カニエ・ウェスト feat. トラヴィス・スコットの新曲「Wash Us In The Blood」リリース。

遂にリリースされました。カニエ・ウェストfeat.トラヴィス・スコットの新曲「Wash Us In The Blood」。タイムライン00:40で,お尻をフリフリ振りまくるtwerkerを左の画面に見せながら「これが神の国だ」とモロ真正面に「God’s Country」という文字を提示するというのはカニエ・ウェストらしい映像であります。

もうこれからはクリスチャン・ミュージックしかやらない!と宣言したカニエ・ウェストでしたが,ここまでも非クリスチャンである(クリスチャンを否定している)神をテーマにした楽曲っていうのは,非クリスチャンを真正面から経験してきたカニエであるからこその芸術,クリエイティビティであると言えます。

黒人女子のtwerkerを見せながらこれが神の国だ!っていう矛盾の思想が1つ,そしてもう1つは現政権でも何でもいいですが,あらゆるシステムへの憤りをドライブ(駆り立てる)するかのような激しいビート,この2つは頻繁にカニエの芸術に登場します。

Kanye West feat. Travis Scott – “Wash Us In The Blood”

(文責:Jun Nishihara)

「ガタ・カタ・ラタ・アダ・ヤ・ビッチ・オナ・ガナ・ワナ・・・」と続く最新のラップ曲。

2020年5月22日にリリースされたニューアルバム『Wunna(ワナ)』は米国ジョージア州出身の若手ラッパー=Gunna(ガナ)の仕業によるものです。

リードシングルであるアルバムタイトルと同名の楽曲「Wunna」は,フック(サビ)が「ワナ」に韻を踏む語の羅列を用いてリスナーの耳に心地良い錯覚を与えるデキとなっています。

ビジュアルはこんなヤツです。

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Still a Kid I Love Barney 🥵🧡

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以下のミュージックビデオでも聴けますが,そのサビの部分は英文で表記するとこうなります。

Money puddles (puddles) got a cutter (cutter)
Lotta orders (Orders), dollars, quarters (Ayy)
Wrist water (Ayy), Rich Porter (Ayy)
Your bitch on now (On now), Gunna Wunna (Wunna)
Commas, commas (Racks), hundreds, hey (Hey)
I’m a stunna (sauna) summer (Hey)
Benihana (‘Hana), cook up, hey (Hey)
My crew paid (Paid), surf a wave (Wave)

音声をカタカナで表記するとすれば,こうなります。
「マネー」が「マニ」,「ウォーター」が「ワラ」,「コンマ」が「カマ」になります。

マニ・パド・(パド)・ガタ・カタ・(カタ)
ラタ・アダ・(アダ)・ダラ・クォタ・(エィ )
リス・ワラ・(エィ)・リチ・ポタ・(エィ )
ヤ・ビッチ・オナ・(オナ)・ガナ・ワナ(ワナ)
カマ・カマ・(ラク)・ハニッ・ヘイ(ヘイ)
アイマ・スタナ・(ソナ)・サマ(ヘイ)
ベニ・ハナ・(ハナ)・クカッ・ヘイ(ヘイ)
マクル・ペイ・(ペイ)・サファ・ウェィ(ウェィ)

さて,日本語意味に対訳するとなると,こうなります。

カネ・たんまり・(たんまり)・忍ばす・銃・(銃)
どっさり・注文・現ナマ・硬貨(エィ )
手首・ギラギラ・(エィ )・リッチ・野郎(エィ )
おまえの・女・抱く・俺が・ヤる(ヤる)
1万・10万・(札束)・100万・ヘイ(ヘイ)
俺は・スタナ・(サウナ)の如く・夏のよに・アツい・野郎
高級・レストラン・コックの・料理・ヘイ(ヘイ)
仲間も・カネも・(儲け)・波に・ノッてる(ノッてる)

真夏の・夜の・眠れなき・暑さの・中で・こんな・曲は・どで・っか?

