第2位「今年のグラミー賞で,現代アメリカへの怒りと憤りをヒップホップという音楽に昇華させたケンドリック・ラマーのパフォーマンス!」(今年2018年に出た最も偉大なるヒップホップ曲ランキング)

今年2018年1月28日,ニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデン(Madison Square Garden)で,「第60回グラミー賞」(60th Annual Grammy Awards)が開催されました。そのステージで見せてくれたケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)のパフォーマンスが素晴らしかった。まずはそれをご覧あれ。

Kendrick Lamar – 60th Grammy’s Performance 2018 from Pablo Andres Vizcarra Montaño on Vimeo.

これは現代のアメリカ国への怒りと憤りに満ちた映像です。パフォーマンスの途中,バックのスクリーンに大きく「THIS IS A SATIRE by KENDRICK LAMAR(これはケンドリック・ラマーによる諷刺だ)」と映し出されます。現代アメリカへの怒りと憤りをヒップホップに昇華させたパフォーマンスでした。これをヒップホップと呼ばず,他に何をヒップホップと呼べるか。

さて,途中デイヴ・シャペル(Dave Chappelle)の一言が混じります。もちろんこれも意図的なものです。デイヴ・シャペルが言うとおり,「こんなものを国営放送で流しいいのか?!」ということですが,それをOKしたCBS局にも感謝です。もしCBSがこれをOKしていなければ,こんなに素晴らしいパフォーマンスは今頃は日の目を見ていなかったでしょう。

これこそ今年のヒップホップ,第2位に相応しいパフォーマンスでした。

(文責:Jun Nishihara)

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第23位「Jay Rockの”Wow (Freestyle)”というフリースタイル・ラップ曲。フィーチャリングはケンドリック」。(今年2018年に出た最も偉大なるヒップホップ曲ランキング)

2018年総まとめヒップホップ曲ランキング《トップ30》です。

本日は第23位の発表です。

第23位:ケンドリック・ラマーをfeat.したジェイ・ロックのシングル曲「Wow (Freestyle)」です。

このジェイ・ロック(Jay Rock)というアーティストは新人のように思えますが,実は,キャリアはケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)よりもだいぶ長いのです。

今年イチの話題を博し,今年最も売れた映画『ブラック・パンサー』のサントラ曲として有名になった,ケンドリック・ラマーfeat.ジェイ・ロックの「King’s Dead」(ミュージックビデオは以下のとおり)でも分かるように,ジェイ・ロックというラッパーは「まさにケンドリック・ラマー軍団のメンバーとしてキャリアを始めた」という風に“あたかも”勘違いしてしまいそうですが,ジェイ・ロックのほうが昔からラッパーとして別の場所で活躍してきているのです。

横道にすこし逸れますが,今年封切りされた映画『ブラック・パンサー』は世界歴代興行収入で第9位を記録した映画です。ちなみに第1位は『アバター』,第2位は『タイタニック』です。それに並んで第9位を記録した映画のサントラとして使われた曲ですから,けっこう今年,ジェイ・ロックの名前は売れました。

ということで,今年の映画界にも関係してくる話ですが,第23位として,ジェイ・ロックの曲を選びました。

おまけ:ケンドリック・ラマーfeat.ジェイ・ロック&フューチャーのシングル曲「King’s Dead」(映画『ブラック・パンサー』のサウンドトラックより。)

(文責:Jun Nishihara)