第10位:Pusha TのBET Hip-Hop Awards 2022瞬間及びアルバム『It’s Almost Dry』(2022年Hip-Hop名曲名盤ベスト20!)

いよいよ第10位の発表です。

10位はプッシャ・T(Pusha T)が今年リリースし、2022年最も優秀なヒップホップアルバムの1枚としてその名を轟かせた『It’s Almost Dry』です。

こちらのページで書いたとおり、このアルバムは、全収録楽曲が12曲あるなか、6曲はファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)がプロデュース、もう半分6曲はカニエ・ウェスト(Kanye West “Ye”)がプロデュース、という恰好となっています。この鬼才2人が楽曲制作したアルバムであれば間違い無い、10位というランクでは勿体無いくらいですが、今年は他にも素晴らしいアルバム・楽曲・モーメントが輩出されたということで、10位はこれです。

同アルバムからの楽曲は上記ハイパーリンクを載せたページで聴いていただくとして、もう1つ、Pusha T関連では、今年、米BETネットワークの「BET Hip-Hop Awards 2022」に於いて、片割れのマリス(Malice)と組んで、なつかしクリップス(Clipse)を蘇らせたHip-Hopモーメントを掲載しておきます。

今年イチ盛り上がったHip-Hop瞬間の一つです。

(文責:Jun Nishihara)

出ました、プッシャ・Tのニューアルバム『It’s Almost Dry』!

1曲目からファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)の怪しげなビートでスピットするプッシャ・T(Pusha T)です。

1曲目:Pusha T (prod. by Pharrell Williams) – “Brambleton”

2曲目も引き続きファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)のイカレたビートでスピットする同じくプッシャ・T(Pusha T)。

2曲目:Pusha T (prod. by Pharrell Williams) – “Let the Smokers Shine the Coupes”

大ボスが出現したシーンでかかりそうな音楽です。なんじゃこれは。

アルバム全体的に、ファレルとカニエのビートで創作されているという、なんとも贅沢な仕上がり。

●ファレル(Pharrell)が手掛けたビートの楽曲番号:1、2、4、8、9、11
●カニエ(Kanye)が手掛けたビートの楽曲番号:3、5、6、7、10、12

全楽曲12曲で構成されているアルバム中、丁度ファレルとカニエで半々(6曲)ずつ手分けしてプロデュースしたアルバムという構成です。

ファレルとカニエの音の違いを聴いてみるだけでもおもしろいアルバムですが、プッシャ・T(Pusha T)が描き出すイメージを想像して聴いてみるのも良いでしょう。

飛んで、こんどはカニエ・ウェスト(Kanye West)制作のビート、12曲目の「I Pray For You」を掲載しておきます。

(文責:Jun Nishihara)