1993年生まれのラッパー=ガナ(Gunna)は,同郷であるアトランタ出身の大人気ラッパー野郎ヤング・サグ(Young Thug)に見出されて,ヤング・サグ自身が創設したレコード・レーベル=YSN Recordsに迎えられた。まさに現代の若者ラップをリードするヤング・サグ(Young Thug)に認められたラッパーであり,昨年2019年にはデビューアルバム『Drip Or Drown 2』を発売し,米ビルボードチャート第2位を獲得した。そして先日リリースされた本アルバム『Wunna』では,現在最も勢いあるウェッサイはコンプトン出身のラッパー=ロディ・リッチ(Roddy Ricch)をフィーチャリングした楽曲「Cooler Than A Bitch」も収録。ガナ自身はサウス・ラップのど真ん中であるATL(アトランタ)はカレッジ・パーク出身。カレッジ・パーク出身のラッパーには,2チェインズ(2 Chainz)やリュダクリス(Ludacris),ヤング・ジョック(Yung Joc)等,大物ラッパーが並ぶ,と書くと,ガナにプレッシャーを与えるかな,カナ?

これまで出てきたサウスのラップ調子をさらに鋭敏化させたこの「ガナ・ワナ調」ラップを以下ミュージック・ビデオでお聴き下さい。

Gunna – “Wunna”

(文責&キュレーティング:Jun Nishihara)

第27位:Chris Brown x Drakeの大ヒット曲「No Guidance」(今年出たHip-Hop名曲名場面ベスト50)

R&B界の王子=クリス・ブラウンと,ヒップホップ界の6God=ドレイク,この二人がゼータクなタッグを組んでリリースした曲。それが今年イチのヒップホップダンス曲「No Guidance」でした。これはもう説明不要。これを今年のヒット曲と呼ばず何をヒット曲を呼ぶというのか,と。これをメインストリームと呼ばず,何をメインストリームと呼ぶのか,と。これを王道と呼ばず何を王道と呼ぶのか,と。以下にMVを掲載しておきます。

Chris Brown & Drake – “No Guidance”

(文責:Jun Nishihara)

第32位:今年最高の盛り上がりを見せたリル・ナズ・Xの曲「Old Town Road」(今年出たHip-Hop名曲名場面ベスト50)

テイラー・スウィフト(Taylor Swift)は,さかのぼれば,大元はカントリーシンガー(カントリー音楽を歌う歌手)でした。カントリー出身の彼女は,次第にアメリカン・ポップを歌うようになり,今ではアメリカ,いや,全米のみならず,全世界を代表するポップ・シンガーとなりました。つまり彼女は,カントリーを出て国際的世界ナンバーワンとなったアーティストでした。

しかし今年出たこのリル・ナズ・X(Lil Nas X)の全世界ヒット曲「Old Town Road」では,今まで成し遂げられなかったことが成功しました。それは何かといえば,まさにテイラー・スウィフトとは逆,「ヒップホップをカントリーに入れ込んだ」ということです。今まで,「カントリーを出て,ヒップホップに行った」人(たとえばKid Rock(キッド・ロック))はいました。そしてテイラー・スウィフトのように「カントリーを出て,ポップに行った」人もいました。つまり「カントリー出て,他へ行った」人はいたのでしたが,リル・ナズ・Xはそれらとは逆に「ヒップホップをカントリーの世界にもってった」,言わば「ヒップホップをカントリーの世界に逆流させた」ことに成功した,きわめてめずらしいアーティストになりました。

ヒップホップはここ数年,アメリカの「ポップ」として認知されるようになってきました。ロックやジャズと比べると歴史は相当浅いですが,ここへ来て,もうアメリカ中の誰もがヒップホップを無視することはできなくなってきました。ニッキー・ミナージュが世に出てきた頃から徐々に,ヒップホップは一部「ポップ」として認知されるようになってきました。

この曲の偉大さについてはさて置き,今年出たヒップホップ曲第32位として,以下リル・ナズ・Xの「Old Town Road」の2ヴァージョンを掲載しておきます。

Lil Nas X feat. Billy Ray Cyrus – “Old Town Road”

※スキット無し

※スキットあり

(文責:Jun Nishihara)

第41位:Snoop Doggのウェッサイ・ノリが効いたシングル曲「Countdown」(今年出たHip-Hop名曲名場面ベスト50)

ヒップホップの重鎮=スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)が今年17枚目のアルバム『I Wanna Thank Me』を発表しました。西海岸をレペゼンするスヌープが,東海岸きってのプロデューサーでビッグ4と称される人物=スウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)とタッグを組んで,以下のシングル曲を発表しました。

