楽曲(19)対訳「Total Praise」(カニエ・ウェスト率いるSunday Serviceのニューアルバム『Jesus Is Born』より)

楽曲(19)「Total Praise」対訳
(カニエ・ウェスト率いるSunday Serviceのニューアルバム『Jesus Is Born』より。カニエ自身のアルバム『Jesus Is King』の対訳については,こちらをどうぞ。)

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[Refrain]
I lift my hands in total praise
Amen, amen
Amen, amen
Amen, amen
Amen (Hallelujah, the Lord Jesus)
Amen (Come on altos, sing your song)
Amen, amen
Amen, amen
Amen, amen
Amen, amen (Come on all the tenors, come on, sing your song to the king)
Amen, amen
Amen, amen
Amen, amen (This soul)
Amen, amen (My deliverance is soul, my healing is soul)
Amen, amen (Shall be done)
Amen, amen (Sing it to me, sing!)
Amen, amen
Amen, amen

(リフレイン)
完全なる賛美に,両手を挙げる
アーメン,アーメン
アーメン,アーメン
アーメン,アーメン
アーメン(ハレルーヤ,救い主ジーザスよ)
アーメン(カモン,アルトのみんな,歌ってくれ)
アーメン,アーメン
アーメン,アーメン
アーメン,アーメン
アーメン,アーメン(カモン,テナーのみんな,カモン,歌ってくれ,神のため)
アーメン,アーメン
アーメン,アーメン
アーメン,アーメン(このソウル)
アーメン,アーメン(ソウルに解放され,ソウルに癒される)
アーメン,アーメン(もたらされるでしょう)
アーメン,アーメン(歌ってくれ,歌ってくれ!)
アーメン,アーメン
アーメン,アーメン

(対訳:Jun Nishihara)

楽曲(15)対訳「Souls Anchored」(カニエ・ウェスト率いるSunday Serviceのニューアルバム『Jesus Is Born』より)

楽曲(15)「Souls Anchored」対訳
(カニエ・ウェスト率いるSunday Serviceのニューアルバム『Jesus Is Born』より。カニエ自身のアルバム『Jesus Is King』の対訳については,こちらをどうぞ。)

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[Verse]
On time (On time)
Every time (Every time)
Always there (Always there)
Said you’ll never leave us nor forsake us (Sake us)
So we stand (So we stand)
On your Word (On your Word)
Brought us out of darkness into your light (Your light)
By your power (By your power)
We’re set free (We’re set free)
Where two or three are gathered you’re there (You’re there)
In the midst (In the midst)
Thank you, Lord (Thank you, Lord)
So glad we know our…

(ヴァース)
ちょうどいい時に(ちょうどいい時に)
いつだって(いつだって)
傍にいてくれる(傍にいてくれる)
こう言ってくれた「傍を離れることも,見捨てることもない」(見捨てることもない)
我らは信じる(我らは信じる)
あなたの言葉を(あなたの言葉を)
我らを暗闇から,明るみに導いてくれた(あなたの光で)
あなたの力によって(あなたの力によって)
解放された(解放された)
2,3人がいるところに,あなたはいる(あなたはいる)
まっただ中に(まっただ中に)
ありがとう,神よ(ありがとう,神よ)
嬉しく思う,こんなふうに・・・

[Chorus]
Soul’s anchored
Every single day you’re worthy
To you we give the glory ’cause our
Soul’s anchored
When we think back where we started
We were brokenhearted, now our
Soul’s anchored
Every single day you’re worthy
To you we give the glory ’cause our
Soul’s anchored
When we think back where we started
We can’t help but lift our hands up

(サビ)
我らの魂は導かれて
いつの日も,尊きあなた
あなたへ賛美を捧げる,なぜなら
我らの魂は導かれて
スタート地点を思い返せば
我らは悲嘆に暮れていた,でも今は
我らの魂は導かれて
いつの日も,尊きあなた
あなたへ賛美を捧げる,なぜなら
我らの魂は導かれて
スタート地点を思い返せば
いてもたってもいられずに,我らは両手を挙げる

