コロナ禍「以前」のNYラップ。

コロナ禍「以前」のNYラップを載せておきます。コロナ禍前はこういう感じだったというフィーリングを憶えておくために。

まずはNYベテラン・ラッパー。ファボラス(Fabolous)の2019年11月リリースのミュージックビデオから。

続きまして,ハーレム・ラップの極み,ディップセット(ディッップセッ!!)の凄さを世に知らしめたゴテゴテのNYラップ,キャムロン(Cam’ron)。

上記キャムロン(aka キラ・キャム)の「Losing Weight 3」には勿論のこと,バージョン1とバージョン2がございまして,バージョン1に至っては2000年9月リリース。ちょうど20年前の今月ですね。ちゃんとその伝統を引き継いでいる。興味ある方はネットを探してみてください。ビートのサンプリングはTeddy Pendergrassの「Don’t Leave Me Out Along the Road」です。以下掲載しておきます。

ファボラス及びジェイダキスのタッグはNY以外の何物でもない。その贅沢なソウルフル・コラボレーションを以下でどうぞ。FabolousとJadakissがこう言ってます。「ほら,おまえも椅子持ってこい(Then, pull up a chair)」ってね。そこで一緒にsoul foodを頰張ろうじゃないか,と。

次は,クイーンズブリッジのプロジェクト・ビルディングで1973年9月に産声を挙げ,1994年,HIP-HOP史で最も重要なアルバム『Illmatic』を世に送り出したラッパー,NAS(ナズ)の登場。これもコロナ前。コロナになろうとならまいと,コロナ前から,生きることに伴う「生の苦闘」がNASの生声には漂っていた。

次はブルックリンのMARCY PROJECTS野郎,JAY-Z。又の名をホヴァ。ここでは多くを語らない。

コロナ禍以前にも関わらず,NYラップはどうしてここまでも哀しみを帯びた音楽であろうのだろう。全然パーリーピーポー感が感じられない。哀愁漂う楽曲の多さ。