ヒップホップの黄金時代とは,まさにこの曲のことです。黄金時代を築き上げたウータン・クランのメンバーであるゴーストフェイス・キラーが当時デビューしたての若手R&BシンガーのNe-Yoと組んでリリースした曲です。
2006年2月28日にリリースされたこの曲=「Back Like That」の美しきピアノメロディを聴いてみてください。ゴーストフェイスの迫真のラップと対照的(コントラスト)で,素晴らしい相乗効果を生み出しています。
Ghostface Killah feat. Ne-Yo – “Back Like That”
そしてこの曲の元ネタとなっているのは,1976年にリリースされた,ウィリー・ハッチ(Willie Hutch)の「Come Back Home」という曲です。聴き比べてみてください。
Willie Hutch – “Come Back Home”
ゴーストフェイスの感情的な「泣きのラップ」と,ウィリー・ハッチの「泣きの歌声」が世代を超えて響き合っているように感じませんでしょうか。
次は,この同曲に「あの人」が加わったリミックス(REMIX)バージョンを紹介いたします。
(文責:Jun Nishihara)