カニエ・ウェストの”Sunday Service”まとめ(Week 1 ~ Week 10)

今年に入ってから,カニエ・ウェストとキム・カーダーシアンは夫妻で「Sunday Service(日曜のミサ)」と名付けらたちょっとしたジャムセッションを毎週日曜日に開いている。

“service”とはこの場合,「礼拝,典礼聖歌,儀式,奉公,勤め」を意味している。それを日曜日にまるで教会の聖歌隊(choir)のように,身内とセッション仲間でこじんまりと開いているところがおもしろい。

さて,あらゆるメディアでこのSunday Serviceは報じられているところではありますが,ここにまとめてみたので参考にしていただければ幸いです。

Week 1 of Kanye West’s Sunday Service(2019年1月6日)

Week 2 of Kanye West’s Sunday Service(2019年1月13日)

Week 3 of Kanye West’s Sunday Service(2019年1月20日)

Week 4 of Kanye West’s Sunday Service(2019年1月27日)

Week 5 of Kanye West’s Sunday Service(2019年2月3日)(※冒頭に映像の歪みはありますが,1分後直ります。)

Week 6 of Kanye West’s Sunday Service(2019年2月10日)(この辺りからソーシャルメディアでこのSunday Serviceが広く報じられているのを機に,カニエ&セッション仲間も気合が入ってきます。)

Week 7 of Kanye West’s Sunday Service(2019年2月17日)(ここから外へ飛び出します!これが最もヒットしたジャムセッションです。ここから一段と気合は入ってきます。)

Week 8 of Kanye West’s Sunday Service(2019年2月24日)(ここから単なるジャム・セッションではなく,もはやちょっとしたライヴ・コンサートの域へ進みます。)

Week 9 of Kanye West’s Sunday Service(2019年3月3日)(屋外セッションと屋内セッション,両方をやり遂げます。)

Week 9.5 of Kanye West’s Sunday Service(2019年3月5日)(ついに日曜日ではなく,火曜日に!そして,ポートランドへの移動中,飛行機の機内で!こんなノリのいい“ソウル・プレイン”は初めて(笑))

Week 10 of Kanye West’s Sunday Service(2019年3月10日)

ひとまずここまで掲載いたします。

(文責:Jun Nishihara)

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カニエ・ウェストの”Sunday Service”映像

このところカニエ・ウェストは毎週日曜日に”Sunday Service”(日曜のミサ)と名付けられたソウルフルなジャムセッションを開いている。2月17日(日)にも例外なくそれが開かれた。その映像はこちら。新曲を彷彿とさせるこのジャムセッションは話題を呼んだ。黒人の魂を擽ぐるビートづくりに関しては天才的な感覚をカニエは維持している。

もう一つ。こちらは同じ日の“ミサ”を別のアングルから撮ったもの。ほぼフル・レンクスヴァージョン。

なお,現時点で発表されているカニエ・ウェストのニューアルバム(リリース日未定)のジャケはこれ。

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ちなみに,アルバム『Yeezus』のジャケはこれでした。

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(文責:Jun Nishihara)

ヒップホップの現代を映す”Twerk(トゥワーク)”というムーヴメント。

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現代ヒップホップの象徴ともいえる”twerk”という語彙は,あらゆる形象(imagery)を生み出してきました。”twerk”がヒップホップで使われるようになって,ひさしく経っています。すでに8年前,2011年にラッパーのJuicy Jや,リル・ジョンがお尻をフリフリとシェイクさせて踊る曲を作り出してから,アメリカでは一般用語として使われるようになってきました。

現在2019年は,実はもうこの”twerk”という語彙の使用頻度は飽和状態(使われすぎ)にあるのですが,ここへ来て,ドレイク(Drake)の曲で昨年流行った「In My Feelings」で一躍人気を博したシティ・ガールズ(City Girls)という女子ラップユニットが,同名の楽曲「Twerk」を発表しました。そしてフィーチャリング・アーティストは“イマ”をときめくラッパー=カーディ・B(Cardi B)です。

現代ヒップホップの象徴(symbol)となるこの”twerk”というヒップホップダンススタイルをシティ・ガールズは以下のミュージックビデオにして,発表してくれました。一般大衆から集まったビデオも所々で映してくれています。

