ジェイZの“B-Sides”ライヴ・コンサート(その①)

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(4月26日開催のB-Sidesライヴにて。左=ジェイZ,右=Nas)

4月26日(金),NYCの歴史的なダンスクラブであるウェブスター・ホール(Webster Hall:2002年頃当時はヒップホップのフロアもあった)の再開を記念して,ジェイZが「B-Sides(B面)」と題するライヴコンサートを開催しました。

ウェブスター・ホールは2017年8月9日に建物の修繕を理由に一時閉鎖されておりましたが,めでたく4月26日にジェイZのライヴをもって再開いたしました。建物自体は1886年に建設されており,建立から100年以上経ている歴史的な建造物です。ロケーションはNYCのイースト・ヴィッレジに位置します。現在はフロアごとにジャンルが分けれている,マルチダンス(ナイト)クラブです。

そのre-opening nightをジェイZが飾りました。

タイトルは「B-Sides」といって,今までめったにライヴでは演じてこなかったいわゆる「B面」の曲の数々をここで(久々に)披露しました。

さらにその夜,ニューヨークのヒップホップ史として大事なことが,Nas(ナズ)と今まで犬猿の仲であったCam’ron(キャムロン),そしてJim Jones(ジム・ジョーンズ)をステージに呼んだということです。(これに関する動画はYouTubeで検索願います。)

さて,3月31日(日)に亡くなったNipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)のトリビュートとして,この夜ジェイZは追悼のフリースタイルも披露しました。こちらです。

(このフリースタイルの邦訳は次回に。)

(文責:Jun Nishihara)

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第5位「今年イチの同窓会。Dipset!の再結成!」(今年2018年に出た最も偉大なるヒップホップ曲ランキング)

このカウントダウンも,いよいよトップ5に入ってきました。

ヒップホップそのものを愛するヒップホップヘッズの諸君たちへ。

今年イチの再結成といえばもう,ディップセット(Dipset!)の再結成でしょう。14年ぶりにNYはハーレム出身のヒップホップ最強グループ=The Diplomats(別名:Dipset(ディップセット))が再結成されました。これほどヒップホップファンにとってエキサイティングなニュースは,今年,なかったでしょう。

昨日第6位に出たドレイクですら,Dipset好きで有名です。

その彼らがDipset Reunion(ディップセットの再結成)を記念して作った楽曲「Once Upon A Time」のミュージックビデオを観てみましょう。

むかしからDipsetを聴いてきた人たちにとっては,「なつかしさ」で涙がこぼれるほど感動的なことでしょう。こういったヒップホップを次の世代にも受け継いでいかなきゃいけない,それが自分たちの使命であると,そう思います。

そしてDipsetを今回初めて聴いたというワカモノたちよ,2003年にリリースされた以下の曲を聴いてどう思うか君たちに聴いてみたい。ミュージックビデオの途中で曲調が変わるところとか,最近じゃケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)がやってますけれど,それは15年前にDipsetがすでにやっていました。

こういうのを見て「すげえことするヤツらだな」とか思ったり,彼らのド派手なヒップホップスタイルを見て自分らも真似したり,Dipsetは音楽だけでなく「スタイル全般」としてヒップホップを確立した,物凄く影響力のあるグループでした。その彼らが14年ぶりに再結成したなんて,まさに僕らが待ち望んでいたことですよ。

(文責:Jun Nishihara)