カニエ・ウェストの“Sunday Service” (9月22日分:ワイオミングにて)

当サイトでは,カニエ・ウェストが今年初旬から日曜のミサならぬソウル・ミュージックのミニコンサートを毎週日曜日に休まず開催し始めてから,そのつどアップデートして参りました。

本日は9月22日(日)にワイオミングで撮影された,カニエ・ウェストのSunday Serviceの模様を掲載いたします。カニエの前出アルバム『Ye』のレコーディングもワイオミング州のスタジオでレコーディングされ,そしてアルバムジャケに映された山もワイオミング州に連なる山脈,グランド・ティトン山脈を撮影したものでした。

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(カニエ・ウェストが自身のiPhoneで撮ったグランド・ティトン山脈の一部を自身のアルバム『Ye』のジャケにしました。グランド・ティトンに雪が積もると,上記のようになります。)

さて,カニエ・ウェストはワイオミングといろいろな意味で縁があるのですが,このたび今週の“Sunday Service”をそのワイオミングで撮影することになりました。

(文責:Jun Nishihara)

ヒップホップ音楽とイスラム教の関係 (アルバム『Ye』のリリースから今年6月1日で1年を経たいま振り返る(その③))

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(上記写真の中心奥で,ネーション・オヴ・イスラームの現・指導者であるルイス・ファラカーンと肩を並べて映るカニエ・ウェスト)

前々回,そして前回は,カニエ・ウェスト周辺のイスラム教徒たち,そしてヒップホップ界のイスラム教徒たちはイスラム教のどういったところに魅了され改宗していったのか,ということをさぐっていきました。

本日はその最終日,ネーション・オヴ・イスラームの起源,そしてルイス・ファラカーンという人物についてお送りして,幕を閉じたいと思います。

<ネーション・オヴ・イスラーム(Nation of Islam(略してNOI))とは>
ネイション・オヴ・イスラムという表記もします。これはいわば「黒人イスラム団体」です。1930年7月4日(アメリカでは独立記念日の日)にアフガニスタン出身とされるウォレス・D・ファード・ムハンマドという人物によって創始されました。黒人イスラム団体ではありますが,幾分か政治的な含みも持っておりました。NOIを批判する人たちは,この団体を「黒人至上主義団体だ」みたいに主張しますが,NOI側は,これをまっさきに否定し「我々は黒人“至上”団体なんかでは全くない。黒人と白人の平等を目指す団体だ」と明確に主張しております。もともとは「黒人の社会的自立を目指す運動」として始まりました。これまで400年間,黒人は奴隷として扱われてきた歴史を立て直そうという使命のもと,立ち上がりました。それがこの団体の起源でした。

本年3月31日にこの世を去ったヒップホップ界の英雄=ニプシー・ハッスル(Nipsey Hussle)もイスラム教徒でした。ネーション・オヴ・イスラーム団体は,ニプシーの追悼に以下の文章を捧げております。

「ネーション・オヴ・イスラーム(ニプシー・ハッスルを追悼)」

<ルイス・ファラカーン(Louis Farrakhan)とは何者か>
上記追悼ステートメントでも署名をしている「ルイス・ファラカーン」とは,ネーション・オヴ・イスラーム団体の現・議長です。1933年5月11日ニューヨーク市の生まれ。1955年にマルコムXに誘われて,ネーション・オヴ・イスラームに加盟します。1978年に黒人のイスラーム運動を再生すると主張し,イリノイ州シカゴ市にネーション・オヴ・イスラーム本拠地を再建し,強硬派をまとめて指導者となりました。1995年10月ワシントンで「黒人100万人大行進(ワシントン大行進)」を指揮し,1996年年米TIME誌で「米国の最も影響力のある25人」の一人に選ばれました。同年カダフィ大佐が主宰するカダフィ人権賞が贈られ,雄弁な演説家で、黒人の自立を唱える一方、米国は人種別に離婚すべきだと語る黒人分離主義者で,過激な主張も展開しています。

最後にネーション・オヴ・イスラーム現・指導者であるルイス・ファラカーンに言及しているカニエ・ウェストの楽曲「All Day」をお届けして,幕を閉じることといたします。

カニエ・ウェストはキリスト教徒ですが,ルイス・ファラカーンとは共感する部分も多かったといいます。特に「黒人であることに対する思想」については共鳴するところが多いようです。

同曲でカニエはこうラップします。

Just talked to Farrakhan, that’s sensei, nigga
Told him I’ve been on ten since the 10th grade, nigga