TVニュースでは「sexual and inappropriate(卑猥で不適切)」と言って紹介されていた”twerking”というダンススタイルですが,現代のヒップホップ界を映し出すたいせつな現象です。ヒップホップを語るなら,一度は見ておくべき映像(↓)でしょう。

(文責:Jun Nishihara)

第4位に輝いた「Nas feat. The-Dream & Kanye West – “everything”」ヴァース3及びサビ部分の対訳 

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Nas feat. The-Dream & Kanye West – “everything”(ヴァース3及びサビ部分対訳)


[Verse 3: Nas]
Watch me as I walk through the folly, golly, New York to Saudi
In Italy, I’m Eduardo Wiccari
But Nasty the hustler, nasty like mustard gas, sulfur
And I could sell Alaska to Russia, no pressure
My first house, 11,000-square-feet mansion
It was a haunted by dead rich whites
Mad a nigga bought his crib to hang up pictures of black Christ
Circular driveways, black cars and black ice
My second house, still in my twenties, illin’ with money
Chilled through my spine, spillin’ wine, it’s funny
Did good for a staircase loiterer, euphoria
What you saw when you seen a teen turn to a warrior
Did every Fourth of July, bustin’ in the sky
It was important to a guy who was mob-minded
Future Murcielago driver ’til Lambos got average on me
I started likin’ the look like I ain’t had no money
Yellow taxi seats over Maybach seats
Just to remind me, just to inspire me
To stay focused, it’s a real sick society
Just ’cause I got your support don’t mean you’re buyin’ me
I’m buyin’ back the land owned by the slave masters
Where my ancestors lived, just to say a rapper
Made a change, the pants-sagger put plans in action
To lay claim the Pan-African made it happen

(ヴァース3:ナズ)
狂気の沙汰を歩んだ,NYからサウジアラビアまで
イタリアではエドアルド・ウィカリと呼ばれて
ハスラーのナスティ,毒ガスのようにタチ悪く,まるで硫黄
ロシア政府にアラスカ州を売りさばき金稼ぐこともできる,容易いもんさ
初めて買った家,11万平方フィートの大豪邸
死んだ白人の富豪によって呪われた家だった
「黒人のキリスト像」を壁に飾ったことに怒ってたんだろう
円形の車寄せ,ブラックの車体にブラックライト
二つ目の家,俺はまだ20代,半端ない金儲け
脊髄に快感を憶え,ワインをこぼし,大笑い
階段の裏でぶらついてたヤツにしちゃ,良くやったもんだろ,上機嫌
ティーンエイジャーが勇者として育った
毎年独立記念日には大空に花火を飛ばした
犯行の脳みそしかなかったヤツにとっちゃ,天晴れなことだぜ
未来のムルシエラーゴ運転手,ランボルギーニなんて普段車さ
一文無しで始めたヤツにしちゃ,見栄えもマシになってきた
イエロータクシーのシートからマイバッハのインテリアへ
思い出して,感化させられる
気を失うな,ここは病的な社会だからな
おまえをサポートしてるからって,カネに身を売った訳じゃない
奴隷の御主人たちに奪われてきた土地を,俺は今,買い返そうとしている
俺たちのご先祖さんが住んでいた場所を,1人のラッパーがこうして
小遣い稼いで,だぼだぼのズボン履いてた野郎がちゃんと目的を果たそうとしている
アフリカ祖先たちが遺してきたものを,ここで受け継ごうとしている

[Pre-Chorus: Kanye West & The-Dream]
You’ll live, and you’ll learn
See ’cause you’ve never been the same as anyone else
Don’t think the same as everyone else
You’ll love, and you’ll learn
See you’ll never conclude with anyone else
Don’t think the same as everyone else

[Chorus: Kanye West]

If I had everything, everything

I could change anything

If I changed anything, I mean anything

I would change everything, oh yeah

[Post-Chorus: The-Dream & Kanye West]

Dark boy, don’t you cry

There’s too much life left in those eyes

Don’t you let that face go waterfall

Don’t you learn to love your scars and all

Dark boy, don’t you die

They’re just human, let them lie

You just know your world and speak your truth

Let them come to you

For you’ll love, in your heart

See ’cause you’ve never been the same as anyone else

Don’t think the same as everyone else

This is your call, there are no wrongs

See you’ll never conclude with anyone else

Don’t think the same as everyone else

(前サビ:カニエ・ウェスト&ザ・ドリーム)
生きて,学ぶ
他人とは違う生き方を歩んできた
他と同じように考えるのはもう止めにしな
愛して,そして学ぶ
ほら,他人と同じじゃ満足しない
他と同じように考えるのはもう止めにしな