Snoop Dogg feat. Swizz Beats “Countdown”

クリップス色モロのブルーチャックスで登場するスヌープとスウィズ。こんな豪華な組み合わせ,ありまっか。スヌープの冒頭の一言,「Nigga… Understand」の一言ならぬ二言で,こちらは千くらいを理解することを強いられる厳しい曲です。

同アルバムからもう1曲。スヌープ・ドッグの永遠の仲間=故ネイト・ドッグ(Nate Dogg)をフィーチャリングしたこの曲「Wintertime In June(冬の6月)」を掲載しておきます。

(文責:Jun Nishihara)

第45位:21 Savage feat. J. Coleの“a lot” (今年出たHip-Hop名曲名場面ベスト50)

ミュージックビデオはこちらです。

冒頭の立派な豪邸は,アメリカの中産階級(あるいは中間階級)の家庭でよく見る家の形をしています。わたしもアメリカの高校に通っていた際,卒業生プロムパーティーの準備で,お相手の友達の家に集合して,男子はレンタルしてきたタキシードを着て,女子は綺麗なプロムドレスに身を纏って写真を撮ってから会場に行ったのですが,その人の家は映像の家の造りに似ており,裏庭(backyard)は芝生で広く,そこでグループフォトを取るスペースがある。そういうことを思い出して感慨に耽っている場合ではないのですが,とても懐かしい感じがするとともに,アメリカの中間階級の家庭では一般的な家であり,大富豪にならずともアメリカの中西部ではこのくらいの家は持てる人が多いようです。

このソウルフルなビートは,1960年代の名曲East of Undergroundの「I Love You」をベースにサンプリングしております。

Verse by 21 Savage:

Penitentiary chances just to make a couple bucks
My heart so cold I could put it in my cup
Gang vs. the world, me and my dawg, it was us
Then you went and wrote a statement, and that really fucked me up
My brother lost his life and it turned me to a beast
My brother got life and it turned me to the streets
I been through the storm and it turned me to a G
But the other side was sunny, I get paid to rap on beats

2, 3ドルの儲けのために,あやうくムショにぶち込まれ
ギンギンに冷えたハート,グラスにカランカラン
世間vs.俺と仲間たち,いつも共にいた
それがいきなり俺の元を去り,チクリやがって,途方に暮れた
弟が命を犠牲にしてから,俺は野獣のように戦った
兄貴が終身刑を宣告され,俺はストリートをさまよった
嵐のなかを進んできた俺は,立派なギャングスタとなった
しかしそういった生き様の真逆にあったのは,華やかで,ラップをビートに乗っけて稼ぎ始める人生だった

(文責及び対訳:Jun Nishihara)

第48位:Bluefaceの“Thotiana”そしてRemixにはカーディB登場 (今年出たHip-Hop名曲名場面ベスト50)

今年,流行りましたねえ。Bluefaceの“Thotiana(邦題:タティアナ)”」という迷曲。ラップのヒドさはさて置いて,ラップやフローやビートやそんなものよりも,ラジオでこの曲がかかれば,誰もがサビを歌える,そしてお尻を突き上げてダンスすることができる,というまさにハヤり(だけ?)の曲でした。

そしてカーディB(Cardi B)をフィーチャリングしたRemixはこちらです。カーディBがこの曲に乗っかることで,ブルーフェイスの認知度も一気に上昇しました。

(文責:Jun Nishihara)

ビヨンセ楽曲対訳「スピリット(『ライオン・キング』のテーマより)」

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(上記写真は今年全米公開予定の映画実写版『ライオン・キング』の公開に先立ち,7月9日にL.A.で開催されたワールド・プレミア祭にて。)

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(映画『ライオン・キング』のサウンドトラック,ビヨンセ「スピリット」のシングル曲ジャケットです。)

米国時間7月17日には,ビヨンセのシングル曲「SPIRIT」のミュージックビデオも発表されました。7月19日にはビヨンセが全般プロデュースを手掛けた最新アルバム『The Lion King: The Gift』もリリース予定です。