さっきファラカーンと電話で話した,あれは俺の師匠(センセー)だぜ
「高1の頃からずっとあんた(=ファラカーン)の言ってること信じてきたぜ」って,そう伝えたぜ

カニエ・ウェストのアルバム『Ye』のリリースから1年を経たいま,同アルバムを振り返るいい機会に,曲の冒頭でスピットする「I called up the Muslims」がとてもインパクトのある歌詞として取り上げ,
黒人文化がイスラム教に影響を受けてきた歴史や,ヒップホップ音楽とイスラム教との関係,そしてマルコムXを経由してのネーション・オヴ・イスラームについてほんの少しだけでしたが,取り上げました。

音楽がインスタントに消費され,作られては消え去っていくサイクルが短い昨今,アルバム『Ye』はスルメイカのようにじっくり噛んで,聴き込まれるべき音楽といえるでしょう。上記「I called up the Muslims」というほんの1行の歌詞だけで,いろいろ遊ぶことができます。そう言った意味合いでも,まさに長生きするアルバムでしょう。

最後に同アルバム『Ye』の全曲歌詞・対訳を以下のとおり掲載しておきます。
今日も当サイトにお越しいただき,ありがとうございます。

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楽曲①「I Thought About Killing You」
楽曲②「Yikes」
楽曲③「All Mine」
楽曲④「Wouldn’t Leave」
楽曲⑤「No Mistakes」
楽曲⑥「Ghost Town」
楽曲⑦「Violent Crimes」

(文責及び対訳:Jun Nishihara)

ヒップホップ音楽とイスラム教の関係 (アルバム『Ye』のリリースから今年6月1日で1年を経たいま振り返る(その①))

本年6月1日で,カニエ・ウェストのアルバム『Ye』リリースから1年が経ちました。昨年のちょうど今頃,暑い夏が始まろうとしていた頃でした,同アルバムを当サイトで翻訳・対訳を掲載させていただき,いろいろな方々に読んで頂きました。当サイトにお越しいただき,読んでいただき,ありがとうございました。そして今日もここに来ていただき,ありがとうございます。

リリースから1年後の今,アルバム『Ye』を振り返って,カニエがアルバム冒頭の楽曲「I Thought About Killing You」でラップしている歌詞の一部について,注目しておきたいと思います。

カニエはこういう歌詞で曲を始めております。

[Verse: Kanye West]
I called up my loved ones, I called up my cousins
I called up the Muslims, said I’m ’bout to go dumb
Get so bright, it’s no sun, get so loud, I hear none
Screamed so loud, got no lungs, hurt so bad, I go numb
Time to bring in the drums, that prrt-pu-pu-pum
Set the NewTone on ’em, set the nuke off on ’em
I need coke with no rum, I taste coke on her tongue
I don’t joke with no one, they’ll say he die so young
I done had a bad case of too many bad days
Got too many bad traits, used the floor for ashtrays
I don’t do shit halfway, I’ma clear the cache

(ヴァース:カニエ・ウェスト)
愛する人たちに,親戚兄弟に,ムスリムの仲間たちに
電話してこう伝えた,「ついに俺,暴れちゃいそう」
まぶしくなって,太陽は沈んだ,爆音で,音は消えた
悲鳴をあげた,声は出ない,傷ついた,感覚は麻痺した
叩いて響かせろ,太鼓の音を,ダ・ダ・ダ・ダン・ダン
オートチューンを効かせて,ピッチを爆発させろ
ラム無しのコーラ,彼女の舌にコカの味
ふざけてんじゃない,よく言われるよ,「早死にするよ」って
ツイてない日が連続で起こったケースが俺
悪い癖がありすぎて,床を灰皿代わりにしたりして
中途半端なことはしたくない,すべて真っさらにしてやりたい
(対訳:Jun Nishihara)

曲の冒頭でカニエは「I called up my loved ones / I called up my cousins / I called up the Muslims(俺は愛する人たち,親戚兄弟,そしてムスリムの仲間たちに電話してこう伝えた)」と言っております。

ムスリムとはイスラム教の教えを信仰する教徒の人々のことですが,カニエ・ウェストにとって,そしてヒップホップ,はたまた黒人の歴史にとって,イスラム教は切っても切れない一つの宗教といいますか思想でした。アメリカに住む黒人が信仰するイスラム教は一般的にブラック・イスラーム(Black Islam)と呼ばれているものですが,どういう宗派があって,ヒップホップ・アーティストでは誰がそのイスラム教徒で,どういう教えで,なぜ彼らはイスラム教徒に改宗したのか,というのを簡単にひもといていきたいと思います。

カニエ・ウェストの周辺では,カニエと同郷出身でむかしからともに活動してきたラッパーのモス・デフ(Mos Def)がカニエに一番近いムスリム(イスラム教徒)といえるでしょう。

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(上記写真はモス・デフです。)

