2020年夏の新HIT曲:カーディB feat. メーガン・ジー・スタリオン「WAP」リリース!

出ました。Cardi B feat. Megan Thee Stallion – “WAP”。WAPとは「Wet Ass Pussy(ズブ濡れのアソコ)」の頭文字とされていますが,そんなバカバカしいタイトルとは全く裏腹に,メーガンがトーリー・レインズに足を撃たれた事件からこうして音楽界に元気な姿で戻ってきてくれたことに,我々としては感謝であるとともに,こんなヴィジュアルのミュージックビデオであるにもかかわらず,少し嬉し涙が出るほど感動的な楽曲でございます。ミュージックビデオがYouTubeにリリースされてわずか1日で4,100万回再生回数を記録したこの曲を以下のとおりご堪能下さい。

ビヨンセのBET 2020スピーチと,メーガン・ジー・スタリオンの2020 BET MUSIC Awardsでのパフォーマンス映像。

当サイトで発表した「2019年に最も活躍したHip-Hopアーティスト及び名曲名場面ベスト50」の第1位を飾ったメーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)でしたが,本年2020年も彼女の勢いは続行します。

本年2020年6月28日に開催されたBET Awards ’20(18年前に私がBETを観ていた時,BET Awards ’02でしたが,今はもうBET Awards ’20なのです。あれからもう18年も経っているのです。)では,Humanitarian Award(人道的活動に対する賞)としてビヨンセ(Beyonce)が非常に栄誉ある賞を受賞しました。オープニングは元大統領夫人のミシェル・オバマ夫人が登場してくれました。

そして,「Best Female Hip-Hop Artist(最も素晴らしい女性ヒップホップアーティスト)」としてメーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)が賞を受賞。ノミネートは,カーディB(Cardi B)やニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj),ドジャ・キャット(Doja Cat),サウィーティ(Saweetie)リゾ(Lizzo)そしてメーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)が入っておりましたが,メーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)が本賞を受賞し,今年も夏をアツくさせてくれるアーティストとして引き続き注目は欠かせないですね。

そのメーガン・ジー・スタリオンの2020年BETパフォーマンス映像を掲載いたします。

おまけに,昨年の夏をアツくしてくれたR&Bアーティスト=サマー・ウォーカー(Summer Walker)のパフォーマンス映像も掲載しておきます。

(文責及びキュレーティング:Jun Nishihara)

元ネタの曲を知る(13):Megan Thee Stallion ⇄ Eazy-E, Dr.ドレー, アイス・キューブ

先週6月26日(金)にリリースされたメーガン・ジー・スタリオン or ミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)の新曲「Girls in the Hood」は,1987年にリリースされたコンプトン出身,ウェッサイの総本家=Eazy-E率いるN.W.Aの名曲「Boyz-n-the Hood」を元ネタにサンプリングしております。

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Girls in the Hood 6/26 😈✨

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先週もお伝えしたティアナ・テイラーのケースでもそうですが,80年代のHip-Hopがこのように30年の時を経て,2020年代に若手アーティストによって蘇らせられるというのはとても重要なことと当サイトでは考えております。当時の音楽が忘れ去られるということに非常なる危機感を当サイトでは感じており,これだけ素晴らしき音楽が生きていたという事実をなんとしてでも次世代に繋げていかなくてはならない,ということを極めて重要なテーマの一つに掲げております。

そういった意味でも,現代Hip-Hopを先導するメーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)が80年代の名曲・名盤を蘇らせてくれていることは極めて意義深いことであり,彼女に感謝の念を込めて,以下本曲を掲載しておきます。

このメーガンのフローと勢い,そして明快明瞭なライムにぶっ飛ばされて(blown awayされて)みてください。

続いては,本家本元,ウェッサイの総本家,N.W.Aの大元音源です。

(文責:Jun Nishihara)

元ネタの曲を知る(11):Megan Thee Stallion⇄2パック⇄ファンクの奇才=ブーツィー・コリンズ

久しぶりにこのコーナーをやってみました。
「元ネタ」というのは,ある曲(とりわけ旧い曲)を下敷き(つまり元ネタ)にして,新しいヒップホップやR&B曲を作り出す,というものです。

本日ご紹介するのは,現在全米チャートを総ナメ状態の,大ブレイクしているシングル曲「B.I.T.C.H.」です。アーティスト名は,ご存知Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン,メーガン・ジー・スタリオン,愛称メグ,メィガン)です。昨年2019年に最も活躍したアーティストとして,大ブレイクを果たしました。

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Happy 2020 🤘🏽 @beyonce

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(ビヨンセと娘ブルー・アイヴィー,そしてMegan Thee Stallionとの3ショット)

さて,そのチャート急上昇の楽曲「B.I.T.C.H.」を以下のとおりまずお聴きください。

この曲を聴いて,どこか「なつかしさ」を感じた方は,理由があります。なぜ「なつかしく」感じたか。それは1996年2月にリリースされた2パック(2Pac = Tupac)の名盤『All Eyez on Me』に収録されている楽曲「Ratha Be Ya Nigga」をこの曲は下敷きにしているからなのです。

聴いてみましょう。1996年のカリフォルニアを思い起こされるでしょう。

しかしながら,これにもさらに「大元(おおもと)」のサンプリング・ネタが存在します。

それがファンク界でもエキセントリックな格好をし,サイケデリックさをバンバン醸し出していたベースの天才=ブーツィー・コリンズの「I’d Rather Be With You」です。

これらを聴いた上で,もとに戻ってMegan Thee Stallionの「B.I.T.C.H.」を聴いてみてください。

最後にもう一つ。黒人音楽(ブラック・ミュージック)の歴史に残る素晴らしき名曲と呼ばれた「Redbone」についても同曲を一部サンプリングとして起用しております。

(文責:Jun Nishihara)