元ネタの曲を知る(14):ビッグ・ショーン⇄マイケル・ジャクソン

先月リリースされたビッグ・ショーン(Big Sean)の新盤『Detroit 2』から。

同アルバムに収録されている楽曲「Don Life」はマイケル・ジャクソンの「Human Nature」を元ネタにしてビートを回しております。

まずはビッグ・ショーンのこちら,check it out.

Big Sean – “Don Life”

そして,ビッグ・ショーンが今回本曲をビート・プロデューサーであるKeY Wayne(キー・ウェイン)とともに制作するにあたり,サンプリングとして下敷きにした元ネタが,マイケル・ジャクソンの「Human Nature」です。

Michael Jackson – “Human Nature”

(文責:Jun Nishihara)

今週の新曲:Big Sean feat. Nipsey Hussle – “Deep Reverence”

出ました。ニプシー・ハッスルをfeat.したビッグ・ショーンの新曲「Deep Reverence」。こちらを以下のとおり掲載しておきます。

Big Sean feat. Nipsey Hussle – “Deep Reverence”

なお,まもなくリリースされる予定のビッグ・ショーンの新盤『Detroit 2』に向けて,こちらのプレビューをどうぞ。

アツい!
外気は寒くなってきたのに,アツい!
ドンの生き様(=DON LIFE),見せてくれや。

(キュレーティング:Jun Nishihara)

第21位:Big SeanのNYラジオ局,HOT97でのフリースタイル。(2019年Hip-Hop名曲名場面ベスト50)

だんだんとランキングが上がってきました。それにあわせてラッパーのレベルも上がってきます。

と,そう言って今,ハードルを上げましたが,そのハードルを上げても,ちゃんと期待通りカマしてくれるのがビッグ・ショーン(Big Sean)です。まずは今年8月にニューヨークのヒップホップラジオ曲=HOT97で行われたフリースタイルをご覧下さい。
冒頭はフレックスとビッグ・ショーンのトークが3分ほど入りますが,フリースタイルはタイムライン3:07から始まります。

5 P’s = Proper Preparation Prevents Poor Performance
(5つの“P”とは,つまり,事前の準備を怠らなけりゃ,イマイチなパフォーマンスも事前に防げる。)

なお,ビッグ・ショーンは今年のMTV Video Music Awardsでも以下パフォーマンスを披露してくれました。

Big Sean feat. A$AP Ferg – “Bezerk” です。

(文責:Jun Nishihara)

第24位:Jhene Aikoのフリースタイル「Triggered Freestyle」及び元カレ=Big Seanとの「None Of Your Concern」(今年出たHip-Hop名曲名場面ベスト50)

ジェネイ・アイコ(Jhene Aiko)は,ヤバいリリックを最もおだやかなメロディに乗せて歌うという才覚に関しては,他のR&Bシンガーの群を抜いて優れています。

それがコレ。元カレ=ビッグ・ショーン(Big Sean)に宛てたフリースタイル曲です。

なかなかステキなメロディなのに,言ってることは激烈。

上記「Triggered Freestyle」がリリースされたのは今年の5月。しかしそれから,同曲「Triggered Freestyle」でネタにした元カレをひっさげて(文字通り引っ提げて)ふたりでシングル曲「None Of Your Concern」を出しました。アイコの歌に返歌ならぬ返事のラップをする最後のビッグ・ショーンにも注目ですが,この曲のスターはビッグ・ショーンではなく,アイコでしょう。

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(文責:Jun Nishihara)

第37位:今年の37位はKash Doll? もしくはDoja Cat? 二人とも今年メインストリームデビュー!(今年出たHip-Hop名曲名場面ベスト50)

名前が似すぎて,違いがわからん!・・・と言う方に,まずは写真で区別していただきましょう。

まずはキャッシュ・ドール(Kash Doll)は黒人女子ラッパー。
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そしてドジャ・キャット(Doja Cat)はかなり色白の二人種(黒人と白人にまたがる)女子ラッパーです。パパが南アフリカ生まれ,ママはユダヤ系の白人というステフロン・ドンに負けず劣らない多種多様のカルチャーが混ざり合った家庭で育ちました。
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上記2つの写真を見比べるだけでも,イメージというか印象は二人とも互いにぜんぜん異なります。写真の印象だけでは,どちらが好きですか?

パッと見はドジャ・キャットが好印象ですけれど,キャッシュ・ドールのほうがラップが上手そうですね。

さて,こんどは,二人が今年リリースしたシングル曲をそれぞれ聴き比べてみましょう。

まずはキャッシュ・ドール(Kash Doll)から,今年8月にリリースされたシングル曲「Ready Set」です。

続いてドジャ・キャット(Doja Cat),同じく今年8月にリリースされたシングル曲「Juicy」です。

どちらが好きですか?
写真で見たときの印象どおり,ラップに関しては,キャッシュ・ドールがダントツですね。

最後に,二人のフリースタイルを聴き比べてみましょう。

まずはキャッシュ・ドール(Kash Doll)から。

キャッシュ・ドールのフリースタイル中で「Detroit Queen」と出てきますが,彼女はデトロイト出身。エミネムやビッグ・ショーンの同胞です。

続いてドジャ・キャット(Doja Cat)・・・なのですが,いいフリースタイルが見つからなかったですので,彼女がエロく歌うインスタ動画と,続いて“A COLORS SHOW”で披露したシングル曲「Juicy」を掲載いたします。

こうして見てみますと,二人はまったく毛色の異なるアーティストということが分かります。キャッシュ・ドール(Kash Doll)はラップもフリースタイルもしっかりしていて,根っからのヒップホップ・アーティストですが,色白のドジャ・キャット(Doja Cat)はウタも歌えて,ポップス寄りですね。

さて,それでは今年第37位の軍配を上げるのは,キャッシュ・ドールか,ドジャ・キャットか,どちらでしょう。

ヒップホップ好き代表としては,今年の軍配は,ラップもフリースタイルもできるキャッシュ・ドール(Kash Doll)に決定です。ドジャ・キャット(Doja Cat)は見た目もいいですし,これからポップス界でも人気を挙げていくのでしょうが,最近増えてきた女子ラッパーの間で熾烈の戦いを繰り広げるであろうキャッシュ・ドールには,さらに頑張っていってもらいたいですね。

ということで,今年第37位はキャッシュ・ドール(Kash Doll)でした。

(文責:Jun Nishihara)