モス・デフは2011年9月に自身の名前を法的に「Yasiin Bey(ヤシーン・ベイ)」に改名し,2016年1月19日,カニエ・ウェストのホームページでヒップホップ業界からの引退宣言をしました。モス・デフ改めヤシーン・ベイは,母親シェロン・スミスと父親アブドゥル・ラフマーンの子です。父親アブドゥル・ラフマーンはネーション・オヴ・イスラーム(Nation of Islam(略してNOI))の信者で,ワリス・ディーン・ムハンマドというスンニ派(イスラム教徒の宗派)に信徒として仕えました。モス・デフは20代の頃,ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)という偉大なるヒップホップ・グループのメンバーでありイスラム教徒であるアリ・シャヒード・ムハンマドやQティップ(Q-Tip)とよくつるんでいました。

また,カニエと同郷シカゴ出身ですが,カニエよりも若い世代のルーペ・フィアスコ(Lupe Fiasco)もムスリムです。

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(上記写真はルーペ・フィアスコです。)

ジェイZのレーベル=ロック・ネーション(Roc Nation)に所属しているヒップホップ・アーティスト=ジェイ・エレクトロニカ(Jay Electronica)も熱心なイスラム教徒です。彼の歌詞には,「神の平和を」を意味するムスリム同士の挨拶言葉「As-salāmu ʿalaykum(السَّلَامُ عَلَيْكُمْ)」がよく使われております。以下は,ジェイ・エレクトロニカの名曲「Exhibit C」ですが,以下YouTubeのタイムライン3:11~3:17の箇所で,アラビア語らしきイスラームの祈りの言葉が発せられております。

上記曲「Exhibit C」のプロデューサーはかの有名なジャスト・ブレイズです。ジェイZの名盤『The Blueprint』(2011年9月11日(9.11の日)にリリース)でカニエ・ウェストと双璧をなしたベテラン・プロデューサーです。ビヨンセのアルバム『レモネード(Lemonade)』に収録されているケンドリック・ラマーをfeat.した楽曲「Freedom」も,ジャスト・ブレイズがプロデューサーを務めております。

さて,話を戻しますと,このようにヒップホップ界にはイスラム教徒はめずらしくなく,他にも以下のとおり結構な数でイスラム教徒と呼ばれるヒップホップアーティストはいます。一部を挙げますと,T-ペイン,DJキャレド,バスタ・ライムス,SZA(最近ポップ界でも人気の女性歌手),スウィズ・ビーツ,MCレン,ケヴィン・ゲイツ,アイス・キューブ,フレンチ・モンタナ,フリーウェイ,ビッグ・ダディ・ケイン,ビーニー・シーゲル,エイコン,スカーフェイス,シェック・ウェス,ニプシー・ハッスルです。彼らの多くは,モス・デフの父親と同じく,ネーション・オヴ・イスラーム(NOI)を中心に信仰しているようですが,各アーティストによっては,どれくらい信仰しているかについての程度の差はあると思います。

ブラック・イスラームにおけるネーション・オヴ・イスラームという宗派は,どういった教えなのでしょうか。大きくわけて3つのことがいえるそうです。

1.伝統的イスラームの教えと同じくイスラム教の五行は基本的に信じているが(例えば「ラマダンの月には断食を行う」(夕刻のイフタールまでご飯を食べないし,水も飲まない。しかし最近は,パキスタンやアフガニスタン,イラクなど,酷暑の夏には水分を取らないのは危険なため,水だけは許されている国もあるそうです。)など)しかし,解釈の面で伝統的イスラームと相違している部分もある。

2.堕落した人生を送っている黒人を救うとする。(街角や監獄で,未来への希望も夢もなく時を過ごしている黒人たちや,麻薬,白人女性に対するレイプ,家庭崩壊などといったような(黒人として)誇るべき生き方でない道を歩んでいる者を救うとする。)

3.イライジャ・ムハンマドを使徒とする。(2019年時点の指導者はルイス・ファラカーンであるが,指導者は時代によって変われど,使徒(Messenger)であるイライジャ・ムハンマドは変わらない(注:NOIが解体しない限り。))ちなみに,預言者(Prophet)は伝統的イスラームもNOIも,ムハンマドであると信じる。

さて,こうしたネーション・オヴ・イスラームという黒人を対象とした特有のイスラム教のひとつの思想に,ブラック・ムスリムであるモス・デフやルーペ・フィアスコ,ジェイ・エレクトロニカは,どういうところに魅了されたのでしょか。

この続きは,後日,ひもといて参ります。

(文責:Jun Nishihara)

米VOGUE誌による「73の質問 with キム・カーダシアン」

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キム・カーダシアン(Kim Kardashian West)と旦那のカニエ・ウェスト(Kanye West)の豪邸を米VOGUE雑誌が訪れて,73の質問を投げかけるという企画。4月11日(木)にYouTubeに掲載されて,再生回数はすでに3000万回を超えたという脅威の数字。

