今年もやります!2022年Hip-Hop名曲名盤ベスト20!まずは、第20位~第12位まで発表!

もうこんな時期になりました。
今年もやります。トップ10・・・否、トップ20!!

今年2022年にHip-Hop界で大活躍した人々、アルバム、名曲、ミュージックビデオ、SNS、あらゆるHip-Hop界で起こった瞬間(=モーメント)を振り返りながら、トップ20の発表をしていきます。

早速、トップ20~トップ12までを一気に見ていきます。その後、トップ11以降は、週に2回ずつ、発表していきます。

「2022年Hip-Hop名曲名盤ベスト20」の発表です。

第20位:ジャック・ハーロウ(Jack Harlow)のアルバム『Come Home the Kids Miss You』

今年もジャック・ハーロウはニューアルバムをリリースし、数々のヒット曲が同アルバムから誕生しました。シングルカットされた楽曲「First Class」に加えて「Like A Blade of Grass」、そして大大大ヒットを飛ばしたドレイクとの共同作「Churchill Downs」をリリース。R&B歌手=ブランディと一時期話題になったビーフ(後にジャックのライヴコンサート中にステージにブランディを呼び、仲良しに)でも話題となりました。

Jack Harlow feat. Drake – “Churchill Downs”

 

第19位:デンジャー・マウス&ブラックソート(Danger Mouse & Black Thought)によるコラボレーションアルバム『Cheat Codes』

ラッパーと呼ぶべきかMCと呼ぶべきか真のヒップホッパーと呼ぶべきか。10分間ぶっ続けでフリースタイルをカマしたフィラデルフィア出身ブラックソート(Black Thought)とミュージックプロデューサーとしてグラミー賞を6本受賞しているデンジャー・マウス(Danger Mouse)の共同作品です。

収録楽曲からMF DOOMをfeat.した「Belize」です。

Danger Mouse x Black Thought feat. MF DOOM – “Belize”

 

第18位:ロイル・カーナー(Loyle Carner)のアルバム『hugo』

まずは何も考えず1曲目の「Hate」を聴いて、2022年最も活躍したUK Hip-Hopの❝うねり❞を感じるべし!

Loyle Carner – “Hate”

 

第17位:スミノ(Smino)のアルバム『Luv 4 Rent』

アルバムリリースは2017年のデビューアルバム『blkswn」と2018年のセカンドアルバム『Noir』以来です。アンダーグランドラップでいてメロウであるというこの新しいHip-Hopの世界を体験させてくれる1枚です。2022年にリリースされたアルバムですが、ちゃんと前作や前々作からの「繋がり」を感じさせてくれる。自身の過去の作品からプツンと切れることなく、Sminoの味を残した、彼独特の世界観を感じさせてくれる作品です。

Smino feat. J Cole – “90 Proof”

楽曲「Matinee」のタイムライン2:20で起こるドラムビートへの移行は見事!

 

第16位:サバ(Saba)のアルバム『Few Good Things』

アルバム全体に底流するテーマは「家族」です。サバ自身が経てきた喪失と愛の物語を、静かなラップスタイルで語りかけます。ノスタルジアにさえ浸れそうなこちらの収録楽曲を掲載いたします。

Saba feat. Krayzie Bone – “Come My Way”

 

第15位:今年2022年後半にリリースされたファボラス(Fabolous)の一連のフリースタイルリリースは秀逸!!

たとえば、こちら。今年2022年の名曲の1つである「Gotta Move On」に乗っかったファボラスのフリースタイル。ファボラスが発表してきた一連のフリースタイルはこのサイトでとんと紹介したので、そちらもご参照願います。

 

第14位:ジェイダキッス(Jadakiss)がスピットする楽曲「INTERLUDE」

いやぁ、NYにおけるJadakissの信頼感は半端無い。
デビューしてから30年近く(正確には28年)経っているにもかかわらず、いまだにNYでの勢いは衰え無し!

DJ Khaledの『GOD DID』に収録された楽曲「INTERLUDE」です。
NYCのシーンとともに届けます。

 

第13位:メアリー・J・ブライジ(Mary J. Blige)のアルバム『Good Morning Gorgeous』

世界中のB-girls、ヒップホップガールズ、女性MC’s、女子ラッパー達が敬意を捧げるMJBの2022年リリースアルバムです。かつてJAY-Zが自身のMTV Unplugged番組で、Queen of Hip-Hopと言いかけて、いや、ヒップホップだけじゃない、Maryこそ「Queen」であると言いました。全米女子からの信頼の篤さについては目を見張るものがあります。メアリー(=MJB)については、1992年にデビューしてから、今年でちょうど30年!メアリー、30周年、Congrats!!

 

第12位:ナズ(Nas)のアルバム『King’s Disease III』

コメント不要。1994年にHip-Hop史上最高のアルバムと称される『Illmatic』でデビューして、今年2022年になった今でも、こんなアルバム出せる?凄まじき。

まずはここまでにします。
第11位からは次回から引き続き発表していきます。

(選曲及び文責:Jun Nishihara)