[Bridge]
Ooh, ooh, ooh
Hey, hey, hey
Ooh, ooh, ooh
Hey, hey

(ブリッジ)
オゥ,オゥ,オゥ
ヘイ,ヘイ,ヘイ
オゥ,オゥ,オゥ
ヘイ,ヘイ

[Verse]
On time (On time)
Every time (Every time)
Always there (Always there)
Said you’ll never leave us nor forsake us (Sake us)
So we stand (So we stand)
On your Word (On your Word)
Brought us out of darkness into your light (Your light)
By your power (By your power)
We’re set free (We’re set free)
Where two or three are gathered you’re there (You’re there)
In the midst (In the midst)
Thank you Lord (Thank you Lord)
So glad we know our…

(ヴァース)
ちょうどいい時に(ちょうどいい時に)
いつだって(いつだって)
傍にいてくれる(傍にいてくれる)
こう言ってくれた「傍を離れることも,見捨てることもない」(見捨てることもない)
我らは信じる(我らは信じる)
あなたの言葉を(あなたの言葉を)
我らを暗闇から,明るみに導いてくれた(あなたの光で)
あなたの力によって(あなたの力によって)
解放された(解放された)
2,3人がいるところに,あなたはいる(あなたはいる)
まっただ中に(まっただ中に)
ありがとう,神よ(ありがとう,神よ)
嬉しく思う,こんなふうに・・・

[Chorus]
Soul’s anchored
Every single day you’re worthy
To you we give the glory ’cause our
Soul’s anchored
When we think back where we started
We were brokenhearted, now our
Soul’s anchored
Every single day you’re worthy
To you we give the glory ’cause our
Soul’s anchored
When we think back where we started
We can’t help but lift our hands up

(サビ)
我らの魂は導かれて
いつの日も,尊きあなた
あなたへ賛美を捧げる,なぜなら
我らの魂は導かれて
スタート地点を思い返せば
我らは悲嘆に暮れていた,でも今は
我らの魂は導かれて
いつの日も,尊きあなた
あなたへ賛美を捧げる,なぜなら
我らの魂は導かれて
スタート地点を思い返せば
いてもたってもいられずに,我らは両手を挙げる

[Outro]
Ooh, ooh, ooh
Hey, hey, hey
Ooh, ooh, ooh
We can’t help but lift our hands up
Ooh, ooh, ooh
Hey, hey, hey
Ooh, ooh, ooh
We can’t help but lift our hands up

(アウトロ)
オゥ,オゥ,オゥ
ヘイ,ヘイ,ヘイ
オゥ,オゥ,オゥ
いてもたってもいられずに,我らは両手を挙げる
オゥ,オゥ,オゥ
ヘイ,ヘイ,ヘイ
オゥ,オゥ,オゥ
いてもたってもいられずに,我らは両手を挙げる

(対訳:Jun Nishihara)

第3位:お正月から絶えず毎週日曜日に開催し続けたカニエと“Sunday Service”チームの忍耐力と継続力,そしてアルバムに昇華させたその芸術力へ (2019年Hip-Hop名曲名場面ベスト50)

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2019年を年始から年末まで,絶え間なくイエス・キリスト(Jesus Christ)への賛美歌を歌い続けたカニエ・ウェストとその仲間たち(Kanye West & Sunday Service Choir Team)へ第3位を捧げます。

毎週日曜日はたとえ1日足りとも休むことなく開催し,けっきょく2019年,1年間ぶっ続けで“Sunday Service”をやり遂げることとなりました。もはやヒップホップ歴史上,そういったラッパーは前代未聞でしたし,他のジャンルでもそんなことは聞いたことがなかったです。

2010年代(The 10’s)の最後の年である2019年は,カニエ・ウェストとそのクワイア・チームへその忍耐力と継続力を称え,2019年の第3位を贈ります。

2017年はヒップホップ史上偉大なるアルバム『DAMN.』をリリースしたケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の年と云われました。2018年はアルバム『More Life』や『Scorpion』をリリースし,「Kiki! Do you love me?」の社会現象を引き起こしたドレイク(Drake)の年と囁かれました。そして2019年は,カニエ・ウェスト(Kanye West)だけでなく,カニエをとりまく(entourageの)“Sunday Service”クワイヤ(コーラス隊)のみなさまの1年であったと,ここに自信をもって確信したいと思います。彼女達の忍耐力及び継続力(consistency)はまさに尋常無いものでした。

その全貌すべてはお伝えしきれなかったですが,ごく一部については,当サイトでも25回にわたり,以下のページでお伝えしてきましたので,ずっとお付き合いしてくださっていた方々は,この機会にぜひお振り返りを,当サイトが初めての方は,ぜひご参照いただければと思います。

カニエ・ウェストとクワイア・チーム仲間たちの2019年開催“Sunday Service”シリーズについてはこちらを。

日本のTVコマーシャルでも芸人・渡辺直美とも共演したジェイムス・コーデン(James Corden)とのAirpool Karaokeにも度肝を抜かれました。(本物の飛行機の中でフライト中に“Sunday Service”開催!)