カーダシアンとカニエ夫婦の自宅が見れるというこの企画,レアな映像です。先日ニューシーズン(シーズン16)がスタートした米リアリティTVショー『Keeping Up With The Kardashians』(邦題:カーダシアン家のお騒がせセレブライフ)の最新エピソードでもカニエ・ウェストが登場しておりました。しかし,ここまでキム&カニエの私的な生活を映した番組は初めてではないでしょうか。カーダシアン家のプレイベートライフはTVで放映されまくりですが,カニエが絡んでくるというのは,めずらしいと思います。いかがでしょう。

VOGUEからの質問にも出てきますが,キム&イェー(=カニエ)が住んでいるカリフォルニア州カラバサス市は,カニエの“Sunday Service”が開催されてきた場所でもあります。カニエのhome studioももちろんこの場所にあります。ちなみにカニエが手掛けるコレクション名は“YEEZY Calabasas(イージー・カラバサス)”ですので,ぜひご覧あれ。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェスト対訳「Lift Yourself」

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この曲は今年最大の「笑い」と「おふざけ」を贈り届けてくれた曲です。
まずは,パロディから。
米NBC全国ネット局で毎週土曜日の夜に放送されている「サタデー・ナイト・ライヴ」(Saturday Night Live)でパロディされた映像があります。こちらです。

しかしこういうイカレたような曲にこそ,カニエの「ほんとの考え」が込められています。
カニエは人々が「バカバカしい」と一蹴するようなモノにこそ,最大限の力をふりしぼって全力で取り組むような糞真面目野郎だからです。

この曲でカニエがサンプリングしているとおり「現代の世の中は,やっかいな問題が山積みである。しかしそんな時こそ,自由になれ,と。じぶんを解放しろ,と。バカになれ。アホをやれ。プープティスクープ/プープー/スクープティティウープ,と」。これこそ現代に必要なカタルシスです。名曲です。

[Chorus: Amnesty]

Hard to see, ooh

The hang ups we have today

Said we need to strive for more liberty

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on
Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Lift yourself up on your feet, let’s get it on

Hard to see, ooh

The hang ups we have today

Said we need to strive for more liberty

Lift yourself up on your feet

Lift yourself up on your feet

Lift

(サビ:アムネスティ)
ぼくらが抱える
やっかいな現代の悩み
ますます自由にならなきゃいけない
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
ささ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ

さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
ささ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
ささ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
ぼくらが抱える
やっかいな現代の悩み
ますます自由にならなきゃいけない
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
さあ立ち上がるんだ,乗ってくぜ
立ち上がるんだ

[Break: Dezz]

(ブレイク:デズ)

[Chorus: Amnesty]

Lift your- lift your-, lift yourself

Lift-lift your-, lift your-, lift your-, lift your-, lift-lift

(サビ:アムネスティ)
さあ,立ち上がれ,立ち上がれ
立ち,立ち,立ち,立ち上がれ,立ち,立ち

[Interlude: Kanye West & Amnesty]
Hard to see, ooh
The hang ups we have today-ay-ay
But they don’t really realize, though
Said we need to strive for more liberty
This next verse, this next verse though
Lift yourself up on your feet
These bars
Lift yourself up on your feet
Watch this, go

(インタールード:カニエ・ウェスト&アムネスティ)
ぼくらが抱える,オゥ
やっかいな現代の悩み
(みんな気づいてないんだ,マジで)
ますます自由にならなきゃいけない
(次のヴァース,次のヴァースはヤバい)
さあ立ち上がるんだ
(ビビるぜ)
さあ立ち上がるんだ
(見とけ,行くぜ)

[Verse: Kanye West]
Poopy-di scoop
Scoop-diddy-whoop
Whoop-di-scoop-di-poop
Poop-di-scoopty
Scoopty-whoop
Whoopity-scoop, whoop-poop
Poop-diddy, whoop-scoop
Poop, poop
Scoop-diddy-whoop
Whoop-diddy-scoop
Whoop-diddy-scoop, poop

(ヴァース:カニエ・ウェスト)
プーピディスクープ
スクープディディウープ
ウープディスクープディプープ
プープディスクープティ
スクープティウープ
ウープティスクープ,ウーププープ
プープディディ,ウープスクープ
プープ,プープ
スクープディディウープ
ウープディディスクープ
ウープディディスクープ,プープ

(文責:Jun Nishihara)

Guest Versesのコーナー:カニエ・ウェスト(ゴーストフェイス・キラーの「Back Like That (Remix)」より)

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このコーナーでは,カニエ・ウェストが人の曲にヴァース(歌詞)を提供している曲を紹介します。
本日ご紹介する楽曲は,Ghostface Killah feat. Ne-Yo & Kanye West で「Back Like That (Remix)」です。

