出身のラッパー=ロディ・リッチ(Roddy Ricch)をフィーチャリングした楽曲「Cooler Than A Bitch」も収録。ガナ自身はサウス・ラップのど真ん中であるATL(アトランタ)はカレッジ・パーク出身。カレッジ・パーク出身のラッパーには,2チェインズ(2 Chainz)やリュダクリス(Ludacris),ヤング・ジョック(Yung Joc)等,大物ラッパーが並ぶ,と書くと,ガナにプレッシャーを与えるかな,カナ?

これまで出てきたサウスのラップ調子をさらに鋭敏化させたこの「ガナ・ワナ調」ラップを以下ミュージック・ビデオでお聴き下さい。

Gunna – “Wunna”

(文責&キュレーティング:Jun Nishihara)

JAY ELECTRONICAのアルバム『A Written Testimony』楽曲⑤「Shiny Suit Theory」(対訳:ジェイZのヴァース)

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楽曲⑤「Shiny Suit Theory」対訳:ジェイZのヴァース

[Verse 2: Jay-Z]
In this manila envelope, the results of my insanity
Quack said I crossed the line ‘tween real life and fantasy
Can it be the same one on covers with Warren Buffett?
Was ducking the undercovers, was warring with muh’fuckers
Went from warring to Warren, undercovers to covers
If you believe in that sort of luck, your screws need adjusting
In the world of no justice and black ladies on the back of buses
I’m the immaculate conception of rappers-slash-hustlers
My God, it’s so hard to conceive
But it all falls perfect, I’m like autumn is to trees
Aw, the doc interrupted
He scribbled a prescription for some Prozac, he said, “Take that for your mustard
Boy, you must be off your rocker
If you think you’ll make it off the strip before they ‘Pac ya
Nigga, you gotta be psychotic or mixing something potent with your vodka
It takes a lot to shock us but you being so prosperous is preposterous
How could this nappy-headed boy from out the projects
Be the apple of America’s obsession?
You totally disconnected with reality, don’t believe in dreams
Since when did black men become kings?”

(ヴァース2:ジェイZ)
この黄褐色の封筒に,俺の狂気の沙汰が封されている
ヤブ医者に言われた「おまえは現実と幻想をはき違えてる」
ウォーレン・バフェットに並び,これが表紙を飾ったヤツか
覆面ポリを避けて,連中たちと争いを続けてきた
争いからウォーレンへ,覆面から雑誌の表紙へと
そのような運を信じるのなら,あんたの脳味噌のネジに調整が必要だ
正義なんて無い世界,バスの後部に追いやられた黒人女性
ラッパー兼ハスラーの無原罪懐胎説,俺はその象徴
なんてこった,難産の極み
全てがピッタリハマる,紅葉の秋立ち
オゥ,医者が割り込んだ
俺に抗うつ剤を処方してくれた,こう言われた「おまえのその脳味噌にくれてやれ」
まるでイカレてんぜ
ベガスのカジノ通りを,パックのように撃たれず,生きて通れると思うのか
精神病にでもやられたか,もしくはウォッカに強烈な麻薬をぶち込まれたのか
俺らは簡単には驚かねえが,おまえが裕福ってのはまるで荒唐無稽
ゲットー生まれのチリチリ髪した鼻垂れボウズが
どうしてここまでの全米の羨望の的となり得たのか
まるで現実味がひとかけらも感じられねえ,夢を信じてどうなる
黒人野郎がキングになるなんて,いつのハナシだ

(対訳:Jun Nishihara)

JAY ELECTRONICAのアルバム『A Written Testimony』楽曲⑤「Shiny Suit Theory」(対訳:ジェイ・エレクトロニカのヴァース)

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楽曲⑤「Shiny Suit Theory」対訳:ジェイ・エレクトロニカのヴァース

[Verse 1: Jay Electronica]
In the land before time
A land before altar boys, synagogues, and shrines, man was in his prime
Look how far I go in time just to start a rhyme
The method is sublime, you get blessed with every line
I’m in touch with every shrine from Japan to Oaxaca
The melanated carbon-dated phantom of the chakras
Me and Puff, we was chilling in Miami
He said, “Nigga, fuck the underground, you need to win a Grammy
For your mama and your family, they need to see you shined up
You built a mighty high ladder, let me see you climb up
Nigga, what you scared of?
Terrorize these artificial rap niggas and spread love, pollinate they earbuds
Like you supposed to, spit it for the culture
Pay no attention to the critics and the vultures
They rather have a shot of Belvy just to spite you
They casting judgments ’cause they feel they got the right to
Fuck ’em, I let the dice roll like The Father did
I gotta shine, it’s in my blood, I’m a Harlem kid
I treat my babies right, treat my ladies ladylike
Hit them with a remix to make sure that they play me twice
I thought you said, “It’s the return of the black kings
Luxurious homes, fur coats, and fat chains”