そのキッカケとなったのは,この映像。(きっと安定飛行のときにされたのでしょう。)

2019年のカニエ・ウェストの“Sunday Service”は合計52回以上開催された計算になります。ある週には日曜日に加えて金曜日にも開催されるという異例の“Sunday Service on a Friday”(ややこしい!)も開催されたことがありましたので,52回という数字は確実に超えます。

日曜日に加え,金曜日にデトロイトで開催された“Sunday Service”は,今でも私の個人的なfavoriteなのですが,こちらでした。

そして,ヒューストンの刑務所で囚人の目の前で開催したこともありました。

なお,“Sunday Service”を一つの作品として作り上げ,一番まとまりを持たせたのは11月3日に開催された”Sunday Service Experience – Jesus Is King”でした。

4月のイースター祭(Easter Sunday)には全米最大級のミュージック・フェス=コーチェラ音楽祭(Coachella)において,2019年初めて公に向けた“Sunday Service”も開催されました。これについても当時リアルタイムに当サイトで取り上げましたので,詳しくは,上記ページから検索してみてください。

カニエ・ウェスト&クワイヤチームの仲間達よ,2019年は素晴らしき(BLESSED!)年にしてくれて,どうもありがとうございました。お蔭様で2010年代(The 10’s = The Decade)の締め括りにふさわしい年となりました。そして当サイトでの“Sunday Service”の取り上げに付き合って下さった方々へ,ここに感謝申し上げます。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェスト“Sunday Service”を金曜日に開催 (9月27日分) & アルバム『Jesus Is King』のリスニングパーティー

いよいよカニエ・ウェストのニューアルバム『Jesus Is King』がリリースされるぞ!と期待が絶頂に高まろうとしようとしていた頃,カニエは週末にかけて連チャンでライヴパフォーマンスを開催しました。

第1日目は9月27日(金)デトロイトにて“Sunday Service”を開催。そう!“Sunday Service(日曜のミサ)”は当然のようにこれまでずっと「日曜日に」開催されてきました。しかしここへきて初めて!金曜日に日曜のミサを開催!これまで以上に素晴らしいパフォーマンスとなりました。カニエのみならず,“Sunday Service”クルーの皆さんのダンスとパフォーマンスが極上!当サイトで何度も何度も詳細に亘りくりかえし書いてきましたが,黒人のパワーが発現します。

そして第2日目は9月28日(土),この日,カニエ・ウェストは同じシカゴ出身の同胞ラッパー=Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)のライヴステージでパフォーマンスします。同日,ここでも書いたように,カニエ・ウェストのドキュメンタリー映画(IMAX配給)『Jesus Is King』の上映日もキム・カーダシアンのInstagramやTwitterをとおして発表されました。

さて,チャンス・ザ・ラッパーのライヴに登場したカニエ・ウェストの映像も掲載しておきます。

ここでカニエ・ウェストは「Jesus Christ is king.(イエス・キリストこそが王様だ。)」と発言します。

そして第3日目の9月29日(日)には,NYはクイーンズの教会にカニエ・ウェストがあらわれます。クイーンズにあるGreater Allen A.M.E. Cathedral(グレイター・アレンA.M.E.大聖堂)です。地元のクイーンズ出身のアーティストやメディア関係者,ヒップホップジャーナリストたちはこぞって参加。クイーンズは地元といってももうニューヨークですから,ヒップホップ業界の関係者たちもいます。まさにヒップホップの生誕地で,日曜日にヒップホップ化されたゴスペル・クワイアとともに繰り広げる“Sunday Service”はまさに格別!!こんなゼータクなことはないでしょう。

タイムライン4分53秒あたりから,祭壇の奥の方にカニエ・ウェストの姿が見え始めます。

ついにニューヨークまで来ましたね。今まではニューヨークを避けて,ニューヨーク以外のいろいろな場所で“Sunday Service”を毎週日曜日に開催してきましたが,ニューヨークだけは来なかった。しかし,いよいよ,ここへ来た。こりゃあ,ニューヨークの連中は黙っていないですよ。全米でいちばんうるさい野郎たちがニューヨークにいますから。ヒップホップに関しては。黙っていないですよ。ニューヨーク最大のヒップホップ&R&Bラジオ局=HOT97でもちろん取り上げました。以下です。