[Verse: Kanye West]
I’m high powered, put Eva Mendes to sleep
Yo pardon, that bitch been on my mind all week
But back to you, MAC gloss chick, you’re way fit
How you have everything in this world and waste it
Prince told me it’ll be okay
I’m so sick like Ne-Yo say
I’m laid back, like neo-soul
I holla back at this Creole ho
She from the N.O., but she never told me “N-O” so
We at the spot to chill, where the food get grilled
She ordered the Kobe beef like Shaquille O’Neal
Second I walked in, the whole room got still
I don’t know how to put this, but I’m kind of a big deal
And she conceited, she got a reason
She got her hair did, she got her weave in
And I’mma sweat that out by the evening
You, I don’t sweat that now, I got a new

(ヴァース:カニエ・ウェスト)
精力アゲアゲ,俺とヤり過ぎで,エヴァ・メンデスもクタクタ
失礼しやした,今週ずっとカノジョが頭から離れない
でもキミのリップグロスがタマんない,ボディラインもピチピチだし
世のどんな男でもキミなら手にできるのに,この俺を放っておくのかい
プリンスに言われた,「気にすんな」って
ニーヨが言ってた,「心の病い(ソー・シック)さ」って
いい気分でくつろいで,雰囲気はネオ・ソウル
俺が声かけたい女の子の血は,クレオール
ニューオーリンズ出身,一度も断ったことがない
お決まりのスポットで,グリルで肉焼いて,一緒にチルして
神戸牛をオーダー,まるでシャキール,コービーじゃないぜ
俺のお出まし,部屋中のみんな一瞬フリーズ
言わせてくれるか,俺ってね,ちょっぴりセレブなの
カノジョはちょっぴり自惚れてる,でもあのボディじゃ無理もない
髪型キメて,ウェーヴ風にして
でも今晩はキミと汗だくで髪はクチャクチャ
キミにはもう冷や汗かかない,みっけ,新しい女の子

カニエ・ウェストの才能は,ビートプロデュースにとどまることなく,ちゃんとライム・スキルにも生かされています。

たとえば,冒頭の4行です。このラインでは,常日頃からヒップホップと接している人にはたまらないカラクリが隠されています。もともと,これはヒップホップ史に残る最高のリリシストの1人=レイクウォンがリリースしたヒップホップの歴史的名曲「Ice Cream」の歌詞からです。同曲でfeat.されているゴーストフェイス・キラーのヴァースをもじって,カニエ・ウェストがラップしています。これはカニエからゴーストフェイスに送る,最高のリスペクトです。

おおもとの歌詞はこうでした。

原曲のヴァースです。
I’m high-powered put Adina Howard to sleep
Yo pardon, that bitch been on my mind all week
Back to you Maybeline Queen let’s make a team
You can have anything in this world except C.R.E.A.M

精力アゲアゲ,俺とヤり過ぎで,アディーナ・ハワードもクタクタ
失礼しやした,今週ずっとカノジョが頭から離れない
でもキミはコスメの女王,俺と一緒にチームを組もうぜ
世のどんなものでもあげちゃうよ,C.R.E.A.M(Cash Rules Everything Around Me)以外はね

こちらが現代によみがえる,カニエ・ウェスト版です。
I’m high powered, put Eva Mendes to sleep
Yo pardon, that bitch been on my mind all week
But back to you, MAC gloss chick, you’re way fit
How you have everything in this world and waste it

精力アゲアゲ,俺とヤり過ぎで,エヴァ・メンデスもクタクタ
失礼しやした,今週ずっとカノジョが頭から離れない
でもキミのリップグロスがタマんない,ボディラインもピチピチだし
世のどんな男でもキミなら手にできるのに,この俺を放っておくのかい

こういう風に「元ネタの曲から一部の歌詞をもじる」というのは,実際ヒップホップを常日頃から聴き込んでいる人でないと,気づかないものです。現代の曲に,さりげなく(subtle)昔の曲をほのめかしている,というのは,常に明示的(clear cut)で,なんでも堂々と(in your face)はっきり見せるアメリカでは珍しいことです。カニエ・ウェストはシカゴ市の芸術大学を卒業していますが,和にも通ずる日本的なこの「さりげなさ(subtlety)」というのを曲中にちりばめている,というのは,アメリカの芸術もだんだんと変わってきたことを示しています。いままではアメリカでは白人が大多数(majority)を占めていましたが,現在はそれが逆転し始めている州も出てきております。これまで通例と思われてきた「白人のアメリカ」というイメージや,「明示的で,大きくて,わかりやすく,堂々としたものが一番良い」と当然のように思われてきたアメリカが変わりつつあります。そうした中で,カニエ・ウェストに共感するアメリカ人が増えてきたのも確かです。トランプ大統領がここまで不人気なのもうなずけます。もしもこれが1990年代であれば,トランプ大統領の支持率もここまでは低くはなかったはずです。また,カニエ・ウェストもここまで受け入られてなかったでしょう。

