アルバム『Khaled Khaled』より、楽曲⑦「Body In Motion」です。

DJキャレド(DJ Khaled)が本年4月30日にリリースしたアルバム『Khaled Khaled』より、ブライソン・ティラー(Bryson Tiller)、ロディー・リッチ(Roddy Ricch)及びリル・ベイビー(Lil Baby)を迎えた楽曲⑦「BODY IN MOTION」です。

(キュレーティング:Jun Nishihara)

アルバム『Khaled Khaled』より、楽曲⑤「I DID IT」です。

DJキャレド(DJ Khaled)が本年4月30日にリリースしたアルバム『Khaled Khaled』より、ミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)、リル・ベイビー(Lil Baby)及びダ・ベイビー(DaBaby)そしてサビにポスト・マローン(Post Malone)を迎えた楽曲⑤「I DID IT」です。

まさにイマをときめく3名のラッパー、ミーガン・ジー・スタリオン、リル・ベイビーそしてダ・ベイビー登場。

ミュージックビデオの冒頭で、しっかりスポンサーを行い、それでビデオ制作費をまかなうというさすがのDJキャレド(DJ Khaled)でした。スポンサー提供先は、ディディ(Puff Daddy)のDELEON(←テキーラ)、そしてリック・ロスのBelair(←シャンパン)、それからビールのBUD LIGHT PLATINUM SELTZER。加えて、オンライン銀行アプリのCHIME。ミュージックビデオ・ディレクターであるDave Myersの請求書が高額っつうんで、上記4つ(+ビデオ中でちゃっかりDORITOSの宣伝もしてますね笑)のスポンサー収入だけでまかなうことを冒頭宣言したという素晴らしきクリエイティビティでした。

(文責:Jun Nishihara)

第4位:コロナ禍からBLM運動まで (2020年Hip-Hop名曲名場面ベスト30)

2020年を振り返ってみると様々な社会的問題/事件が起こりました。

「コロナ禍」による「NYでのパンデミック」,その影響を受けた「自主隔離」や「ヴァーチャル〇〇(コンサートや会議やコール)」,そして世界中に広がる働き方改革「テレワーク」。そして,2012年2月に発生した白人警察によるトレイヴォン・マーティン(Trayvon Martin)殺害に端を発する「BLM運動」,これが2020年に発生したジョージ・フロイド(George Floyd)事件で全米にその運動が広がった「Black Lives Matter運動」。加えて,中国と米国の対立により影響を受けた「TikTok禁止令」。そして,それら全てを包括するかのようにトランプ元大統領とバイデン現大統領による一連のディベートの末に繰り広げられた「米大統領選挙」。

2020年はこれまでにない歴史的な年となったと同時に,それらの出来事に,Hip-Hopも無縁ではありませんでした。むしろ,Hip-Hopはその中でも最も影響を受けた(与えた)音楽の一つの体系ではなかったでしょうか。なぜならHip-Hopではそれら社会問題を題材に取り扱った楽曲は多く発表されたからです。それらの楽曲の中から,2020年を象徴する楽曲として,5曲,取り上げておきます。

Noname – 「Song 33』

Lil Baby – 「Bigger Picture」

H.E.R. – 「I Can’t Breathe」

MIKE EVENN – 「Cold Summer Remix (#ColdSummerChallenge)」

ここから,2020年のおさらいは全てアンクル・マーダー(Uncle Murda)におまかせするとして,14分のノンストップ・ラップをご堪能あれ。コロナ禍の後に期待される「ニューノーマル(The New Normal)」。それについてもマーダーおじさんは語ります。

Uncle Murda – 「Rap Up 2020」

(キュレーティング:Jun Nishihara)

第24位:2020年大活躍若手ラッパー5名大放出。ロディー・リッチ,リル・ベイビー,リル・ダーク,NLE・チョッパー,そしてYoungBoy Never Broke Again。(2020年Hip-Hop名曲名場面ベスト30)

2020年大活躍した若手ラッパー5名につき,それぞれ2曲ずつ以下に紹介するとともに,彼らを本年の第24位といたします。全員2020年にアルバムをリリースしました。(ロディー・リッチについてはアルバム『Please Excuse Me For Being Antisocial』をリリースしたのは2019年12月でしたが,実際全米第1位を獲得したのは今年2020年で,且つ,ラップ・アーティストとして爆発的に売れたのも今年2020年でしたので,今年にランクインすることになりました。)

