2020年夏の新HIT曲:カーディB feat. メーガン・ジー・スタリオン「WAP」リリース!

出ました。Cardi B feat. Megan Thee Stallion – “WAP”。WAPとは「Wet Ass Pussy(ズブ濡れのアソコ)」の頭文字とされていますが,そんなバカバカしいタイトルとは全く裏腹に,メーガンがトーリー・レインズに足を撃たれた事件からこうして音楽界に元気な姿で戻ってきてくれたことに,我々としては感謝であるとともに,こんなヴィジュアルのミュージックビデオであるにもかかわらず,少し嬉し涙が出るほど感動的な楽曲でございます。ミュージックビデオがYouTubeにリリースされてわずか1日で4,100万回再生回数を記録したこの曲を以下のとおりご堪能下さい。

カニエ・ウェスト feat. トラヴィス・スコットの新曲「Wash Us In The Blood」リリース。

遂にリリースされました。カニエ・ウェストfeat.トラヴィス・スコットの新曲「Wash Us In The Blood」。タイムライン00:40で,お尻をフリフリ振りまくるtwerkerを左の画面に見せながら「これが神の国だ」とモロ真正面に「God’s Country」という文字を提示するというのはカニエ・ウェストらしい映像であります。

もうこれからはクリスチャン・ミュージックしかやらない!と宣言したカニエ・ウェストでしたが,ここまでも非クリスチャンである(クリスチャンを否定している)神をテーマにした楽曲っていうのは,非クリスチャンを真正面から経験してきたカニエであるからこその芸術,クリエイティビティであると言えます。

黒人女子のtwerkerを見せながらこれが神の国だ!っていう矛盾の思想が1つ,そしてもう1つは現政権でも何でもいいですが,あらゆるシステムへの憤りをドライブ(駆り立てる)するかのような激しいビート,この2つは頻繁にカニエの芸術に登場します。

Kanye West feat. Travis Scott – “Wash Us In The Blood”

(文責:Jun Nishihara)

黒人音楽の月であり奴隷解放記念日であるJuneteenthに,ティアナ・テイラー (Teyana Taylor)新盤をリリース。

黒人音楽の月(Black Music Month)に相応しいアルバムリリースとはこのことです。

ティアナ・テイラー(Teyana Taylor)の新盤『The Album』が2020年6月19日(黒人奴隷解放記念日=Juneteenthの日)に解放=リリースされました。

Teyana-Taylor

実はティアナ・テイラーと当サイトの進むべき方向性は似ていると思っております。彼女は1990年生まれで,まだ29歳であるにもかかわらず,まさに90年代のR&Bミュージックで奏でられた「音と声」を現在のブラック・ミュージックに蘇らせているのが彼女であります。つまり,90年代の音楽がティアナ・テイラーを媒介とさせて生きている,ということです。「旧い音楽」というものが,こうしてティアナ・テイラーのようなアーティストが出現することにより,30年の周期で蘇っているのであれば嬉しいです。

勿論新しい体系の音楽も若者の黒人音楽も素晴らしいですが,同時に「聴き続けられるべき音楽」をこのように蘇らせてくれるのも素晴らしい。この両サイドをバランス良くとらえて楽曲に昇華させているのがティアナ・テイラーであり,それは同時に当サイトが目指すところでもあります。

ティアナ・テイラー(Teyana Taylor)の新盤『The Album』では,エリカ・バドゥ(Erykah Badu・・・出た!)やローリン・ヒル(Ms. Lauryn Hill)をフィーチャリング・ゲストとして迎えており,ティアナの芸への熱が感じられます。

楽曲4「Lowkey」でエリカの声が聞こえる瞬間,たしかに「おぉっ!」となりますね。ティアナとエリカのヴァースはこの楽曲では明確に区別されており,そこがエリカの偉大さに対するティアナの敬意のように感じられます。

楽曲5「Let’s Build」はしっとりとしたメロディーの楽曲です。ミーゴスのメンバーであるラッパーQuavoを迎えておりますが,これはQuavoがジョインした曲の中でも最もオトナっぽいしっとりとした曲の類に入るのではないでしょうか。