ニューヨークはアメリカではない,というのがこれを見ていると分かります。ニューヨークではまったく違う時間が流れている。まさにそれをNew York Minuteという。ニューヨーク以外のその他全米と,そしてニューヨークとでは,物事のとらえ方がまったく違う。いやあ,これを見ていて,爽快です。

それから,カニエ・ウェストの未だリリースされないニューアルバム『Jesus Is King』のリスニング・セッションの模様を以下,数枚掲載いたします。(それぞれのクリップは非常に短く,すぐ終わります。)

カニエ・ウェストの『Jesus Is King』アルバムは未だリリースされておりませんが,彼がアルバムをリリースしない時,それはさらなる良き改良(tweaks)を加えているということを意味し,われわれの期待はさらに膨らんでいきます。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェスト“Sunday Service”まとめ(つづき:9月1日,9月8日,9月15日開催分) あと,黒人の「揺れ」について。

カニエ・ウェスト軍団が毎週日曜日に開催する“Sunday Service”(日曜のミサ)ゴスペルを今年初の日曜日から欠かさずアップしてきました。カニエ・ウェストのこのサンデー・サーヴィスは初回分からかなりの盛り上がりを見せてきましたが,ここへ来て,アメリカ全土の主要都市を回り始めております。今までは,主にカリフォルニア州カラバサス(カニエの豪邸近隣)で実施されてきましたが,カラバサス市を飛び出します。ついに8日,15日にはカリフォルニア州さえも出ます。

9月1日(日):カリフォルニア州ワッツ市(歴史的黒人コミュニティが集まる市街)

9月8日(日):カニエの生まれ故郷であるイリノイ州シカゴ市

9月15日(日):ジョージア州アトランタ市(←これまでのSunday Serviceとは,確実に異なっております。ミニコンサートと呼んでもよいほど,本格的になってきました。この観客(audience)の数はこれまでとは確実に違います。4月のイースター祭の日に開かれた特別な“Kanye West’s Easter Sunday Service”を除いては。)
※特に下記映像0:44秒から始まる観客側にいる複数メンバーが同時に揺れる映像は,これはこのブログで今までも何度も買いてきましたが,これこそが「奴隷時代を経た先祖の血が入った黒人にしかできないリズム感とともに“体のうねり”」ですね。しかも一人でやっているのではなく,一人一人各人のうねりが合わさって,映像2:41からの爆発力ある黒人の女性も含めたバワーとエネルギーは物凄いものです。これに近いものをこの人たちは毎週日曜日にやってきているのですから,この継続するエネルギーもすぐれています。何度も何度もこれでもかと突き続ける,といいますか,揺れ続けるエネルギーは圧巻です。そしてその上にさらに声!メンバーの中には白人もちらっといますが,この黒人の揺れに付いていけるでしょうか。たとえば下記映像7:28の箇所で,まわりの黒人は揺れていますが,真ん中にポツンと映る白人は静止していたり。これはもう体の作りというか,魂の熱(=体温)の違いであるから,もうしょーがない!黒人が揺れていて,白人が揺れていないなんて,もうこの子は責められない。「揺れる」はもうこのブログのキーワードでもあります。下記映像17:29からはウケのいい曲「Father Stretch My Hands」も鳴り始めます。映像タイムライン18:16からの黒人たちの「揺れ」もまことに見事です。映像タイムライン20:45からの黒人の手拍子(clapping)と揺れも,まさにこの映像の真骨頂です。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェストの“Sunday Service” (前回,前々回,前々々回・・・からのつづき)

カニエ・ウェスト(Kanye West)の世界では毎週日曜日恒例となっております「Sunday Service(カニエ版・日曜のミサ)」のつづきをお届けします。

当サイトではこれまでのカニエ・ウェストのサンデー・サービス模様を全てお伝えしてきました。しかしながら,ネットに投稿されているサンデー・サービス模様は限られております。ここからは所々断片的に特別なものを抽出し,掲載していくことにいたします。