Beyonce – “Spirit”
ビヨンセ対訳「スピリット(映画『ライオン・キング』より)」

Uishi kwa muda mrefu mfalme

(Uishi kwa uishi kwa)

Uishi kwa muda mrefu mfalme
(
Uishi kwa, uishi kwa)

王よ,永遠なれ
(王よ,永遠なれ)
王よ,永遠なれ
(王よ,永遠なれ)

[Verse 1]

Yeah, yeah, and the wind is talkin’

Yeah, yeah, for the very first time

With a melody that pulls you towards it

Paintin’ pictures of paradise

(ヴァース1)
そして,風は私たちに語りかける
それは初めてのこと
メロディに乗せて,わたしたちの心をとらえる
まるで楽園の絵画を描いているように

[Pre-Chorus]

Sayin’ rise up

To the light in the sky, yeah

Watch the light lift your heart up

Burn your flame through the night, woah

(プレ・コーラス)
さあ,立ち上がれ
光とともに,大空へ
光とともに,羽ばたいて
夜空にあなたの炎を輝かせて,ウォゥ

[Chorus]

Spirit, watch the heavens open (Open)

Yeah

Spirit, can you hear it callin’? (Callin’)

Yeah

(コーラス)
精霊よ,さあ,天空を見上げて(見上げて)
そう
精霊が,あなたを呼んでいる(呼んでいる)
そう

[Verse 2]

Yeah, yeah, and the water’s crashin’

Trying to keep your head up high

While you’re trembling, that’s when the magic happens

And the stars gather by, by your side

(ヴァース2)
そう,大海の波は打つ
顔を上げて,もう,うつむかないで
おびえている時は,奇跡が起こる時
夜空の星群が,あなたの味方になる

[Pre-Chorus]

Sayin’ rise up

To the light in the sky, yeah

Let the light lift your heart up

Burn your flame through the night, yeah

(プレ・コーラス)
さあ,立ち上がれ
光とともに,大空へ
光とともに,羽ばたいて
夜空にあなたの炎を輝かせて,ウォゥ



[Chorus]
Spirit, watch the heavens open (Open)
Yeah
Spirit, can you hear it callin’? (Callin’)
Yeah

(コーラス)
精霊よ,さあ,天空を見上げて(見上げて)
そう
精霊が,あなたを呼んでいる(呼んでいる)
そう

[Post-Chorus]
Your destiny is comin’ close
Stand up and fi-i-ight

(ポスト・コーラス)
もうすぐ運命の時
立ち上がれ,力を出しきって

[Bridge]
So go into that far off land
And be one with the Great I Am, I Am
A boy becomes a man, woah

(ブリッジ)
はるか遠くの大地へたどり着き
天の主とともに一つとなる
少年が一人前の男となる瞬間,ウォゥ

[Chorus]
Spirit, watch the heavens open (Open)
Yeah
Spirit, can you hear it callin’? (Callin’)
Yeah
Spirit, yeah, watch the heavens open, open
Yeah
Spirit, spirit, can you hear it callin’? (Callin’)
Yeah

(コーラス)
精霊よ,さあ,天空を見上げて(見上げて)
そう
精霊が,あなたを呼んでいる(呼んでいる)
そう
精霊よ,さあ,天空を見上げて,見上げて
そう
精霊,精霊が,あなたを呼んでいる(呼んでいる)
そう

[Post-Chorus]
Your destiny is comin’ close
Stand up and fi-i-i-ight

(ポスト・コーラス)
もうすぐ運命の時
立ち上がれ,力を出しきって

[Outro]
So go into a far off land
And be one with the Great I Am

(アウトロ)
はるか遠くの大地にたどり着き
天の主とともに一つとなる

(文責及び対訳:Jun Nishihara)

DJキャレド,新曲「Higher」を故ニプシー・ハッスルを迎えてミュージックビデオと同時リリース。

ニプシー・ハッスルが亡くなる数日前に撮影されたミュージック・ビデオ「Higher」は,DJキャレドのニューアルバム『Father of Asahd』に収録されております。

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(写真はDJキャレドが溺愛する息子=アサド(Asahd)です。)