ますます多様・多彩化(diversify)する現代のアメリカで,多民族・多人種が「共感しあえる同じ土壌」(empathic common ground)を見つけるというのはとても大切なことであるはずです。その「共感しあえる同じ土壌」のひとつがカニエ・ウェストの音楽であっても良いと思うのです。

(文責:Jun Nishihara)

Guest Versesのコーナー: カニエ・ウェスト(スラム・ヴィレッジ「Selfish」)

このコーナーでは,カニエ・ウェストが人の曲にヴァース(歌詞)を提供している曲を紹介します。

今回紹介する曲は2004年6月にリリースされた,スラム・ヴィレッジ(Slum Village)の「Selfish」という曲です。先日亡くなった「ソウルの女王」ことアレサ・フランクリンの「Call Me」ネタをサンプリングに使った曲です。プロデュースはカニエ・ウェスト。

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カニエ・ウェストがプロデューサーとして,アレサ・フランクリンの曲を元ネタにしているヒップホップ曲は多いですね。これこそアレサ・フランクリンに捧げる,至極のリスペクトですね。

その曲から,カニエ・ウェストのヴァース(一節)を紹介します。

Uhh, and don’t be tryna come around my girl
Acting like Mr. Friendly
And steal the spotlight like Mr. Bentley
I spotted her like Spud McKenzie
And for them fake boobies I paid them Benjies, get your own
I got Paris, he got Nicky, he tried to get em a clone
He said, “Ye you know you got extra hoes
And everything you do is extra cold”
From the Polo fleece to the Jesus piece
I got family in high places like Jesus’ niece
Can I please, say my peace?
If y’all fresh to death, then I’m deceased
And this one here is a heatrocks, spit like a beat box
The way the beat rocks, new version of Pete Rock
But for that Benz, I get CL love
So I switch my girls around like 3L-dub, I’m calling

ねぇ,オレの女に軽がる声かけんじゃねえよ
勝手にフレンドリーに接しやがって
カノジョの注目,盗もうとしやがって
カノジョみっけたのオレだよ,仔犬(オレ)の手がらだよ
シリコン入りのオッパイ,オレのお金だよ,くれてやんねえよ
オレのパリス,おまえのニッキー,クローンにはダマされねえよ
「カニエ,女ならいくらでもあんだろう
あんたは何やっても,イカしてんなあ」だってよ
ポロのフリースから,ジーザスのチェーンまで
雲の上から家族が見守ってくれてんだ,ジーザスの姪っ子みたく
おねげえだから,お祈りさせて
おまえの「それ」でフレッシュなら,オレはゲロ吐いて死んじまう
アッツアツの溶岩なみにホットな曲,ビートボックスなみにスピット
爆音でぶっ飛びビート,よみがえるピート・ロックの現代版
でもベンツと来たら,オレの気に入りはCLクラス
日によってカノジョを入れ替え,まるで3LW,電話するよ

(文責:Jun Nishihara)

ちょこっと解説:カニエ・ウェストと大自然で過ごしたワイルドな3日間(ニューヨークタイムズ紙記事より)

本日(7月1日)付,ニューヨークタイムズ紙WEEKEND MUSIC欄に,大きく一面(いや,2頁にわたる2面!)を飾ったのはカニエ・ウェスト。1頁目には「Into the wild with Kanye(カニエと共に大自然へ)」と題して,2頁目には「Three Days in the wild with Kanye(カニエと大自然で過ごしたワイルドな3日間)」と題して,2頁をフルに使って掲載された。

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記事にはカニエが写っている写真が5つ,掲載されている。

ワイオミング州の山奥で開催された,アルバム『ye』のリスニングパーティーの模様。ウェスト夫人=キム・カーダシアンや娘のノースとともに写った写真。ライブ模様。トランプ大統領とのツーショット等だ。

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さて,この長文記事を2頁にわたって書いたのはJon Caramanicaというニューヨークタイムズ紙専属の音楽評論家ジャーナリストであるが,なかなかうまい具合に記事をまとめている。

記事の内容は,まず,今年4月中頃に始まったカニエがアップした一連のツイートに始まり,カニエのアルバム『ye』がリリースされるまでのドラマをイチから説明してくれている。「事の始まり」としてのカニエの入院の原因等,私生活も説明している。自殺を考えたいきさつや,人の目を気にし過ぎていた日々,自由を感じられず,束縛されていた日々など,カニエの精神状態について,なかなかうまくまとめている。