29週目:7月21日(日)
この週は,カニエ・ウェストとキム・カーダシアンが結婚式を挙げた際,実際に結婚式を取り仕切った牧師さんが指揮してくださいます。カニエ・ウェストの音楽は出てきませんが,なるほど「日曜のミサらしい」牧師さん(Pastor Rich)からの説教(sermon)が聴けます。まだ若い彼はこう説教しております。
“Today, if you’re feeling something, understand it’s not a vibe. And I like the vibe. It’s not an energy. And I like the energy. But what you are sensing is the tangible presence of a living God.”(今日この日に君たちが感じるものがあれば,それはヴァイブスではない。ヴァイブスは大好きだけど。エネルギーでもない。エネルギーは大好きだけど。君たちが感じているもの,それは生きた神のまぎれもない存在感だ。)

33週目:8月18日(日)
今年お正月にカニエ・ウェストがサンデー・サービスを開始して以来,初めて,本物の教会で開催することが実現されました。場所はカリフォルニア州サンヴァレーに位置するCalifornia Worship Centerです。この教会は女性ゴスペルユニット=メアリー・メアリーの片割れであるエリカ・キャンベルとその旦那=ウォーリン・キャンベルが通っている地元の教会でもあります。カニエ・ウェストとウォーリン・キャンベルの縁は深く,カニエのアルバム『Graduation』等に関わったプロデューサーとしても有名です。そういった意味でも,“Sunday Service”を開始して以来初の教会としてCalifornia Worship Centerを選ぶことはとても意義深いことであると思量いたします。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェストの“Sunday Service”(22週目)

もともとはカニエ・ウェストの仲間内だけで身内の小さなジャム・セッションとして始めた“Sunday Service”でしたが,6月2日(日)に開催されたいつもの“Sunday Service”は,ひときわ際立ってクオリティの高いものになりました。声(Voice)と手拍子(clappings)をたくみに使い,シンセサイザーやドラムマシンなんていう人工的なサウンドはまったく使っていないにも関わらず,ここまで質の高いものに仕上がるとは,衝撃的なものといえるでしょう。

音楽を生業としてやっているミュージシャンがこれを見ると,「これは並大抵のものじゃないぞ」と驚嘆すると思いますが,なにせカニエのこの“Sunday Service”は謂わばアングラでやっているものですので,著名なミュージシャンには見つけられる可能性が低いというだけでそこまで有名にはなっていないのでしょうが,たちまちこれが有名になれば,その才能の高さには衝撃を受けることでしょう。

白人には作れないセッション(いや,これはもうセッションなんかではなく,もはやゴスペルだ)であると思います。このテンポといい,力強さといい,キレのある手拍子といい,とおる声といい,黒人が歴史上経てきた「いろいろなもの」がこういう形でひとつの強力な合唱に昇華したといえるでしょう。

以下をご覧ください。3ページあります。右にスライドするとページをめくれます。
(2ページ目ではカニエも映っております。これを群衆にまぎれて同じように身体を揺らしているカニエは,聖歌隊の仲間たちがここまでついてきてくれている(そして彼・彼女ら自身が楽しんでやっている)のを肌で感じて,誇りに思う父親のようなまなざしで見ているのは,どこか感慨深いものがあります。)

いつものようにキム・カーダシアン(Kim Kardashian)もサンデーサービスに参加しているのですが,彼女のインスタグラムからのIGTVも以下のとおり掲載しておきます。

以上,22週目の“Sunday Service”でした。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェストの“Sunday Service”まとめ(20週目と21週目)

本年2019年の最初の日曜日(Sunday)から始動したカニエ・ウェストの“Sunday Service”は,はやくも現在20週目を迎えることとなりました。

今年初めての日曜日は1月6日にあたりますが,その日から日曜日は1日たりとも休まず,カニエ・ウェストとその仲間たち(名付けてカニエ軍団)は“Sunday Service”を開催してまいりました。

本日はその20週目(5月19日)と21週目(5月26日)を以下にて記録しておきます。

20週目(5月19日開催):この回では奇抜なミュージックビデオとミステリアスな存在感で知られるシンガー=Sia(シーア)が登場します。彼女のヒット曲「Elastic Heart」をミサのゴスペル・クワイア(聖歌隊)と合唱します。