(ヴァース1:ジェイ・エレクトロニカ)
その昔の大地でのハナシ
祭壇も無く,礼拝堂も無く,神社も無かった時代,人類は最も生き生き輝いていた
ライムの冒頭で,時代をここまで遡り
極上のメソッド,ラインが飛び出す毎に恩恵を授ける
日本からメキシコのオアハカまで,あらゆる神社のパワーを集め
放射年代測定法によって算出された黒い肌したチャクラの霊と繋がる
俺とディディ,マイアミでチルしてた
ディディに言われた「おまえなぁ,アングラなんてもうやめて,さっさとグラミー獲得しろよ」
「かーちゃんと家族のためにな,おまえが輝いてるとこ,見たがってんだろ」
空高くそびえる梯子を立てかけられ,俺はそれを登るところを期待されている
「おまえは一体,
何におびえてんだ?」
「ウワベだけのラッパーどもをブチのめして,愛を広め,リスナーの耳に受粉の種を植えつけてやれ」
「それがおまえの役目だろ,カルチャーのためにラップしな」
「批評家の言うことは無視していい,ハゲタカも気にすんな」
「ベルヴェデーレのシャンパン飲んで,人の悪口言ってればヤツらは幸せなんだ」
「権利があるからって人を軽蔑の目で見て,好き勝手言ってるんだ」
「糞食らえでいい,気にせずサイコロ転がしてればいい,クラレンス13のように」
ギラギラ輝いていたい性格,動脈を流れる,俺はハーレム野郎
子供たちを良く養い,オンナたちを淑女のようにモテなす
リミックスをヒットさせ,ちゃんと俺の曲を流してもらうために
俺には聞こえたぜ「黒人キングのお戻りだ。
馬鹿デッカイ豪邸に,身にまとうのは毛皮のコート,おまけにぶっといダイヤのチェーン」ってな

(対訳:Jun Nishihara)

リル・キムのシングル曲:歌詞対訳「The Jump Off」

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Lil’ Kim feat. Mr. Cheeks – “The Jump Off” 歌詞対訳

前回はニッキー・ミナージュのデビュー以前の動画を紹介いたしました。その中にこのリル・キムの曲のビートに乗っかりフリースタイルをカマしている映像がありました。その大元となった,2003年リリースのこのシングル曲「The Jump Off」の歌詞対訳を掲載いたします。

[Intro: Lil’ Kim & Mr. Cheeks]
Whoa! (Whoa!) Whoa! (Yeah)
Aiyyo Tim man this the jump off right here man! (Jump off!)
Whoa! (Whoa!) Whoa! (Whoa!) Whoa! (It’s Queen Bee nigga)
It’s the jump off (Come on)

(イントロ:リル・キム&Mr.チークス)
ウォゥ!(ウォゥ!)ウォゥ!(イヤー)
エィ ヨゥ ティンバランド,そろそろジャンプ・オフでキメたるで(ジャンプ・オフ!)
ウォゥ!(ウォゥ!)ウォゥ!(ウォゥ!)ウォゥ!(クイーンビーだぜ)
ジャンプ・オフ(カモン)

[Verse 1: Lil’ Kim & Mr. Cheeks]
I been gone for a minute now I’m back with the jump off (Jump off)
Goons in the club incase somethin jumps off
And back up before the hive let the pump off
In the graveyard is where you get dumped off
All we wanna do is party (Woo!)
And buy everybody at the bar Bacardi (Woo!)
Black Barbie dressed in Bulgari
I’m tryin to leave in somebody’s Ferrari
Spread love that’s what a real mob do
Keep it gangsta look out for her people (For her people)
I’m the wicked bitch of the east, you better keep the peace (Aiyyo!)
Or out come the beast
We the best still there’s room for improvement
Our presence is felt like a Black Panther movement
Seven quarter to eights back to back with ’em (Back to back)
And I’m sittin on chrome seven times platinum

