ここへ来てフューチャー(Future)のアルバム『I NEVER LIKED YOU』がリリース!

5月にニューアルバムをリリース予定のケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)へ告ぐ。
フューチャー(Future)が出したこのアルバム『I NEVER LIKED YOU』を聴いて、慄くが良い。このアルバムを凌ぐことは相当難しいぜよ。

と、若干挑戦的な出だしで始めてみました。

プッシャ・T(Pusha T)のアルバムの次はケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)のアルバムだな、と思っていた諸君。

あいだにフューチャー(Future)がぶち込まれてきました。しかも、今回、クオリティ、かなり高めです。

2曲、掲載しておきます。
この2曲だけでは、アルバム全体の良さが伝わらないかもしれない。
というくらい、質は高いです。

まずは、カニエ・ウェスト(Kanye West)をfeat.したこの楽曲 - 「KEEP IT BURNIN」です。
カニエのヴァースが狂気の沙汰。
何回、set it offいうんやと。
フューチャーのふざけたbankのところとかね。
完全に真剣にラップやってるやつらをあざ笑うが如くの余裕さで恰好良い。

先週金曜日(4/29)にオフィシャルミュージックビデオが出ました。

2曲目は雰囲気がガラッと変わって、バラード系を。
ドレイク(Drake)及び最近ドレイクのアルバム『Certified Lover Boy』でもfeat.されたナイジェリア出身のソウル・シンガー=テムス(Tems)をfeat.した楽曲「WAIT FOR U」です。

Future feat. Drake & Tems – 「WAIT FOR U」

おまけに、調子に乗ってもう1曲。

Future – 「LOVE YOU BETTER」

先日リリースされたPusha Tの『It’s Almost Dry』アルバムとは景色/毛色は全く異なりますが、いずれも、2022年トップ10に余裕で入るというアルバムがはやくも登場してしまいました。

益々、ケンドリックのアルバムが愉しみでなりません。

(文責:Jun Nishihara)

アリシア・キーズのソロ楽曲「City of Gods (Part 2)」リリース。

原曲は、ファイヴィオ・フォーリン(Fivio Foreign)、カニエ・ウェスト(Kanye West)そしてアリシア・キーズ(Alicia Keys)の大御所3名がそろってタッグを組んだ楽曲「City of Gods」でしたが、先週4月7日(木)にアリシア・キーズ(Alicia Keys)のソロ楽曲として、彼女自身がピアノでメロディを演奏している「City of Gods (Part 2)」がリリースされましたので、下記掲載しておきます。

Alicia Keys – “City of Gods (Part 2)”

(文責:Jun Nishihara)

前回に引き続いてNIGOさんについて。そしてKid CudiとのMV。

前回、NIGOさんについて少し書かせていただきました。

書いていて思いましたが、2003年6月にリリースされたファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)率いるThe Neptunesの「Frontin’」のミュージックビデオに、ニゴ(NIGO)さんが登場しているの、知ってます?当時(2003年)、私はNYに住んでいましたが、(まだYouTubeがない時代)、あらゆるサイトを探して、「Frontin’」のビデオを観ておりました。そうすると何か日本人みたいな人がカメオで出演している、と。2004年、2005年頃に、BAPEはすでにヒップホップヘッズの間で人気でしたので、私は少し遅れて2006年頃に、その人がNIGOさんということを知りました。

それにしても、年取らないですね、NIGOさん。当時と同じ若さ!いまだに、お若い!
そこらへん、ファレルみたいですね(笑)。ファレルもNIGOさんもお年を取らない。

キッド・カディ(Kid Cudi)とのビデオもありますので、以下掲載しておきます。

Kid Cudi & NIGO – “Want It Bad”

(文責:Jun Nishihara)

Pusha T及び二号(NIGO)さんによる「Hear Me Clearly」オフィシャルMV出る。

これまでは滅多にオモテに顔を出されなかったNIGOさんですが、最近、米ラップアーティスト(特にAWGE周辺)のMVで頻繁に顔を出されています。NIGOさんを知っているとアメリカでは「知る人ぞ知る」という存在の扱い=“I Know Nigo.”がなされており、同じ日本人として誇り高き思いです。それもそのはずで、Pusha TやA$AP Rocky、はたまたTyler, the Creator達がデビューするずっと前から、NIGOさんはファッション業界の(ヒップホップファッション業界の)大物でしたから。すでに。2006年に音楽業界の関係者と話した際に、Ne-YoがA Bathing Ape(Bape)の渋谷ストアに立ち寄って、こう話したと聞きました。音楽業界関係者「この方を知ってる?」、Ne-Yo「いえ、知らない」とNe-Yoが言っていた(2006年当時っていうのはNe-Yoが超ヒットしたシングル曲「So Sick」でノリに乗っていた時代です)と。

あれから16年の年月が経ち、2022年。Ne-Yoの名前はもう聞かなくなりましたが、NIGOさんについてはまさに“これから”という勢いです。ヒップホップ、否、そんなジャンルとか関係なく、すでにファッション業界全体の大ベテランであるNIGOさんが“これから”というトテツモナイ凄み。どんだけ現役でいらっしゃるのか、という。リスペクトならぬリスペックの極みです。