キム・カーダシアンのツイッターでも以下のとおり掲載されております。

21週目(5月26日開催):この回ではついに,こどもたちの合唱まで聴くことができます。こども達の合唱を聞いているのもいいのですが,この動画のほんとうに重要なポイントは,タイムライン01:02から始まります。(ビデオはもう少し下のほうに掲載しております。)タイムライン01:02から始まる曲では,次第に手拍子(clappings)が始まるのが分かります。黒人音楽の歴史において,リズム感抜群の「手拍子」はとても重要な意味をもっております。手拍子は黒人が奴隷として重労働を強いられていた1900年代初期,手拍子でリズムをとって,重労働のつらさを幾分か和らげておりました。以下は,ウェルズ恵子先生の『魂をゆさぶる歌に出会うーアメリカ黒人文化のルーツへ』より抜粋します。

歌は,身体を使うどんな仕事のときも,働き手に力をくれました。リズムをとってみなが力を合わせた方が大きい力が出ますし,単純作業のときは歌いながらの方が飽きずに仕事がはかどります。帆船の船乗りは帆を揚げるときや錨を巻き上げるときに歌いましたし,農民が固い地面を耕したり,鉄道工夫が岩山をうがってトンネルを掘ったり,鉱山の坑夫が鉱石にハンマーを当てて砕くときなども,黒人たちは「はっ!」というかけ声を入れた歌をうたって力を合わせました。
(中略)
人間の筋力で固い地面を耕したり,鉱脈や石炭をハンマーとたがねで切り崩したりしていた時代,男たちは集団で歌のリズムにあわせて働きました。鉄の道具を振り上げるまでに息を吸ってひと呼吸,振り下ろすときに息を吐いてひと呼吸。テンポの速い曲も遅い曲もありますが,歌詞は呼吸と動作の速度にあわせて選ばれています。
−ウェルズ恵子・著『魂をゆさぶる歌に出会う(アメリカ黒人文化のルーツへ)』より︎

このように黒人にとって「リズム」は奴隷制度の時代から,黒人の身体を血液のように脈打つたいせつな要素でありました。リズムの中でも「打つ」という要素が高いものは「ビート」とも呼ばれます。

このように,黒人の身体の奥底に脈打つとても大事な要素としてリズムやビートがあり,黒人歴史にとっては,それはメロディや音色というものよりもさらに古くからあるものでした。メロディや音色を奏でるだけでは,重労働ははかどらないですからね。黒人にとってはリズムやビートが先に来ていた。逆に,貴族の暮らしをして,舞踏会に出向き,メロディにあわせて舞うように踊っていた白人にとっては,音楽のメロディや音色が重要視されておりました。こうした歴史を鑑みますと,黒人はビートの文化,白人は音色の文化,と位置付けることが一つの見方となりますでしょう。

そこで上記のカニエ軍団聖歌隊の「手拍子」に話を戻します。

この手拍子はとても速いテンポで叩かれます。「Jesus died for you.(ジーザスは我々の犠牲となった)」という歌詞を手拍子の合間に挿入し,聖歌隊メンバーが同じリズムで歌います。とても短いクリップですが,黒人文化に息づく音楽のとても大事な部分がここに垣間見れます。さて,そのビデオを以下に掲載しておきます。(タイムラインは01:02〜の箇所です。)

(文責:Jun Nishihara)

カニエ,生放送決定! 2019年コーチェラ・ライヴ・コンサート Kanye @ Coachella LIVE!

米ビルボード誌のウェブニュースで,カニエ・ウェストが4月21日(日=イースターサンデーの日)にアメリカ最大の音楽祭=コーチェラ(Coachella Fest)で行う「Easter Sunday Service LIVE」をYouTubeチャンネルで生放送(Live Streaming)することを決定したと報道しました。

詳細は以下のとおりです。

<Kanye West @ 2019 Coachella LIVE>
日時:4月21日(日)午前9時(米国西海岸(カリフォルニア)時間)
場所:カリフォルニア州インディオ市コーチェラ音楽祭会場(カニエのコンサートのみ山奥で開催)
生放送:YouTubeのコーチェラ・ライヴ・チャンネル
URL:https://www.youtube.com/user/coachella

見逃さないように,カレンダーにメモるべし!

本サイトでは,今までカニエ・ウェストが開催してきたソウルフルなジャムセッション=「Sunday Service」を毎週掲載してきました。以下をご参照願います。

Kanye West’s “Sunday Service”:第1週〜第10週
Kanye West’s “Sunday Service”:第11週
Kanye West’s “Sunday Service”:第12週
Kanye West’s “Sunday Service”:第13週

以下の映像は,4月14日(日)に行われた「Sunday Service」の映像です。コーチェラ・ライヴ本番まで1週間を切りました!

(文責:Jun Nishihara)