① ロディー・リッチ(Roddy Ricch)
② リル・ベイビー(Lil Baby)
③ リル・ダーク(Lil Durk)
④ NLE・チョッパー(NLE Choppa)
⑤ ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲン(長!)(YoungBoy Never Broke Again)

昨年2019年に取り上げた大注目若手アーティストには,ダベイビーや大坂なおみの彼氏=YBNコーデーやMegan Thee Stallion(昨年第1位を獲得!)については,以下サイトをご参照願います。

2019年の第11位:イマドキラッパー最前線!若者黒人の間で今年超ハヤったDaBaby,おまけに今覚えておくべき4人のラッパー!(2019年Hip-Hop名曲名場面ベスト50)

2019年の第1位:2019年の夏を制し,遂に1年まるごとヒップホップ界を盛り上げてくれた大・大・大ブレイクアーティスト登場!Megan Thee Stallion! (2019年Hip-Hop名曲名場面ベスト50)

さて,本年2020年の若手アーティスト5名を以下に掲載いたします。

① ロディー・リッチ(Roddy Ricch)

Roddy Ricch -「High Fashion」

Roddy Ricch -「Trap Symphony with Live Orchestra on audiomack」(ライヴ映像)

② リル・ベイビー(Lil Baby)

Lil Baby -「We Paid」
(この曲にfeat.されている42 Duggという奇妙なラップ節を聴くと,Lil Babyのイマドキのラップでさえ「まとも」に聞こえてくるから不思議。)

Lil Baby -「The Bigger Picture」

③ リル・ダーク(Lil Durk)

リル・ダークに関しては,2020年クリスマス・イヴの12月24日にニューアルバム『The Voice』をリリースしました。

アルバムリリースと同時に12月24日にリル・ダークの公式YouTubeページに掲載された新曲「Still Trappin feat. King Von」は,同日(そしてクリスマスの12月25日)も引き続きYouTube上「#1 ON TRENDING(トレンディング第一位」を記録しております。

下記アルバムジャケにLil Durkと一緒に写っているのは今年11月に亡くなったキング・ヴォン(King Von)です。

Lil Durk -「Stay Down feat. 6lack & Young Thug」

Lil Durk -「3 Headed Goat feat. Lil Baby & Polo G」

④ NLE・チョッパー(NLE Choppa)

NLE Choppa -「Bryson」

NLE Choppa -「Shotta Flow」

⑤ ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲン(YoungBoy Never Broke Again)

YoungBoy Never Broke Again -「All In」

YoungBoy Never Broke Again -「Callin feat. Snoop Dogg」

(文責:Jun Nishihara)

第38位:UK生まれでジャマイカンの血を継ぐ女子ラッパー=Stefflon Donのシングル曲「Phone Down」(今年出たHip-Hop名曲名場面ベスト50)

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いよいよ彼女のステータスも確立し始めてきました。2017年ごろからぐつぐつとその人気ぶりは沸き始め,今年はリル・ベイビー(Lil Baby)をフィーチャリングしたシングル曲「Phone Down」をリリースしました。以下のMVです。

さて,ステフロン・ドン(Stefflon Don)の人気ぶりは,ヒップホッパーの間にとともらず,レゲエやレゲトンで有名なジャマイカン連中の間でも確固たる地位を確立してきております。

2017年には,メインストリームに登場するキッカケとなったシングル曲「Hurtin’ Me」をリリースしました。フィーチャリングはフレンチ・モンタナ(French Montana)です。

彼女のミュージックビデオを観ても感じると思いますが,他のストリッパー的ラッパーとはまったく異なるヴァイブスを感じます。芯が強い姉御肌(あねごはだ)といいますか,決して若者ウケを狙っているわけではない,全世界の女子の「カッコ良さ」を代表するような雰囲気を醸し出しているところが,男が観ていてもカッチョいいと感じます。

もう1曲観ておきましょう。次はトリー・レーンズ(Tory Lanes)をフィーチャーリングした楽曲「Senseless REMIX」です。

ステフロン・ドンもトリー・レーンズも双方ともJamaican descent(ジャマイカの血を継ぐ)アーティストですね。

今後も彼女の活躍に期待は高まります。

(文責:Jun Nishihara)