カニエ・ウェストの“Sunday Service” (さらに前回,前々回,前々々回・・・からのつづき)

本日もカニエ・ウェストが毎週日曜日に開催しつづけている“Sunday Service”を掲載いたします。本日は8月25日(日)にオハイオ州デイトン市で開催されたミサ(service)です。これは同年8月4日に同市で起こった無差別銃殺人事件の犠牲者に捧げた弔いの意味を込めた“Sunday Service”でした。

以下映像は全米TVネットワークであるNBCで放映された映像です。その一部始終が掲載されております。

なお,別の角度から撮影された同サービスの映像をいくつかご紹介いたします(TMZ含む)。

途中Dave Chappelle(デイヴ・シャペル)が話しますが,後にCNNのインタヴューでこう言っております。“These aren’t numbers. These are people’s lives.”(死者何人とか言ってるが,人の命は数字じゃないんだ。)“Good people got to be louder than bad people.”(悪意のある人たちよりも,善意のある人たちが,もっと大きな声を出すべきだ。)

カニエ・ウェストがデイトン市で“Sunday Service”を開催することにより,「声の無い弱者」たちにカニエやシャペルの「声」を届ける,そして与えることができたならば,ようやくアメリカという国も,少しは振り向いてくれることになるのではないかと,そう願っております)。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェストの新作アルバム『Jesus Is King』リリース日発表か。

本日,カニエ・ウェストの妻=キム・カーダシアンが自身のインスタグラム(ストーリー)でカニエ・ウェストの新作アルバムの楽曲リスト及びリリース日らしき写真を発表しました。以下のとおりです。

アルバムタイトルは『Jesus Is King』,リリース日は9月27日,トラックリストは以下のとおりです。

1. Glade
2. Garden
3. Selah
4. God Is
5. Baptized
6. Sierra Canyon
7. Hands On
8. Wake The Dead
9. Water
10. Through The Valley
11. Sunday
12. Sweet Jesus

左に写っている英文書は聖書のようです。

(文責:Jun Nishihara)

平成最後の米ミュージック・フェスは,カニエ・ウェストの“Sunday Service”で。

平成最後のミュージック・フェスは,米カリフォルニア州インディオ市で毎年恒例開催されているアメリカ最大のミュージック・フェス=コーチェラ(Coachella)でした。

去る4月21日(イースターの日曜日)に開かれたコーチェラ祭は,カニエ・ウェストの「Sunday Service(日曜のミサ)」には(いろいろな意味で)もってこいの吉日でした。

これを鑑賞するには2つ方法がありました。

1つは実際にカリフォルニアで開かれているコーチェラ祭へ足を運ぶこと。まずは,LAX(ロサンゼルス国際空港)まで飛び,そこからコーチェラ会場まで米ドル$75.00出せばシャトルバスで連れてってくれました。

もう一つの鑑賞方法は,生放送をYouTubeのコーチェラ特設ページでストリーミングで観るという方法でした。これは当サイトでも取り上げました。

ストリーミングで生放送をご覧になられた方々はもう気づかれておりますが,こういう映像がずっと流れました。

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これはfisheye lens(魚の目のレンズ)と言って,まるで望遠鏡で覗いているような錯覚を覚えます。どうせ生ストリーミングするのなら,他の人たちがやってるストリーミングとは違った方法でやりたい,というカニエのよくいえばアーティスティックな,別の方法でいえばひねくれた,一筋縄ではやらせない,もうこれはカニエの性(さが)と呼んでいいほどのものと思いますが,を見せてくれました。

しかしながら,さすが観客の数は相当なものでした。

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正規のコーチェラ会場とは別の(カニエ特別の)会場を使いました。もうこれは会場と呼んでよいのか,山の中の丘の上と呼ぶのがふさわしいのか,もう分からなくなりますが,今年頭から毎週日曜日にこじんまりと始めてきた「Sunday Service」を考えますと(それも山の中でやっておりました),とても適当(適切)なロケーションであったことは間違い無いでしょう。

そういったステージもなく,カニエを映すステージ上のモニターもないところで,これだけの観客数が集まった(しかも日曜日の午前9時!)のは,特筆すべき事項でしょう。

さて,4月21日,イエスが甦ったとされるイースターの日曜日,時間は午前9時。まだ始まりません。しばらく経って9時15分,聖歌隊(choir)の仲間たちがこぞって丘の上へ向けて歩き始めました。だんだんとオルガンの音色が聞こえてきました。これまでのサンデーサービス同様,パステルカラー(カニエのファッション色)の衣装に身を包んだ聖歌隊の方々です,皆おそろいです,が丘の上に集まり始めました。

オルガンの音が聞こえていましたが,時間が経つにつれ,少しずつジャジーな音色に変化してきました。音量もだんだんと大きくなってきました。まだ演奏は始まっておりません。まだカニエは登場しておりません。

一番最初に映ったのが,タイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)した。丘の近くではカニエの娘,ノースちゃんとセイント君が踊っている姿が見え始めました。

カニエのレーベル仲間であるキッド・カディ(Kid Cudi)そしてチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)が二人でポーズを決めている姿も映し出されました。

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(チャンス・ザ・ラッパーが指を差しているのは,結婚指輪です。今年3月11日に結婚式を挙げたばかりでした。)

そしていよいよ,このコンサートの大ガシラ=カニエが現れました。

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そうこうしているうちに時間は9時55分となり,いよいよ,コンサートが幕を開けました。

曲もくは「Father Stretch My Hands」やめずらしいところではジェイZとビヨンセの「Lift Off」(『Watch The Throne』収録)などを披露。