(ヴァース1:リル・キム&Mr.チークス)
しばらく不在にしてたけど,ジャンプ・オフを引っ提げ戻ってきてあげた(ジャンプ・オフ)
クラブ行く時は輩(やから)も一緒,銃撃戦カマすことになった時のため
ミツバチの群れも一緒,女王バチ(クイーン・ビー)のバックアップ
あんたなんか墓穴に落っことしてやるわ
アタイらはパーティー野郎(ウー!)
バーカウンター全員にバカルディ,今夜はアタイのおごり(ウー!)
ブルガリのコートまとった,アタイはブラック・バービー
今夜は男のフェラーリに乗って,クラブから抜け出すの
本物のモブはどうするか,「ラヴを広める!」
ギャングスタにキメて,仲間を大事にする(仲間を大事に)
東海岸出身のヤンチャなクソ女,それがアタイ,ふざけたことしてっと(エィ ヨゥ!)
アタイの中の野獣が飛び出してくるわよ!
最高の連中,伸びしろはまだある
アタイらの存在は,まるでブラック・パンサー運動の如く
クルマはBMWを乗り回し(連発でキメる)
クローム型のホイール廻して,プラチナ7倍

[Hook: Lil’ Kim & Mr. Cheeks]
This is for my peeps, with the Bentleys, the Hummers, the Benz
Escalades twenty three inch rims (Oh!)
Jumpin out the Jaguar with the Tims, keep your bread up
And live good, East coast West coast worldwide
All my playas in the hood stay fly
And if your ballin let me hear you say right (Right)

(サビ:リル・キム&Mr.チークス)
この曲はベントレー,ハマー,ベンツ乗り回す仲間たちへ
キャデラック・エスカレード,23インチのリムホイール(オゥ!)
ティンバランド履いてジャガーを降りる,カネ稼げ
で,善く生きろ,東海岸,ウェッサイ,世界中
フッドの連中,カッコ良くキメろ
存分に遊んでんなら,聞かせてくれ「ええぞ」(ええぞ)

[Verse 2: Lil’ Kim & Mr. Cheeks]
It’s Lil’ Kim and Timbaland niggas shit ya drawers (Come on)
Special delivery for you and yours (Now)
I rep for bitches he rep for boys (Uh ha)
If you rep for your hood then make some noise
I got my eye on the guy in the Woolrich coat
Don’t he know Queen Bee got the ill deep throat?
Uh! Let me show you what I’m all about
How I make a Sprite can disappear in my mouth….HO!!!!
Shake up the dice, throw down your ice (What)
Bet it all playa fuck the price
Money ain’t a thing throw it out like rice
Been around the world cop the same thing twice
Rub on my tits (Huh!) squeeze on my ass (Oooh!)
Gimme some UH!!! step on the gas (Ah)
Pop the cork and roll up the hash (Roll it!)
You know what we about, sex, drugs and cash

(ヴァース2:リル・キム&Mr.チークス)
リル・キムとティンバランドのお出ましよ,おまえら小便漏らしてんぜ(カモン)
特注のデリバリー,おまえと仲間たちへ(ナウ)
アタイはビッチ代表,彼はボーイズ代表(アッハ)
自分のフッドをレペゼンしてるなら,ノイズを出してくれ
毛皮のコート着た男に目がないの
アッ!アタイの本性を見せてあげよっか
この口の中で,スプライトの炭酸をゴックン呑み込んであげる・・・ヤリマン!!!!
サイコロ転がし,ダイアをまとい(何だって!)
全部を賭けて,値段は気にしねえ
カネなんてカンケーねえ,米粒のようにバラまけな
世界中をグルっと一周,おんなじもんを2回ゲットしてやった
オッパイにこすり付けな(何!)オシリで締め付けな(ウーッ!)
もっとヤッてアーッ!アクセル踏んで(アー)
コルクを飛ばして,ハッパを巻いて(巻け!)
それがアタイらの本性,セックス,ドラッグと現ナマよ

[Hook: Lil’ Kim & Mr. Cheeks]
This is for my peeps, with the Bentleys, the Hummers, the Benz
Escalades twenty three inch rims (Oh!)
Jumpin out the Jaguar with the Tims, keep your bread up
And live good, East coast West coast worldwide
All my playas in the hood stay fly
And if your ballin let me hear you say right (Right)