楽曲6「1800-One-Night」は,ティアナ自身がプロデューサーとして関わった楽曲です。つまり,「ワン・ナイト・スタンド(一夜だけの愛)」をテーマにした曲ですが,官能的な歌詞にしても,ティアナが制作したアンビアンス溢れるメロディーにしても,そういった夜があれば,まさにこの曲,使えます。そして次の楽曲7「Morning」(一晩明けた後の朝)へ移る移行(transition)は格別です。このあたり,楽曲5でしっとりとして,楽曲6でエロくして,楽曲7で朝を迎える,という風にグラデーションのように並べられているのはシングル曲では味わえないアルバムならではの聴き方でもあります。そして次・・・

楽曲8でミッシー・エリオット(Missy Elliott)を迎え,プロデューサーはティンバランド(Timbaland),簡単に踊れる曲ではないですが,メロディアスなビートにもかかわらず「静かに踊れる」曲になるでしょう。ここら辺はちゃんと90年代〜2000年代初期のR&Bを聴いて大きくなったティアナの生粋ぶりが発揮されていると思います。これは5分31秒の楽曲ですが,5分00秒に入った時点で,いきなりベース音とドラムマシンのサウンドが強くなり,曲が終わる寸前5分26秒でビートがダン・ダン・ダンとトラップ・ミュージックに変更しかけるのは,これは昔っからティンバランドが使っている手法で「次の曲への移行(transition)を予告することもあれば,新しい別の曲を披露しようとするがしないという寸止めのワザ(teasing)」でもあります。ティンバランドはこういうワザをたまに入れ込んでくるので,無意識的にもっと聴きたいという欲望が強くなります。この5分26秒のトラップ・ビートの箇所は,ヘッドフォンか何かで良く聴かないと聞こえないですので,御留意下さい。

楽曲10「Killa」及び楽曲11「Bad」は中南米の雰囲気が味わえる曲です。カリビアンもしくはジャマイカン。リアーナを彷彿とさせますが,声は全く違います。ティアナのドスの効いた奥深い声が響きます。このアルバムでは珍しい毛色になりますが,決して孤立していない(浮いていない)というところが,一貫性(consistency)を感じさせます。

楽曲16「Concrete」は名曲となる予感がします。コンクリートの街であるニューヨークはハーレム(Harlem)出身のティアナらしい題材です。同曲に,こういう歌詞があります。

Gaslightin’ my emotions
Somehow you got the notion
A woman’s better broken, but nigga, don’t provoke me
When I get reactive you tell me to chill
That’s that toxic shit that I don’t feel

溢れる感情にライターで火を点けて
あなたは気づいているフリをする
女は傷ついた状態が最高の状態なんて,ニガ,ふざけんな
あたしが激昂すると,あんたはチルしろ(おちつけ)なんて言う
そんな言葉にあたしは毒されないわ
 ー Teyana Taylor「Concrete」ヴァース2より。
(対訳:Jun Nishihara)

他にもほんとうに話題に溢れる楽曲満載の同アルバムですが,最後にもう1曲取り上げます。楽曲20「Friends」は解りますか?ミュージック・ソウルチャイルド(Musiq Soulchild)の名曲「Just Friends (Sunny)」を元ネタにサンプリングしているのです。2000年にリリースされた曲,ちょうど20年前!もうここら辺が私は,ティアナに共感・共鳴する大きな要素となっているんですよねぇ。

ちょっと聴き比べてみてください。まずはティアナから。

Teyana Taylor – “Friends”

そして元ネタ。

Musiq Soulchild – “Just Friends (Sunny)”

ティアナ・テイラーのこのアルバム,ひとまずは一通り,ご一聴してみてください。

(文責:Jun Nishihara)

楽曲③対訳「Revelations 19:1」(カニエ・ウェスト率いるSunday Serviceのニューアルバム『Jesus Is Born』より)