さて、そのNIGOさんとのコラボレーション曲である(もう今の時代、コラボするのは必ずしもラッパーである必要はないのです。そういう独創性。)Pusha Tの「Hear Me Clearly」の公式MVが出ましたので、以下掲載しておきます。

Pusha T & NIGO – “Hear Me Clearly”

(文責:Jun Nishihara)

NIGO AKA ニゴさん AKA 二号さん & プッシャT(Pusha T)の新曲「Hear Me Clearly」リリース。

この2000年初期を彷彿とさせるめちゃめちゃカッケー新曲「Hear Me Clearly」リリース。
NIGOさんとPusha Tの仕業(シワザ)。

サビの部分、Pusha Tはこう繰り返します。

Hear me clearly
If y’all niggas fear me
Just say y’all feel me
Fuck all these fairy tales

聴け、じっくりと
畏(おそ)れ、俺のこと
感じるか、このビート
クソ喰らえだぜ、オトギバナシの野郎ども

音源を以下に掲載しておきます。

Pusha T & NIGO – “Hear Me Clearly”

(対訳及び文責:Jun Nishihara)

アリシア・キーズ(Alicia Keys)のニューアルバム『KEYS』から数曲掲載。

アリシア・キーズ(Alicia Keys)が昨年12月にニューアルバム「KEYS」をリリースしておりますので、同アルバムから収録楽曲を数曲掲載しておきます。

まずはマイク・ウィル・メイド・イットがビートプロデュースを手掛け、同アルバムのリードシングルとしてリリースされた「LALA (Unlocked)」です。

続いてHip-Hop界の大物プロデューサーであり、アリシア・キーズの旦那であるスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)をカメオに迎えたMV(楽曲名は「Best of Me」)です。ビート・プロダクションはこちらもマイク・ウィル・メイド・イットの仕業。RCAレコーズから2021年10月28日にシングルカットされ、リリースされました。シャーデー(Sade)の「Cherish The Day」を下敷きにサンプリングとして起用しております。

次は、Pusha Tをフィーチャリングに迎えた「Plentiful」です。

最後にこちら。
アリシア・キーズが今回のアルバム『KEYS』をリリースするにあたって、”KEYS: A Short Film”と題してドラマ風の動画を配信しましたので掲載しておきます。

(文責:Jun Nishihara)

レイアナ・ジェイ(Rayana Jay)のニューアルバム『Last Call』はムードたっぷりのR&Bミュージック。

レイアナ・ジェイ(Rayana Jay)については、当サイトでも数回取り上げました

そのレイアナ・ジェイが本年1月28日にニューアルバム『Last Call』をリリースしましたので、同アルバムの収録楽曲を幾つか掲載しておきます。

Rayana Jay – “Intro”

Rayana Jay – “Last Call”

Rayana Jay – “Blame It”

なお、以下の動画については、2020年6月にこちらのページでも取り上げましたが、久しぶりに再掲しておきます。

(キュレーティング:Jun Nishihara)

2022年のNYアンセム、Fivio Foreign x Alicia Keys x Kanye West出る。

2022年のNYアンセムは、まだ2月であるにもかかわらず、早くもこれに決まりです。
ファイヴィオ・フォーリン(Fivio Foreign)、アリシア・キーズ(Alicia Keys)そしてカニエ・ウェスト(Kanye West)でコラボ作として発表した「City of Gods」。ミュージックビデオは未発表ですので、現時点では音源のみです。

途中、カニエがこう言い放ちます。
おっと、その前に、ファイヴィオがこう言います。
ブルックリン・ドリル(Brooklyn Drill)の威力を世界に知らしめた今は亡きポップ・スモーク(Pop Smoke)へ曲の冒頭でシャウトアウトを捧げます。

Pop was the king of New York, now I’m the nigga in charge
(NYのキングはポップ(・スモーク)だった、俺が後を継ぐ)

そしてカニエは自身のヴァースでこう言います。

Ayy, Fivi, excuse me, but this is the feature of the year
(エィ、ファイヴィ、すまん、これ、今年イチのフィーチャーだわ)

そして、これがその今年イチのフィーチャーです。

Fivio Foreign x Alicia Keys x Kanye West – “City of Gods”

(文責:Jun Nishihara)

NY州の規制も終わり、踊るフレンチ・モンタナ。

出ました、フレンチ・モンタナ(French Montana)の新曲「FWMGAB」-“Fuck WITH ME GET A BAG”の頭文字、あえて訳すなら「俺と連れて、がっつり稼げ」。テーマはシンプル、曲は超ダンサブル。聴いてみ、がっつり稼げ。

ちなみに、同曲の冒頭は、数多のヒップホップ曲のサンプリングとして起用されてきた「アモレス・コモ・ヌエストロ」を元ネタに回しています。

ついでに、こちらの名曲もどうぞ。シャキーラのヒップは嘘つかない。

ちなみに(が多いですが)、フレンチ・モンタナはモロッコ国のカサブランカ生まれで、NYのブロンクス育ちです。

(文責:Jun Nishihara)