カニエ・ウェストのビート・プロダクション・クレジット楽曲(その③)

前回このコーナー、「その1」と「その2」を掲載いたしました。
本日は「その3」として、引き続きカニエ・ウェスト(Kanye West)のプロダクション・クレジット楽曲を5曲紹介いたします。

1. Cam’ron – “Down And Out”
まず1曲目は、ジャスト・ブレイズ(Just Blaze)ではなくカニエ・ウェスト(Kanye West)がビート・プロダクションを手掛けたハーレム出身キャムロン(Cam’ron)の名曲です。ジャスト・ブレイズ作といっても遜色無い作品です。この楽曲がリリースされたのは2004年、そしてレコーディングも同年です。カニエが公式デビューを果たしたのも2004年ですので、まさにカニエのデビュー当時の作品であるにもかかわらず、このデキ。

2. Ludacris – “Stand Up”
2曲目は、リュダクリス(Ludacris)の2003年リリースの楽曲「Stand Up」です。これは当時のNYのクラブ中でそれこそヘヴィロテでかかっており、この曲が出た瞬間、全員がバカ踊りするほどガチ盛り上がりとなったリュダのシングル曲です。ビート・プロダクションは当時、その頃はまだ、水面下で「インテリ」「オタク」のヒップホップ野郎というイメージでやっていたカニエ・ウェストの作品です。

3. Brandy – “Talk About Our Love”
懐かしいですね。ブランディ(Brandy)の2004年の楽曲です。当時、ブランディは別のヒップホップ・プロデューサーであり、その世界ではすでに重鎮として知られていたティンバランド(Timbaland)と組むことが多かったのですが、レーベルの提案でカニエ・ウェストの作品に乗っかったっちゅう訳で、この作品が生まれたということです。

ちなみに、この曲のミュージックビデオのセット(撮影場所)で初めて、カニエ・ウェストはキム・カーダシアン(Kim Kardashian)に出逢ったというわけです。

その運命となったミュージックビデオがこちら。

4. The Game改めGame – “Wouldn’t Get Far”
当時この曲が出たときは、異色のコラボレーションだと思いました。西海岸(ウェッサイ)ばりばりのゲーム(Game)とシカゴ出身で、芸術大学卒業のアート系(artsy)のカニエがタッグを組んだんですからね。

5. JAY-Z & T.I. feat. M.I.A., Kanye West & Lil Wayne – “Swagga Like Us”
この5曲の中ではダントツの名曲の極みです。
フィーチャリングアーティストが豪華すぎる。
2009年グラミー賞でのパフォーマンスにしても、グラミー賞ヒップホップ部門の歴史上、重要な一場面を飾りました。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェスト、アストロワールドの犠牲者へ捧げる、Sunday Service Choir。

11月7日(日)、カニエ・ウェスト(Kanye West)率いるサンデー・サービス・クワイア(Sunday Service Choir)です。トラヴィス・スコット(Travis Scott)のコンサート(「Astroworld」)で亡くなった犠牲者に捧げました。

ちなみに、楽曲「24」のミュージックビデオもこちらに掲載しておきます。

そして、こちらが楽曲「Come to Life」のミュージックビデオです。

いずれもリスニング・セッションの映像を起用しています。

(文責:Jun Nishihara)

カニエ・ウェスト改めイェイ(Ye)、N.O.R.E.の「DRINK CHAMPS」登場!

先週のハイライトは、誰が何を言おうと、カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェイ(Ye)のREVOLTテレビ番組「DRINK CHAMPS」への登場でしょう。

あまりにも話題沸騰したので、2回に亘り登場しました。

まずは、1回目(放映日:11月4日(木))から掲載いたします。

そして、2回目(放映日:11月11日(木))です。

それぞれ全てを観るにはけっして短くないですので、ポテチ&ビールでも用意して、堪能してください。

(文責:Jun Nishihara)