楽曲③「Revelations 19:1」対訳
(カニエ・ウェスト率いるSunday Serviceのニューアルバム『Jesus Is Born』より。カニエ自身のアルバム『Jesus Is King』の対訳については,こちらをどうぞ。)

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Is there anybody love the God that we serve?
Yes, yes
He’s been kind to us, He’s been wonderful to us
Yes, Hallelujah
We just love Him with all of our heart
Thank you, God
Come on, let’s sing this great praise unto Him
Lift it up, Hallelujah

われわれは神に仕え,神を愛す者たちか
はい,はい
神はわれわれに親切にしてくれ,とても良くしてくれている
はい,ハレルーヤ
心の底から,神を愛す
ありがとう,神よ
さぁ,偉大なる神への賛美歌を歌おうじゃないか
手を挙げて,ハレルーヤ

Hallelujah, salvation, and glory
Honor and power unto the Lord, our God
For the Lord, our God is mighty
Yes, the Lord, our God is omnipotent
The Lord, our God, He is wonderful

ハレルーヤ,救い,まばゆき光
神に捧げます,栄誉と力を
神へ捧げよ,全能の神へ
そう,われわれの神は全能たる神
神,われわれの神は,素晴らしき存在

Come on, that’s it, lift it up to Him and sing it, Hallelujah

さぁ,そうだ,天まで手を伸ばし,歌いましょう,ハレルーヤ

Hallelujah
Salvation
Salvation and glory
Give Him honor and power
Honor and power unto the Lord, our God
For the Lord, our God is mighty
For the Lord, our God is mighty
Yes, the Lord
Yes, the Lord, our God is omnipotent
Come on, call Him the Lord
The Lord, our God, He is wonderful
Come on now, sing this song to the king

ハレルーヤ
救い
救い,そして,まばゆき光
神に捧げます,栄誉と力を
栄誉と力を,神へ,われわれの神へ
神へ捧げよ,全能の神へ
神へ捧げよ,全能の神へ
そう,神へ
そう,神へ,われわれの神は全能たる神
さぁ,神の名前を呼んで
神様,われわれの神,素晴らしき存在
さぁ歌え,キングのために

Our praises speak to the king of kings
And the Lord, our God, He is wonderful
Sing it again
Our praises speak to the king of kings
And the Lord, our God, He is wonderful
Come on, sing your song to Him

この賛美歌は,キングの中のキングのために
神は,われわれの神は,素晴らしき存在
歌え,もういちど
この賛美歌は,キングの中のキングのために
神は,われわれの神は,素晴らしき存在
さぁ,あなたの歌声を神に捧げて

Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, He is wonderful
Come on, sing it again, Hallelujah
Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, He is wonderful
Come on, everybody together

ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,神は素晴らしき
さぁ,歌って,もういちど,ハレルーヤ
ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,神は素晴らしき
さぁ,みんな一緒に

Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, He is wonderful
Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, He is wonderful
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
His name is like no other name
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, He is wonderful
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, yes
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah

ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,神は素晴らしき
ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,神は素晴らしき
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
こんなに偉大なる存在は他にいない
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,神は素晴らしき
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,はい
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ

Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
Hallelujah, He is wonderful

ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ,ハレルーヤ
ハレルーヤ,神は素晴らしき

(対訳:Jun Nishihara)

第7位:ティアナ・テイラー引き続き2019年もHip-Hop/R&Bナツメロをフリップし,楽曲「Morning」及び「HYWI」をリリース(2019年Hip-Hop名曲名場面ベスト50)

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(Teyana Taylor: source Wikipedia)

昨年2018年に第3位にランクインしたティアナ・テイラー,2019年はアルバムをリリースしていないにもかかわらず,トップ10入りを果たしました。

2019年もどうしてこうもティアナ・テイラー(Teyana Taylor)はヒップホップ及びR&Bのナツメロを新しき楽曲にするのがウマいのでしょうか。まさに当サイトが目標としている「古き良きヒップホップを現代に生き返らせる」ことを音楽という媒体をもちいて表現してくれています。

