今週はコーデー(Cordae)のオンパレード(on parade)やで。
新盤アルバム『From A Bird’s Eye View』より,エミネムをfeat.した収録楽曲「Parables (Remix)」やで。
(文責:Jun Nishihara)
デビュー当時にはハードコアのラップをやっていましたが,ここへ来てここまでジャジーな音楽を作るようになるとは,誰が想像したでしょうか。しかしコーデーにとって,以前から全く変わっていないのは,ラップスタイル。むしろ上達しているというか,時間が経てば経つほど味が良くなるワインのように,深みを増しているように感じます。今般(2022年1月14日)リリースしたアルバム『From A Bird’s Eye View』をひっさげて,Tiny Deskにやって参りました。
後半,「Sinister」のように伝統的なフローをかまして,その次に地元ゲットーにおけるギャング抗争で亡くなった仲間に捧げる生まれ故郷のフッド「Momma’s Hood」,そしてデスチャの「Say my name」ラインを起用する楽曲「Chronicles」,ちょっとここらへんで哀愁が感じられる程まで成長を感じられます。涙をそそります。
完成度は非常に高いです。
(文責:Jun Nishihara)
2021年はコーデー(Cordae)にとって,多作(prolific)な年でした。
彼が2021年にリリースした作品の数々を掲載しておきます。
1. Cordae x Lil Wayne – “Sinister”
2. Cordae x Nas x Freddie Gibbs – “Life Is Like A Dice Game”
3. Cordae – “Super”
4. Cordae – “Taxes”(Netflixシリーズ“We The People”より)
5. Cordae x Common – “What’s Life”
6. Eminem feat. Jack Harlow & Cordae – “Killer (Remix)”
これら全て,シングル曲として,コーデー(Cordae)は2021年内にリリースしたわけです。さらに,加えて,『Just Until…』というEP盤もリリースしました。まさに大坂なおみ(Naomi Osaka)のボーイフレンドとして,アスリートのメンタリティを兼ね備えるアーティストであるといえるでしょう。
(文責:Jun Nishihara)
当サイトを2018年6月にオープンしてから、毎週欠かさずアップデートして参りました。このサイトの説明欄に「ほぼ毎週水曜日と土曜日」と「ほぼ」と書かれておりますが、「ほぼ」と言いつつ、この3年と少しの間、1週も休まずアップしてきました。
その私ですが、先日、9月21日に初めて赤ん坊が産まれました。
それをきっかけに、初めて、このサイトのアップについてもお休みをいただきました。
私たちにとっては初めての子どもですので、色々わからないことが多く、そちらに氣と時間と余裕を取られていたため(ありがたいこと(Blessing)であります)、こちらのサイトをお休みさせてもらっておりました。
このお休みしていた間(最後にアップした9月25日から10月12日の間)にも素晴らしいヒップホップ(HIP-HOP)及びR&Bが産声をあげました。
まずは、大坂なおみ選手のカレシであるCordae(コーデー)より。
Cordae – “Super”
コーデーの凄いところは、最近のマンブル・ラップに全く、汚染されていないこと。
若手でありながら、若手の腐ったラップに染まっていないところ。
ちゃんとヒップホップの伝統を引き継いでいる、さすが大坂なおみ選手が認めるラッパーです。
2曲目は、ヒップホップ界既に神の領域に位置するMC=NASを率いる楽曲。
Nas feat. Cordae & Freddie Gibbs – “Life Is Like A Dice Game”
このジャジーなビートにコーデーの声も合ってますね。なんというマルチタレント!!
まぁ、このビートに乗っかるフレディー・ギブスのギャングスタ・ヴォイスもたまらんわ。
3曲目は、フリースタイルです。ロサンゼルスで流れているL.A. Leakersのラジオ局でフリースタイルをカマシたJ. Cole(J.コール)です。
まぁ、爆音にして聴いてください。
このサイトで、J. Coleはあまり取り上げてきませんでしたが(意図的に)、本日は珍しく、掲載しておきます。
4曲目、続けてJ. Coleです。
J. Cole – “Heaven’s EP”
5曲目、出ました。10月1日にリリースされたMeek Mill(ミーク・ミル)のニューアルバム『Expensive Pain』。冒頭の楽曲「Intro」。“イントロ”からぶっ飛ばす野郎として、この男しかない、イントロ野郎。これまで「イントロ」だけでどんだけ名曲を残しているのかという。今回のニューアルバムでも「イントロ」がシングルカットとして世に出ました。
因みに、ヒップホップにどっぷり浸かっとるあなたに説明する必要すらないですが、上記「イントロ」のおおもとの元ネタは、1999年にリリースされたNasの「Hate Me Now」です。(「そんなことくらい、わかっとるわ」と言われそうですが、念のため。)
取り敢えず、連休明けの本日は、ここまでにしておきます。
(文責:Jun Nishihara)
大坂なおみ選手の彼氏でも知られるYBNコーデー(Cordae)の新曲を以下のとおり掲載しておきます。今をときめくロディ・リッチ(Roddy Ricch)を迎えてのコーデー新曲です。曲名は「Gifted」,日本語では「天賦の才を授けられた」と訳されますが,giftedのニュアンスとして授けられているものは必ずしも「才能」とは限らず,日本で言う「縁」という場合もありますし「恩恵」という場合もあります。そういった「恵み」を見えないものから授けられたという語義がこの言葉に含まれているようです。
YBN Cordae feat. Roddy Ricch – “Gifted”
(キュレーティング:Jun Nishihara)