(サビ:カニエ・ウェスト)
すべてが手に入るなら,手に入るなら
何もかも変えることができるなら
何もかも変えることができるなら,できるなら
すべてを変えてやりたい,oh yeah

(後サビ:ザ・ドリーム&カニエ・ウェスト)
黒い子よ,もう泣くのはやめなさい
その瞳の中には,まだまだ生きる力が残されている
その美しい顔を涙で濡らしてばかりいないで
その身体の傷跡を愛してやりなさい
黒い子よ,死ぬんじゃない
他人も人間,嘘をつかれても放っておけばいい
自分が知る世界で,知る限りの真実を語ればいいだけ
向こうからやってくるわ
心の底から,愛そうとしなさい
他人とは違う生き方を歩んできた
他と同じように考えるのはもう止めにしな
これは天の声,間違いなんて存在しない
ほら,他人と同じじゃ満足できない
他と同じように考えるのはもう止めにしな

(文責:Jun Nishihara)

第4位に輝いた「Nas feat. The-Dream & Kanye West – “everything”」ヴァース2の対訳

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Nas feat. The-Dream & Kanye West – “everything”(ヴァース2対訳)

[Verse 2: Nas]
From the birth of a child, the world is foul
Excursions of a searchin’ child
Should learn to take nothin’ personal
A parent hates to watch his baby’s face
Takin’ his first immunization shots, but this is great
The child’s introduction to suffering and pain
Understands without words, nothin’ is explained
Or rushed to the brain, lookin’ up at his parents’ face
Like, “I thought you would protect me from this scary place?”
“Why’d you let them inject me?”
“Who’s gonna know how these side effects is gonna affect me?”
Who knew I would grow to meet presidents that respect me?
If Starbucks is bought by Nestlé, please don’t arrest me
I need to use your restroom and I ain’t buy no espresso
Soon enough, assume the cuffs, the position
Not new to us, since back on the bus sittin’
Said, “Screw that bus!” – boycotted that bus outta business
The future’s us, yet every citizen’s in prison

(ヴァース2:ナズ)
子どもは生後まもなく,この世の醜さに直面する
真実を求め,さまよい歩く子
決して孤独ではないよと,励ましてやりたい
どんな親も,子供が苦しんでいるのは見たくない
生まれて初めてのワクチン接種,あたかも良いことのように思うだろう
しかしそれはその子の痛みと苦しみの始まりでしかない
子どもは子なりに理解している,全て言葉では説明できる訳じゃないことを
そのクスリが脳にまわって,子どもは親を見上げてこう言う
「怖い場所から僕を守ってくれるんじゃなかったの?」
「どうして僕にワクチンの注射をしたの?」
「副作用で僕がどうなるか,誰もわからなかったの?」
誰にも想像できなかった,俺のようなヤツをリスペクトしてくれる大統領が出てくるなんて
ネスレがスタバを買収することになっても,責めんじゃないぜ
エスプレソを買わずにスタバのトイレを使いたくなる時だってあるからさ
やがて手錠を嵌める運命,覚悟はいいか
今に始まったことじゃない,市営バスの白人優先席に乗っていたあの頃から
叫んだ「もうバスなんて乗るか」,そして市営バスは倒産に追い込まれた
未来は俺たちが握る,ムショに囚われている仲間が多すぎる

(文責:Jun Nishihara)

第4位に輝いた「Nas feat. The-Dream & Kanye West – “everything”」ヴァース1の対訳

Nas feat. The-Dream & Kanye West – “everything”(ヴァース1対訳)

[Verse 1: Nas]
When the media slings mud, we use it to build huts
Irrefutable facts, merciful, beautiful black beloved brother
You fail to embarrass him, harassin’ him
To my life, your life pales in comparison
So go write whatever blog, messiness is not ever the God
Do what’s necessary, I’m never worried
Listen vultures, I’ve been shackled by Western culture
You convinced most of my people to live off emotion
That’s why we competin’, death by the chrome barrel
Forgot the secrets, my Kilimanjaro bone marrow’s the deepest
You can peep at the comments, but don’t fall for that
We want freedom, I’m a scholar, an almanac
People do anything to be involved in everything
Inclusion is a hell of a drug
Some people have everything they probably ever wanted in life
And never have enough

