ビギーとは相対的に,ヒトの感情に訴えかけたパック。

前回は「living lavishly(派手に生き),living luxuriously(華美に生き)」たビギーに原点回帰をしましたが,今回はそのビギーとは相対的に,ヒトの感情に訴えかけた2パック(Tupac)を想起したいと思います。

90年代から現代2020年代まで,時は経ち,ほんとうにいろいろな物事が変わってきましたが,そんな中でも,太古の昔からそんなに変わっていないんじゃないか,ということのひとつが,ヒトの感情であると,いろんな偉大な方々がいろんな場所でおっしゃられています。

2Pacは1995年2月に「Dear Mama(親愛なるおふくろへ)」というタイトルの楽曲を発表しました。本日はこの曲を聴いて,90年代のHIP-HOPへ回帰したいと思います。

(キュレーティング:Jun Nishihara)