この「古き良きヒップホップ(またはR&B)を現代に生き返らせる」という大テーマを2019年も引き続き遂行してくれたことにより,ティアナ・テイラーに第7位を捧げることといたしたく,以下ティアナの2019年リリースMVを掲載いたします。

Teyana Taylor feat. Kehlani – “Morning”

Teyana Taylor feat. King Combs (ディディの息子!) – “How You Want It”

ちなみにこの曲,1997年10月にリリースされた当時ディディのチーム=Bad Boy Records所属であったラッパーMa$eとR&BアーティストTotalの名曲「What You Want」を下敷き(元ネタ)にしております。

その当時から12年の歳月を経て,Total役をティアナ・テイラーが,Ma$e役をディディの息子=King Combsがやってのける,しかもMVの映像の撮り方も90年代のR&Bを真似ている!という,凝りにこったミュージックビデオをリリースしてくれました。

90年代のR&Bを10年代(2010年代)によみがえらせるという,ティアナ・テイラーの味,2020年はますます楽しみです。

(文責:Jun Nishihara)

第39位:女子ラッパー&Migos “Quavo”の恋人=SaweetieのEP『ICY』リリース(今年出たHip-Hop名曲名場面ベスト50)

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女子ラッパー=Saweetie(サウィーティー)は今年,EPアルバム『ICY』をリリースしました。冒頭から終わりまで,中毒性の高いフローでラップしてくれます。

まず1曲お聴きください。今年メチャメチャ流行ったシングル曲「My Type」です。ビートだけは聴いたことある人多いでしょう。この大元の曲は,実は,サウィーティーだったんです。

そして2曲目はカレシのクエヴォ(Quavo:Migosミーゴスのメンバー)をフィーチャリングした楽曲「Tip Toes」です。(※ビートとフローの中毒性のご注意を。良い子は真似をしないこと。)

さて,最後に,3曲目は同じくクエヴォをフィーチャリングしたシングル曲「Emotional」をお届けします。これは90’sのR&Bを彷彿とさせる曲で,なかなか素敵です。

ちなみにクエヴォの言う「ハンチョー」とは日本語の「班長」のことで,英語ではhonchoとスペリングします。英語になった日本語の一つですが,英語では「a leader or manager; the person in charge」とオックスフォード米語辞典では定義されております。これをモジって,クエヴォはHunchoと自称し,デビューアルバム「Quavo Huncho」をリリースしました。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェスト新アルバム『Jesus Is King』10月25日リリース確定。

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ついにやって来ました。
数回のアルバムリリース日を遅らせた後の確定日ということで,今週金曜日10月25日に『Jesus Is King』はリリースされます。

10月21日,カニエ・ウェストは9ヶ月ぶりにtwitterをして,そのツイート上で,アルバムリリース日を発表いたしました。

10月25日はカニエ・ウェストのミュージックドキュメンタリー映画同名『Jesus Is King』の上映公開日でもあります。映画とアルバムを世界同時リリースとなる予定です。映画のジャケは以前当サイトでも紹介いたしましたが,こちらです。

Jesus is King Final NK Poster 9.25

『Jesus Is King』なるお題目で,いかにもクリスチャン的で,タイトルだけ見ればなにか近寄りがたい雰囲気がありますが,なんのことあれ,キリスト教を信じていない人がどれだけ多くこのアルバムを楽しみにしていることか。お題目はジーザスなんて言っちゃっていますが,これはゴスペル,つまり,音楽そのものを思う存分に楽しむためのアルバムであります。ひとまずキリスト教のことは一切考えず,先入観はこの際取り払って聴いてみていただければと思います。

とか言いながら,先週末(10月18日(金))の夜にジャマイカのキングストン市で開催されたSunday Service中に,カニエはいきなりスマホを取り出して,ケータイを見ます。何をやっているのかと思うと,その5秒後くらいに,バイブル(聖書)の一節を声に出して読み始めます。カニエはこう詠みます。

Kanye:
Mark 1:15, this is my favorite!
Jesus Begins His Ministry.
Mark 1:15, these are the first read letters in the bible.