さて,写真にもあるワイオミング州ジャクソン・ホールの山奥で開かれたリスニング・パーティーである。

これだけのヒップホップアーティストが一度にワイオミング州の山奥に集合したのは,前代未聞ではなかろうか。カニエ,プッシャT,キッド・カディはもとより,コンセクエンス,スウィズ・ビーツ,070シェイク,2チェインズ(ペットの犬まで!),タイ・ダラー・サイン,DJグレッグ・ストリート,デザイナー,サイハイ・ザ・プリンス,エイサップ・ナスト,リル・ヤッティー・・・so on and so forth。

みんなでキャンプファイアーを囲んでのリスニング・パーティーになったという。(↓こんな感じ)

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(カラーではこんな感じ↓)

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本記事にはカニエとのインタヴュー内容も掲載されている。

トランプ大統領支持について,こう答えている。

質問:But if he says something like he doesn’t want to let Muslims into the country, do you like the way that sounds?
(もしトランプ大統領が「イスラム教徒はこれ以上,アメリカへ入国させない」なんていうことを言えば,それを支持しますか?)

カニエ:No, I don’t agree with all of his policies.
(いや,ヤツの政策全てを支持するワケじゃない。)

そして,「奴隷は選択だ」発言について,こう答えている。

質問:To clarify, do you believe that slavery in this country was a choice?
(確認ですが,この国にあった奴隷制度は,ほんとうに選択できたものだと思いますか?)

カニエ:Well, I never said that.
(いや,そういうことを言ったんじゃない。)
カニエ:I said the idea of sitting in something for 400 years sounds – sounds – like a choice to me, I never said it’s a choice. I never said slavery itself – like being shackles in chains – was a choice.
(言ったのは,400年の時を経ても,奴隷制度がまだ続いていたっていうのを考えた時,それは人々が「あえて」廃止しようとしなかったから,って思えたんだ。奴隷そのもの,例えば両足を鎖に繋がれたりしていたことが選択だ,とは一度も言っていない。)

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そして,この記事から学べる一番大事なことはこれなんじゃないかと思う。

カニエは言う。

We need to be able to be in situations where you can be irresponsible. That’s one of the great privileges of an artist. An artist should be irresponsible in a way – a 3-year-old.

(時に,自分が無責任になれる状況に身を置かなきゃいけない。それがアーティストとしての素晴らしき特権である。本来アーティストは無責任でなければいけない,ある意味,3歳児だと思って。)

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記事の最後に,記者はこう締めくくる。

“Getting comfortable with the dissonance, that’s the thing.”
(不調和音を安心して受け入れられるようになること,それがカニエを理解することの第一歩である。)

カニエはこう言う。

“My existence is selvage denim at this point, it’s a vintage Hermes bag. All the stains just make it better.”
(俺の存在は今やセルビッジ・デニムだよ。エルメスバッグのヴィンテージ品さ。シミと汚れがさらに良い味を醸し出す。 ー カニエ・ウェスト)

補足:ちょうど昨年の今頃(2017年6月30日)であったが,ジェイZが『4:44』をリリースした際,ボーナストラックとして後日,アルバムに収録された楽曲「MaNyfaCedGod」で,ジェイZはこうラップした。

Broken is better than new / That’s Kintsukuroi.

傷が入った品は,新品よりも価値がある/それを金繕いと言う。

金繕い(金継ぎ)とは,割れや欠け,ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し,金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法をいう。まさに「新品」とは異なった趣(おもむき)をその芸術作品に感じることができる。(つまり,新品の作品と,ヒビ割れを修復したあとの作品とを較べたとき,ヒビ割れ後の作品のほうが,深い味を感じられる,ということだ。)

これをカニエに繋げるとすれば,新品のカニエと,精神的な傷跡によってできた「割れ」や「ヒビ」などを経てきたカニエ(まさに今のカニエ)とでは,後者のほうが,深い味を鑑賞することができる,といった具合だ。

ジェイZが言う「kintsukuroi」を,カニエは「vintage Hermes bag」と表現した。この今となっては「疎遠のブラザー同士」は,ほんとうに似たようなことを考える“兄弟”である。

(文責:Jun Nishihara)

キッズ・シー・ゴーストのニューアルバム『KIDS SEE GHOSTS』より,楽曲③対訳「4th Dimension」。

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楽曲③「4th Dimension」

[Intro: Louis Prima]
“Down the chimney, he will come
With his great big smile
And you’ll find that even the kiddies
Are swingin’ in the latest style

[Chorus: Louis Prima]
Oh, oh, oh
What is Santa bringing?
Oh, oh, oh
I wonder whether he’ll be swingin’