5月15日(水),自身のインスタグラムでDJキャレドは,新曲「Higher」の全収益を故ニプシー・ハッスルの遺族へ寄付することを発表いたしました。

ニプシー・ハッスルには二人の子供がいました。イマーニちゃんとクロス君です。この曲「Higher」で,ニプシー・ハッスルはこうラップしております。

Los Angeles love kinda of like Hussle and Boog
Emani turned ten, Kross turned two

ロサンゼルスへの愛,ハッスルとブーグのよう
イマーニは10歳になり,クロスは2歳になったばかり

註釈:
ブーグとは,ニプシーのフィアンセ=ローレン・ロンドンのこと。

ニプシーは亡くなる直前にこうして家族の名前を自身のラップに含めた,というのは,なんというか,不思議なものです。よくやるギャングの闘争のこととか,コカインを売りさばいてどれだけ稼いだとか,そういうことをラップするのではなく,死ぬ前に収録した曲に,こんな素晴らしいリリック(歌詞)を書くのは,彼がどれだけ家族思いだったかというのを象徴しているようです。

ニプシーは曲の冒頭でこうラップしています。

My granny 88, she had my uncle and then
A miscarriage back-to-back every year for like ten
Pregnant with my moms, doctor told her it was slim
Was bed rode for nine months, but gave birth in the end
Pops turned 60, he proud what we done
In one generation, he came from Africa young
He said he met my moms at the Century Club

バアちゃんは88歳,俺の叔父を最初に産んで,その後・・・
流産を繰り返した,毎年,それを10年間
そしてついに子を身ごもって,ドクターの検診で,栄養失調と言われた
9ヶ月ベッドで寝たっきり,でもついに産んでくれた,俺のかあちゃんを
オヤジは今60際,俺らがやってきたことを誇りに思ってくれている
世代をしょって,アフリカから若くして,移民としてこの国に行き着いた
オヤジは言う,「センチュリー・クラブって飯屋で,おまえのかあちゃんと出逢った」と

ニプシーのおばあさんは流産を11回繰り返した後に,ようやくニプシーの母親を身ごもったようです。ニプシーはインタヴューでこう語っておりました。「もしあの時,流産を繰り返していたバアちゃんが妊娠することを諦めていたら,じぶんはここに生まれていなかった」と。

曲中のサビでジョン・レジェンド(John Legend)がピアノを弾きながら,「We keep goin’ higher… higher…」と歌う時,ニプシーの魂が大空に高く,舞い上がっていくように感じられます。

ヴァース1は家族への想い,ヴァース2は生まれ育ったL.A.のストリートについてラップするニプシー。こうして見ると,この曲はニプシーの生き様をぎゅっと凝縮したような内容になっております。

【ご参考】
ニプシー・ハッスル(本名:アーミアス・アスゲドム(Ermias Asghedom))については以下もご参照願います。

☆第8位「本物のヒップホップファンであるのなら,ニプシー・ハッスルのアルバム『Victory Lap』を通しで聴くべし」(今年2018年に出た最も偉大なるヒップホップ曲ランキング)

☆追悼:ニプシー・ハッスル(Nipsey Hussle)

☆スヌープ・ドッグからの追悼の言葉(ニプシー・ハッスルへ)

☆ジェイZの“B-Sides”ライヴ・コンサート(その②:ニプシー・ハッスルへの追悼フリースタイル対訳)

(文責及び対訳:Jun Nishihara)

ティアナ・テイラーの最新作ミュージックビデオ(“Issues/Hold On”)

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(写真は,ティアナ・テイラーの「Issues/Hold On」より。左のアフロは共演者であるエイサップ・ロッキー。)

ティアナ・テイラーは昨年の「2018年に出た最も偉大なるヒップホップランキング」で第3位に選ばれました。その彼女が昨年発表したアルバム『K.T.S.E.』より楽曲「Issues/Hold On」をシングルカットし,自身でディレクターを務めたミュージックビデオを発表。それがコレ↓です。

Teyana Taylor – “Issues/Hold On”

’70年代のVIBESを醸し出していることで話題を呼んだこのMVには,カメオ出演として,エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky),タイラー・ザ・クリエイター(Tyler,The Creator),エイサップ・ファーグ(A$AP Ferg)が出ています。

そういえば,このエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)とタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)という組み合わせは,こんなところでも登場していました

(文責:Jun Nishihara)