“The time is fulfilled, and the kingdom of God is at hand;
Repent and believe in the gospel.”

That’s my favorite right there.
The first words of Jesus in the bible.
Repent and believe in the gospel.

この“Repent, and believe in the gospel”という文は「悔い改め,福音を信じなさい」と聖書では訳されますが,これを口語で英語で言うとき,以下のニュアンスが入ります。つまり,聖書さえも読めないような罪深いとされる一般人(つまり普通の人,われわれのこと)にはこう聞こえます。

「しっかり反省して,ゴスペル(天の歌)を信じなさい」

それだけしていれば,大丈夫だと。つまり,たとえ頭が悪くて,いままで悪いことやって生きてきたとしても,無知ながらにちゃんと考えて,天のうたを歌えばいい,それさえすれば,なんとかやっていけるんだと。

こういう生きる根っこにあるものは,カニエの場合,歌(gospel)なのだということが感じ取れます。

非常に基本的なことですが,非常に重要なことを教えてくれる気がしました。

その動画を載せておきます。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェストの新作アルバム『Jesus Is King』は9月29日(日)にリリース(妻キム・カーダシアンのインスタ&ツイッターより)

妻キム・カーダシアンのインスタグラム・ストーリーにて,カニエ・ウェストの新盤『Jesus Is King』は明日29日(日)にリリースされる,と発表がありました。

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(「カニエ・ウェストは28日(土)にシカゴで新作のリスニングセッションを実施し,29日(日)にはニューヨークでリスニングセッションを実施予定。そして同日29日(日)にアルバム『Jesus Is King』をリリースします。」と書かれております。)

なお,以下のインスタグラム・ストーリーでは,10月にカニエ・ウェストのミュージックドキュメンタリー映画『Jesus is Lord』がIMAXにて上映開始されると発表されました。

キム・カーダシアンのツイッターでは,ニューアルバム『Jesus Is King』のトラックリストが発表されました。前回発表されたものからは少し改訂されています。この「改訂していく」というのも,カニエの仕事に対する態度でカニエによく見られる傾向です。カニエは過去に一度アルバムに収録してすでに発表した楽曲のビートを後に改訂したことがありました。「たとえアルバムに収録された曲でも,さらに良いものにし続ける態度」というのはカニエの傾向です。

また,以下に,昨日27日(金)にカニエ・ウェストがデトロイトで行った特別の“Sunday Service”ならぬ“Friday Service”のストリーミングを掲載しておきます。題して「Jesus is King: A Kanye West Experience(邦題:ジーザスはキング:カニエ・ウェスト体験)」。タイムライン16:40では,パパ(カニエ)の横で跳びはねて踊る娘(ノース)も映ります。なお,これはストリーミングですので,一定期間を過ぎますとリンクが消えます。(映像が見られなくなります。)

なお,先ほど映画『Jesus Is King: A Kanye West Film』(一部報道では『Jesus Is Lord』となっておりましたが,『Jesus Is King』だそうです)は来月10月25日(金)にIMAXにて上映開始されると発表がありました。以下がそのカバーアートです。

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映画の内容はこれまでの“Sunday Service”の模様がたっぷりと流される予定だそうです。しかしそれだけでは終わりません。セットは大自然そのまんまの“RODEN CRATER”現代美術家ジェームズ・タレルの大作です!)で撮影される(た)そうです。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェストの新作アルバム『Jesus Is King』リリース日発表か。

本日,カニエ・ウェストの妻=キム・カーダシアンが自身のインスタグラム(ストーリー)でカニエ・ウェストの新作アルバムの楽曲リスト及びリリース日らしき写真を発表しました。以下のとおりです。

アルバムタイトルは『Jesus Is King』,リリース日は9月27日,トラックリストは以下のとおりです。

1. Glade
2. Garden
3. Selah
4. God Is
5. Baptized
6. Sierra Canyon
7. Hands On
8. Wake The Dead
9. Water
10. Through The Valley
11. Sunday
12. Sweet Jesus

左に写っている英文書は聖書のようです。

(文責:Jun Nishihara)