(イントロ:ルイ・プリマ)
えんとつをおりて,やってくる
おっきなステキな笑顔で
すると子供(キッズ)までもが
流行りのスタイルで踊ってる

(サビ:ルイ・プリマ)
オゥ,オゥ,オゥ
サンタさん,何くれるかな
オゥ,オゥ,オゥ
サンタさん,スウィングして踊ってくれるかな

[Verse 1: Kanye West]
It feels so good, it should cost
Bought her alligator, I ain’t talkin’ Lacoste
Made me say, “Ugh, uh”
Like a mix of Master P and Rick Ross (uh, uh)
She seem to make me always feel like a boss (uh, uh)
She said I’m in the wrong hole, I said I’m lost (uh, uh)
She said I’m goin’ too fast, I’m exhausted
Now drop to your knees for the offerin’
This the theme song, oh somethin’ wrong
Might need an intervention for this new dimension
That’s too new to mention, or fit in a sentence
If I get locked up, I won’t finish the sent—

(ヴァース:カニエ・ウェスト)
気持ちいいものには,お金払いたい
ワニ皮の靴を買ってあげた,っつってもラコステじゃないぜ
つい「ンガー,アーッ」って言っちゃう
マスターPとリック・ロスが合わさった発声
彼女といると,いつも「ボス」のように感じちゃう
彼女「そこの穴じゃないわ」って,俺は「迷子になっちゃった」って
彼女「早くイキすぎよ」って,俺はもうくたくただよ
さあひざまずいて,俺の供え物をしゃぶってくれ
これが俺のテーマソング,文句あっか
次元が新しすぎて,おせっかいが必要だ
斬新すぎてここじゃ言えない,文章にも入れ込めない
ムショにぶち込まれれば,最後までおつとめやりき・・・

[Chorus: Louis Prima]
“Oh, oh, oh
What is Santa bringin’?
Oh, oh, oh
I wonder whether he’ll be swingin’

(サビ:ルイ・プリマ)
オゥ,オゥ,オゥ
サンタさん,何くれるかな
オゥ,オゥ,オゥ
サンタさん,スウィングして踊ってくれるかな

[Interlude]
(Laughter)

(インタールード)
(狂笑)

[Verse 2: Kid Cudi]
Gettin’ loose while I’m on the deuce, see me roll out
Watch you surf, hit the coast, and this feelin’, I got
Plenty of adventures for the evenin’, we go journey, we off
From the light to guide us home, we in the moment, oh-oh
Such a lost boy, caught up in the darkest I had
What’s the cost, boy? Losin’ everything that I had
She been on me, boy, unless you got somethin’ to tell
Sittin’, waitin’ for me slippin’, yeah, I’ll see you in hell
Tell the cougar get up off me, no, my soul ain’t for sale
All the evils in the world, they keepin’ on me for real
I really hope the Lord won’t hurt me, we all live in sin
Kids see ghosts off the ropes, Ric Flair on your bitch
Now this the theme song, this the theme song
The put the beams on, get your, get your dream on
But you don’t hear me though, drama: we let it go
Watch the guitars roll and let your friends know

(ヴァース2:キッド・カディ)
コニャック飲んで,くつろいで,おふざけやってる
君のサーフィン観て,波に乗って,最高のフィーリング
今夜の豊富なアドベンチャー,俺たち旅に飛び出すぜ
家の方角を教えてくれる光,この瞬間に生きる
迷子の男の子,心に秘めた暗闇に閉ざされて
「坊や,何を犠牲にしてきた?」 「俺は全てを失った」
ずっと追われてきた,俺に語ってくれないか
座ったまま,滑るのを待ったまま,地獄で会おうぜ
女に言ってくれ,俺の手を放せ,俺のソウルは売り物じゃねえと
世界中の悪が,俺をマジで狙ってる
祈ってる,神に傷つけられないよう,俺らは全員,罪に生きる
解き放たれたキッズ・シー・ゴースツ,リック・フレアのおでましさ
これが俺のテーマソング,これ,テーマソング
光線放ち,ゲットしな,夢をゲットしな
聞こえてっか,ドラマティックな生き様,もうやめさ
ギターを弾いて,じっくり見とけ,で,友達に教えてあげな

[Chorus: Louis Prima]
“Oh, oh, oh
What is Santa bringin’?
Oh, oh, oh
I wonder whether he’ll be swingin’

(サビ:ルイ・プリマ)
オゥ,オゥ,オゥ
サンタさん,何くれるかな
オゥ,オゥ,オゥ
サンタさん,スウィングして踊ってくれるかな

[Outro: Shirley Anne Lee]
“Just do that and then let the music do somethin’, then do that again, that’d be enough for a record
I mean, you only want two and a half minutes if you can get it, you know, three minutes max—”

(アウトロ:シャーリー・アン・リー)
「それをやって,音楽に身を任せて,またそれやって,1曲はもうそれで十分
1曲は2分半で十分だから,マックスでも3分ってとこだ」

(文責:Jun Nishihara)