(ヴァース1:ナズ)
マスコミに泥を投げつけられれば,その泥で小屋を作り上げてきた
まぎれもない事実,慈悲深く,美しい黒人のブラザーとともに
いくら嫌がらせを受けたとしても,もう恥には思わねえ
この人生に比べりゃ,奴らの人生は薄っぺらいもんだ
好き勝手にネットなんかで批判すればいい,デタラメは神には通用しねえ
満足するまでやればいい,もう不安には感じない
強欲冷酷なハゲタカどもよ,「西洋のやり方」という名の鎖で俺たちを縛り付け
感覚だけで仕事をするよう俺たちを仕向け,教育は受けさせようとしなかった
競争を繰り返し,銃に死す生き様ばかりを選ばされてきた
秘密は失われた,キリマンジャロ渓谷のように深い俺の骨髄
コメント欄を見てればいい,だが,まんまと騙されんじゃないぜ
俺らは自由を求める学者であり歴史である
人は,なり振り構わず,いろんなことに首を突っ込もうとしてくる
仲間内にされている間は麻薬のように心地良いからな
欲しいものがいとも簡単に手に入る人生を歩んでる連中は,時に
いくらあっても物足りないというだろう

(文責:Jun Nishihara)

2019年を乗り越えるための1年分エネルギーをKanye Westの「All Dayライヴ映像」でチャージする。

他人から何を思われようが,何を勘違いされようが,あらゆる人間関係の付き合いに悩んでいようが,義務に感じているような付き合いゴトに幻想を抱いていようが,そういったものは全て,カニエ・ウェストの現代の世の中(社会)に対する放擲態度でぶっ飛ばして,そしてそんなことはいちいち相手にもせず,今年2019年,あらゆるときも「カニエ・アティテュード(”Kanye attitude”)」で乗り越えていくことを意識してみましょう。

この映像は,カニエが,世間的には名誉とされる格式高い英国のBRIT Awardsでパフォーマンスした映像です。そんな「格式高い英国のステージ」にこれだけぐちゃぐちゃした黒人の群衆を持ってきてヒップホップ音楽に合わせて体をぐらぐら揺らしてラップしたというのは,明らかに世の常識に反抗する態度の現れでしょう。

映像の1:35部分に映し出される,観客側で唖然とするテイラー・スウィフト(Taylor Swift)の顔がそれを物語っているでしょう。

(文責:Jun Nishihara)

第1位「ヴァースのトリはJAY-Z,ビートはThe Notorious B.I.G.,ラップはMeek Mill。その曲名は“What’s Free”。」(今年2018年に出た最も偉大なるヒップホップ曲ランキング)

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(写真左端=ミーク・ミル(Meek Mill),真ん中右寄り=ジェイZ(JAY-Z),右端=DJクルー(DJ Clue))

12月1日から毎日1曲ずつアップしてきた今年2018年に出た最も偉大なるヒップホップ曲ランキングの第1位を飾るのは・・・

Meek Mill feat. Rick Ross & JAY-Z – “What’s Free” です。

今年は1月のグラミー賞でケンドリックが素晴らしいのを見せてくれて,11月30日にヒップホップのど真ん中を行くミーク・ミルのアルバムがリリースされました。その間には途中,ドレイクやカニエ・ウェストやキッズ・シー・ゴーストやチャイルディッシュ・ガンビーノやエミネムやルーペ・フィアスコ,トラヴィス・スコットやコダック・ブラック,ミーゴスやテカシ69などなどあり,今年は見事なヒップホップに満ちた素晴らしい年でした。R&B界ではエラ・メイ(Ella Mai)のシングル曲「Boo’d Up」やカリード(Khalid)feat.ノーマニ(Normani)のシングル曲「Love Lies」,ジョージャ・スミス(Jorja Smith)の「Blue Lights」,そしてフランク・オーシャン(Frank Ocean)の「Moon River」などがあり,R&BアルバムではビヨンセxジェイZの『EVERYTHING IS LOVE』が出ました。R&Bの曲は今回,このヒップホップランキングでは取り上げておりませんが,R&B界もR&B界で,素晴らしい年でした。