このコンサート中のトリビアとして,ずっと帽子(キャップ)をかぶっていたラッパーは誰でしょう。

こたえはチャンス・ザ・ラッパーでした。

この“Sunday Service(日曜のミサ)”という聖なる時間にキャップをかぶって許されるのはチャンスくらいですね。

カニエのレーベル仲間であるティアナ・テイラー(Teyana Taylor)ももちろん参加しておりました。楽曲「Never Would Have Made It」を披露した彼女の声は,天にさえも届くような美声でした。

それから聖歌隊のみなさんの迫力も見応え(聞き応え)がありました。

ティアナ・テイラーが歌っている間に,聖歌隊が連呼した「Stand up! Press forward! Move on!」という掛け声が(これはさすが黒人の聖歌隊です)圧倒的な迫力を醸し出しておりました。

そして吠えるあの男=DMXもちゃっかり参加。「This is a God dream…」の歌中にヤツが現れました。

ライヴ終わり近くに「Jesus Walks」をカニエ,聖歌隊,全員で歌い上げ,Happy Easterで幕がないところで幕を閉じました。

米全国紙のニューヨークタイムズ(The New York Times)が素晴らしい写真を撮っておりますので,以下掲載します。

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アメリカ全国ネットワークのBET (Black Entertainment TV)はさすが黒人に特化したTVネットワークと言わんばかりに,下記の迫力ある写真を撮影しました。

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さて,この一連の“Sunday Service”で,カニエはそれさえも「ブランド」化することに成功しております。それは「CHURCH CLOtHES」という名前で販促商品ならぬ洋服を作り上げました。

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パステルカラーのトレーナーやパンツです。

そして4月26日〜28日の3日間に亘って開催された,ファレル・ウィリアムスのミュージック・フェス=“Something In The Water”では,ファッション誌にも登場しまくりのあのファレル・ウィリアムスがカニエの“Sunday Service”のトレーナーを着ておりました。

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(4月27日(土)に開催された“Something In The Water”ミュージックフェスのステージで。左はジェイZ,右はカニエのトレーナーを着るファレル・ウィリアムス。)

平成最後のアメリカ最大のミュージック・フェスはコーチェラでしたが,もうひとつファレル・マニアにとっては,“Something In The Water”フェスも欠かせないものとなりましたので,次回はこの”Something In The Water”を取り上げます。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ,生放送決定! 2019年コーチェラ・ライヴ・コンサート Kanye @ Coachella LIVE!

米ビルボード誌のウェブニュースで,カニエ・ウェストが4月21日(日=イースターサンデーの日)にアメリカ最大の音楽祭=コーチェラ(Coachella Fest)で行う「Easter Sunday Service LIVE」をYouTubeチャンネルで生放送(Live Streaming)することを決定したと報道しました。

詳細は以下のとおりです。

<Kanye West @ 2019 Coachella LIVE>
日時:4月21日(日)午前9時(米国西海岸(カリフォルニア)時間)
場所:カリフォルニア州インディオ市コーチェラ音楽祭会場(カニエのコンサートのみ山奥で開催)
生放送:YouTubeのコーチェラ・ライヴ・チャンネル
URL:https://www.youtube.com/user/coachella

見逃さないように,カレンダーにメモるべし!

本サイトでは,今までカニエ・ウェストが開催してきたソウルフルなジャムセッション=「Sunday Service」を毎週掲載してきました。以下をご参照願います。

Kanye West’s “Sunday Service”:第1週〜第10週
Kanye West’s “Sunday Service”:第11週
Kanye West’s “Sunday Service”:第12週
Kanye West’s “Sunday Service”:第13週

以下の映像は,4月14日(日)に行われた「Sunday Service」の映像です。コーチェラ・ライヴ本番まで1週間を切りました!

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェストの“Sunday Service”(さらなる,つづき:Week 12)

さて2019年,今年に入ってからずっと,カニエ・ウェストは“Sunday Service(日曜のミサ)”と名付けられたジャムセッションを欠かさず開催しております。先日は,その10週間分をまとめて掲載いたしました。

そして先週は,11週目をこちらに掲載しました

さらなるカニエ・ウェストの快進撃はつづきます。

本日は,“Sunday Service”の12週目(Week 12)を以下のとおり掲載いたします。

まずは,黒人が奴隷として雇われていた時代を彷彿とさせるこのセッション。
見ていただきたいのは,タイムライン00:38からの映像です。
00分38秒からの映像は,手拍子(clapping)と肉声(vocals)だけで音楽を作り上げるというゴスペル型の手法で,これはまさに映画『12 Years a Slave(邦題:それでは夜は明ける)』という奴隷として売られた黒人の奴隷体験記にも描かれていた映像を喚起させるセッションですね。

カニエ・ウェストは黒人としての原点に回帰し,このゴスペル型ジャムセッションを毎週日曜日に我々に見せてくれています。

我々がカニエ・ウェストの映像から学べることは,単なる黒人の歴史そのものというよりも,黒人の歴史をへて生まれてきた音楽,つまり,それこそがソウル・ミュージックなのであると思います。

ゴスペル型のジャムセッションや,軽率に使われがちな「ソウル・ミュージック」という用語ですが,本物(に近いもの)はカニエ・ウェストがこうしてタダ(無料)でYouTubeで見せてくれています。

それでは,カニエ・ウェスト,日曜のミサ,12週目ジャムセッションです。

Kanye West “Sunday Service” (Week 12, held on March 24th, 2019)

(Part 1)

(Part 2)

(文責:Jun Nishihara)