マック・ミラー(Mac Miller)が亡くなる直前までレコーディングに取り掛かっていたという最後の遺作アルバムが2020年1月にリリースされました。アルバム『Circles』です。これは生前2018年にリリースされた『Swimming』とあわせて三部作(trilogy)の一枚として制作されました。三作目は叶わなかったですが,アルバム『Swimming』と『Circles』の二作(ふた咲く)をあわせて「Swimming in Circles(円状を泳ぐ)」というコンセプトが思索されていたようです。
“Circles”や“Donuts”のように,ぐるぐると回り続ける,永遠に終わることのない“トリップ”を表現するものには,The Notorious B.I.G.の“Life After Death”(死後の生き様)というのもひとつ,別の観点から永遠を象徴するものでしょう。上記3名はもうこの世にはいませんが,偉大なるアルバムをとおして「永遠」の音楽を我々に贈り届けてくれた,といえるでしょう。
もう最後の「peep the harvest」では笑っちまいます。ラッパーだったら普通「peep the style」とか言って,俺のカッケースタイルをチェックしな,って言うところを,農家が刈り取ったこの季節の収穫をチェックしな,っていうほんとに田舎臭い表現をしていて,魅力溢れるジャングルプッシーなのでした。こんなリリックはジャングルプッシーにしか書けないし,それが彼女の魅力でもある。アルバム『JP4』は今年の第20位です。
Everyone got they glass out, let’s drink to Weezy
Every nigga that stare me down just came to see me
Choppin’ up a lil’ cash cow, that’s steak I’m eatin’
Check deposits, high-risers with extra closets
The sex platonic, I talk intelligent, text Ebonics
The electronic guitars whinin’, that’s just Nirvana
Tommy gun on the counter, I call it Mr. Thomas
That’ll keep niggas honest
I’m dozin’ off in the driver seat ’cause the seat give massages
下記は2019年の「Issa Rae Presents」のエピソードで開催されたジャスミンのステージです。アルバム『Reality Show』から「Let It Burn」を歌ってくれました。
下記は10年程前にジャスミンがナマで歌った「In Love With Another Man」の映像です。懐かしいですね。
続きまして,ジャスミンのファンとしてはハズせない「Holding You Down (Goin’ In Circles)」のMVです。これが2010年にリリースされた時,もちろん私はリアルタイムで観ていましたけれど,この80年代(エイティーズ)のファッションスタイルを映し出した雰囲気にはテンション上がりました。