(サビ:リル・キム&Mr.チークス)
この曲はベントレー,ハマー,ベンツ乗り回す仲間たちへ
キャデラック・エスカレード,23インチのリムホイール(オゥ!)
ティンバランド履いてジャガーを降りる,カネ稼げ
で,善く生きろ,東海岸,ウェッサイ,世界中
フッドの連中,カッコ良くキメろ
存分に遊んでんなら,聞かせてくれ「ええぞ」(ええぞ)

[Verse 3: Lil’ Kim & Mr. Cheeks]
Enter the world of the Playboy pin up girl
Buttnaked dressed in nothin but pearls
You wanna meet me cause ya, know I’m freaky
And ya, wanna eat me cause ya, say I’m sexy
Got a man in Japan and a dude in Tahiti
Believe me sweety I got enough to feed the needy
No need to be greedy I got mad friends that’s pretty (Hey!)
Chicks by the layers (And) all different flavors (Woo!)
Mafioso that’s how this thing go (Yeah)
Now everybody come get with the lingo
Shake your body body, move your body body (Body body)
On the dancefloor don’t hurt nobody body (Body body)
I’m the one that put the Range in the Rover
When I’m steppin out the Range yo it’s over
Comin through in the Brooklyn Mint gear
We ‘gone do this just like Big Poppa was here

(ヴァース3:リル・キム&Mr.チークス)
プレイボーイのピンナップガール世界へようこそ
真っ裸でなんにも着てない,真珠のネックレスだけ
アタイに会いたい? どうして? エロいから?
アタイのアソコを食べたい? どうして? 色っぽいから?
ニッポンに男が一人,タヒチにも男が一人
憶えとけ,お子ちゃまたちよ,欲求不満な男どもは幾らでもいる
そんなに欲張るんじゃない,プリティな女友達だったらいっぱいいる(ヘイ!)
数えきれないほどオンナだらけ(それに)いろんな味が楽しめる(ウー!)
マフィアのボス,それがこの世の摂理(イヤー)
ほらお前らも,この言葉遣いについてこい
フリフリさせろ,そのバディ,バディ,動かせろ,そのバディ,バディ
ダンスフロアで,転ぶんじゃねえぜ,そのバディ,バディ
アタイが乗らなきゃ,レンジ・ローヴァーも報われない
アタイがレンジ・ローヴァーを降りれば,この世の終わり
ブルックリン・ミントの洋服をまとって
一発カマしてやりましょ,ビッグ・ポパ(ビギー)がいた頃のようにね

[Hook: Lil’ Kim & Mr. Cheeks]
This is for my peeps, with the Bentleys, the Hummers, the Benz
Escalades twenty three inch rims (Oh!)
Jumpin out the Jaguar with the Tims, keep your bread up
And live good, East coast West coast worldwide
All my playas in the hood stay fly
And if your ballin let me hear you say right (Right)

(サビ:リル・キム&Mr.チークス)
この曲はベントレー,ハマー,ベンツ乗り回す仲間たちへ
キャデラック・エスカレード,23インチのリムホイール(オゥ!)
ティンバランド履いてジャガーを降りる,カネ稼げ
で,善く生きろ,東海岸,ウェッサイ,世界中
フッドの連中,カッコ良くキメろ
存分に遊んでんなら,聞かせてくれ「ええぞ」(ええぞ)

[Outro: Mr. Cheeks]
Yeah, to the what, yeah, oh, yo, keep your bread up, yeah, and worldwide
And stay fly nigga, yeah man, right right right right, Queen Bee, LB
Two thousand and, fuckin three, why not? we makin it hot
Come to, blow the spot, come on, yeah, Hey yo
She back at it, why wouldn’t she be? come on, yeah
B.I.G. Freaky Tah, yeah yeah yeah, L’s, light ’em, oh
Hmm hmmm

(アウトロ:Mr.チークス)
そや,何だって,カネは稼いでけよ,世界中のお前ら全員
カッコ良くやれよ,そや,そや,そや,そや,女王ミツバチのリル・キムや
2000年と,ファッキン3年や,足して2003年や,ホットにキメろや
ここのスポットへ来いや,カモン,来いや,ヘイ,ヨー!
戻ってきて,やらかしちまった,やらかすのが俺らや,カモン,イヤー
ビギー,フリーキー・ター,おまえらに冥福を祈るぜ,火を点けて,ハッパ一発吸うぜ
フー,フー

(対訳:Jun Nishihara)