I think it’s crazy when I look back
I remember being 12 and in my book bag I tucked away the drawing of Obama
I was so proud I couldn’t wait to show my Mama
He was larger than life
Bigger than black
Made me rethink what’s holding me back and kill these excuses I ever had to be anything less successful.
第9位のFrank Oceanに続き,第8位のSolangeも,2010年代(つまり10年代)に出た最も偉大なるアルバムとして必ずトップ10入りするアルバム『A Seat at the Table』を2016年にリリースしております。
そのソランジュ(Solange)が3年あとの2019年にニューアルバム『When I Get Home』をリリースしました。
収録楽曲を見ておりますと「Down With the Clique」や「Stay Flo」や「My Skin My Logo」や「Binz」と,黒人であることの特質性をセレブレート(讃える)するというテーマがアルバムに一貫して流れて(floして)おります。
このcontroversial(物議をかもす内容)で,難解なテーマである「黒人の特質性」というものを.ソランジュは音楽(アルバム)を媒介に伝えるべく,水のように(Sound of Rain),自然な「流れ」をもって,われわれに届けてくれるという,まさに芸術とも呼べる作品を制作してくれました。つまり,このアルバム『When I Get Home』は,ただのR&B音楽として聴くだけでなく,美術品を「見る」という別の五感でとらえてみますと,同作品が立体的に浮かび上がってくる節があります。そこを切り口にしてこの作品を探ってみるというのも,面白いスタンスです。目の前にあたらしいソランジュの世界が開き始めるかもしれません。
さて,ミュージックビデオとして,このデケイド(2010年代)の名曲と称される楽曲「Don’t Touch My Hair」および今作品から「Binz」の2曲を掲載いたします。
Solange – “Don’t Touch My Hair”(アルバム『A Seat at the Table』より)
この曲も黒人の特質性の一つである「ブレイドがかった髪質」を讃(たた)える曲として解釈することが可能です。それをミュージックビデオ,つまりヴィジュアル的に,表現したものが以下の作品です。つまりこれは「黒人の芸術表現方法」という文学的解釈が可能となります。
今年の第17位は,全米黒人TVネットワーク=BET=Black Entertainment TV(ブラック・エンターテインメント・テレビ)で放映された2019年のBET Cypherです。Cypherとは,ラッパーが数人,円になってマイク・リレーをしながらフリースタイルをカマす,という遊び。今年の2019年フリースタイルでは,注目すべきは白人の坊ちゃんラッパー=Travis Thompson(トラヴィス・トンプソン)。シアトル出身です。
10月12日(土) 於:ハワード大学(名門黒人大学)
アメリカには「歴史的黒人大学(HBCU=Historically Black Colleges and Universities)」という言葉があります。ハワード大学(Howard University)はその中でも名門と呼ばれる大学です。土曜日の“Sunday Service”ですが,そのハワード大学にカニエが登場しました。
以下は,そのハワード大学のツイッターより抜粋します。
これまで3枚のEPを発表し,ついに今年3月22日に初の公式アルバム『Love Me Like』をリリースしました。
いまだにウィキペディアでは取り上げられておりませんが,上記アルバム『Love Me Like』はレイアナにとって人生初の全米ビルボードでチャートインし,冒頭の生ストリーミングでは女友達から「charting queen(チャートの女王)」と呼ばれるようにまでなりました(もちろん誇張していますし,大げさですけれど)。人生初にリリースしたアルバムが,全米ビルボードチャートのR&B部門第25位を達成。メジャーデビューは果たしていないどころか,インディーズのレーベル=EMPIRE RECORDSとの契約であるにもかかわらず,25位というのはアングラでのデビュー作にしてはなかなか良いポジションでしょう。
本年3月にリリースされた『Love Me Like』より,以下の楽曲「Know Names」をご紹介いたします。
「現代の若者黒人文化(young black culture)をリードする人物」にレイアナ・ジェイを選んだ理由は,彼女はカーディBやニッキー・ミナージュのような派手さはまったくないですが,堅実な音楽性という意味では,最近ヒップホップ界に蔓延る「単なるハヤり」や「ウケ」を遥かに凌駕するものを彼女に感じたからです。冒頭の生ライヴストリームでは,レイアナは,1970年代に活躍したテディ・ペンダーグラス(Teddy Pendergrass)という黒人男性歌手についても言及しています。現代の新しいものばかりで固めるのではなく,「古きをたずねる」ということをちゃんとしています。そういった面を持ち合わせている若手アーティストはこれからも必ず伸びていくことでしょう。
あなたはスタバ(正式名:Starbucks)で働いていたとします。そこへ,とある黒人女性のお客さんがやってきて,抹茶ラテのトールを注文しました。スタバでは,カップにお客様の名前を書くことになっていますので,あなたは,その女性に尋ねます。「How may I call you?(あなたのお名前は?)」,すると女性はこう答えました「You can call me ‘Rayana(レイアナ)’.」と。
リリースから1年後の今,アルバム『Ye』を振り返って,カニエがアルバム冒頭の楽曲「I Thought About Killing You」でラップしている歌詞の一部について,注目しておきたいと思います。
カニエはこういう歌詞で曲を始めております。
[Verse: Kanye West]
I called up my loved ones, I called up my cousins
I called up the Muslims, said I’m ’bout to go dumb
Get so bright, it’s no sun, get so loud, I hear none
Screamed so loud, got no lungs, hurt so bad, I go numb
Time to bring in the drums, that prrt-pu-pu-pum
Set the NewTone on ’em, set the nuke off on ’em
I need coke with no rum, I taste coke on her tongue
I don’t joke with no one, they’ll say he die so young
I done had a bad case of too many bad days
Got too many bad traits, used the floor for ashtrays
I don’t do shit halfway, I’ma clear the cache
モス・デフは2011年9月に自身の名前を法的に「Yasiin Bey(ヤシーン・ベイ)」に改名し,2016年1月19日,カニエ・ウェストのホームページでヒップホップ業界からの引退宣言をしました。モス・デフ改めヤシーン・ベイは,母親シェロン・スミスと父親アブドゥル・ラフマーンの子です。父親アブドゥル・ラフマーンはネーション・オヴ・イスラーム(Nation of Islam(略してNOI))の信者で,ワリス・ディーン・ムハンマドというスンニ派(イスラム教徒の宗派)に信徒として仕えました。モス・デフは20代の頃,ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)という偉大なるヒップホップ・グループのメンバーでありイスラム教徒であるアリ・シャヒード・ムハンマドやQティップ(Q-Tip)とよくつるんでいました。