さて,今年第1位を飾った「What’s Free」に話を戻します。

今年はミーク・ミル(Meek Mill)にとって人生が大きく変わる年でした。まず2018年4月24日にようやく刑務所から釈放されました。そこに行くまで,いろいろなことがありました。ミーク・ミルが囚われている(locked up)ムショの前や,故郷のフィラデルフィア(Philadelphia)の裁判所(Criminal Justice Court)の前で,ミーク・ミルをサポートする黒人群衆が集まり「Dreams and Nightmares Intro」を大合唱している映像も流れました。その映像がこれです。

#FreeMeekMillというハッシュタグで,ミーク・ミルの釈放を人々は求めました。その人々にミーク・ミルも御礼しなきゃいけませんね。これだけサポートしてくれた群衆に。

そしてもうひとつ。ドレイク(Drake)とのビーフ(=対立,喧嘩)を今年,全て終わらせました。ミーク・ミルがつい先日12月4日(ジェイZの誕生日)にNYの最大のヒップホップラジオ曲(HOT97)のDJ Funkmaster Flexの番組「Funk Flex Radio」に出演し,ドレイクに「I apologize(ここで謝るよ)」と和解を求めました。これを「ミーク・ミルとドレイクの和解の日」と名付けます(勝手に)。その映像がこれです。(以下映像の3:45からは,ミーク・ミルのフリースタイルが始まります。)

そしてドレイクも,自身のライヴツアーのステージにミーク・ミルを迎えるというファンにとっては最高に嬉しい瞬間を実現してくれました。その映像がこれです。(ミーク・ミルのヴァースをドレイクがマイク無しで口ずさんでいる映像が感慨深いですね。しかし,ドレイクのステージなのに,冒頭でミーク・ミルの曲が聞こえてきたとき,聴衆は戸惑ったでしょうねえ。「あれ?!どうゆーこと?この2人ビーフ中じゃなかったっけ?!」って。)

ライヴツアーといえば,ミーク・ミルは「あのヒップホップの伝説野郎=DMX!」をステージに呼んだこともありました。これです。

DMXの存在はヒップホップにとって,歴史的にかなりたいせつな人物です。彼の音楽は決して死なせないようにしないといけません。

そして最後に,#FreeMeekMillで暴れてくれた野郎たちへ,このビデオを捧げることとして,今年のカウントダウンの幕を閉じます。

皆さま,ここまでお付き合い頂き,ありがとうございました。

Meek Mill – “Dreams & Nightmares (Intro)”

(文責&曲選び:Jun Nishihara)

第2位「今年のグラミー賞で,現代アメリカへの怒りと憤りをヒップホップという音楽に昇華させたケンドリック・ラマーのパフォーマンス!」(今年2018年に出た最も偉大なるヒップホップ曲ランキング)

今年2018年1月28日,ニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデン(Madison Square Garden)で,「第60回グラミー賞」(60th Annual Grammy Awards)が開催されました。そのステージで見せてくれたケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)のパフォーマンスが素晴らしかった。まずはそれをご覧あれ。

Kendrick Lamar – 60th Grammy’s Performance 2018 from Pablo Andres Vizcarra Montaño on Vimeo.

これは現代のアメリカ国への怒りと憤りに満ちた映像です。パフォーマンスの途中,バックのスクリーンに大きく「THIS IS A SATIRE by KENDRICK LAMAR(これはケンドリック・ラマーによる諷刺だ)」と映し出されます。現代アメリカへの怒りと憤りをヒップホップに昇華させたパフォーマンスでした。これをヒップホップと呼ばず,他に何をヒップホップと呼べるか。

さて,途中デイヴ・シャペル(Dave Chappelle)の一言が混じります。もちろんこれも意図的なものです。デイヴ・シャペルが言うとおり,「こんなものを国営放送で流しいいのか?!」ということですが,それをOKしたCBS局にも感謝です。もしCBSがこれをOKしていなければ,こんなに素晴らしいパフォーマンスは今頃は日の目を見ていなかったでしょう。

これこそ今年のヒップホップ,第2位に相応しいパフォーマンスでした。

(文責:Jun Nishihara)